飛行機はどのように飛ぶのか、なぜ飛行機は道が無い空を飛んでいながら時間通りに空港へ到着するのか疑問に思った人もいるのでは?今回は飛行機に乗りたくなる9つの雑学を紹介します。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)や公共施設のWEBページ等でご確認くださいませ。
1. 飛行機が飛ぶ理由
飛行機が飛ぶ理由は、主翼が風を切って進む際、「揚力」という上向きの力が働くことで、機体が持ち上がり飛びます。主翼の形状が上面と下面で違うので上面の空気が多少速く流れるため、主翼に沿って流れる空気の圧力に差が生まれることで揚力が発生し、飛行機が浮かびます。また、ジェットエンジンの中のファンブレードが回転することで、空気を吸い込み、空気を勢い強く後方に吐き出すことで前進し、飛行機が飛びます。
2. 飛行機が迷子にならない理由
飛行機が迷子にならないのは、空に「航空路(エアーウェイ)」と呼ばれる飛行機専用の道路があるためです。航空路の途中には、地上無線局があり、工事中だとその航空路は通行止めになることがあります。
現在では、飛行機にカーナビのような飛行ルートを入力すると、現在位置、予想到着時刻、燃費が良い速度などを表示してくれる「慣性航法装置」が飛行機に搭載されています。慣性航法装置が搭載されているため、飛行機が迷子にならずに済みます。
3. 機内食の温め方
飛行機内にはギャレーという調理室が飛行機の種類によって異なりますが、2~5ヶ所程度あります。ギャレーにはカートと呼ばれる台車付きの箱が設置されています。機内食は、出発前に専用トラックで機内のギャレーに積み込みます。カートにコネクターを差込み、ギャレーのスイッチを押すことでカート内の加熱板が加熱され、機内食を温めます。そのため、機内食は毎回温かく、食事を楽しめます。
4. 機長と副操縦士の食事は異なる
機長と副操縦士の機内食は別メニューです。機内食を別のタイミングで、異なる食事をとることで食中毒のリスクを減らします。1人が機内食で食中毒になったとしても、もう1人は食中毒の原因となる食事をしていないので、2人とも具合が悪くなるという状況を回避できます。
5. 飛行機の中の空気は常に新鮮
飛行機の中は閉鎖的ですが、空気は常に新鮮です。ジェットエンジンから空気を分け、換気を行います。コンプレッサーという機械で空気を濃くしてから燃料と前、エンジンで燃やします。濃くした空気の一部を客室に送ることで、空気が新鮮になります。
6.「飛行機」と「航空機」は厳密には違う
飛行機と航空機は、言葉の表現の違いのように感じますが、厳密には違います。航空機は、空を飛行する機器の総称で、ヘリコプターや飛行船なども含まれます。一方、飛行機は、旅客機のように動力装置をもち、翼が固定されていて、揚力を得て大気中を飛行する乗り物のことを指します。つまり、飛行機は航空機の一種です。
7.往路・復路で飛行時間が異なる
往路・復路で同じ路線、同じ機種に乗っているのに飛行時間が異なったことはありませんか。これは「偏西風」が影響しています。偏西風は、名前の通り西から吹く風です。西から東に飛行する便は追い風となるためスピードがあがり、東から西へ飛行する便は向かい風となるためスピードが低下します。飛行機は、ちょうど偏西風の吹いている高度10Km辺りを飛行しているため、飛行時間が往路・復路で異なります。
8.飛行機の窓はアクリル製
飛行機の窓に使用されている素材は、ガラスではなく、強固なアクリル素材で出来ています。アクリルの重さはガラスの半分ほどで、軽いというだけではなく、圧力に強く多少曲がっても割れることがありません。乗客の安全性を重視した結果でもあります。
9.中央座席が最も揺れが少ない
飛行機の揺れが苦手だという方や、乗り物酔いをしやすい方にとって、飛行機の揺れはストレスになるのではないでしょうか。飛行機の座席で最も揺れが少ないのは中央座席あたりです。これは、飛行機の重心が関係しています。飛行機は、機体中心部にある主翼でバランスをとっているため、この付近は揺れが少ないです。
さいごに
飛行機が飛ぶ理由、飛行機が安全にフライトするための工夫、機内食を温める仕組みなどおもしろい雑学がたくさんあります。今回紹介したことや、飛行機の不思議を意識すると、飛行機に乗る楽しみが増えるのではないでしょうか。
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