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2017年の日程は?伊勢神宮神嘗祭の楽しみ方・見どころ


日本有数のパワースポットとしてしられている伊勢神宮では、毎年10月に神嘗祭という祭儀が行われます。「神宮のお正月」とも称される、一年で最も重要なイベントです。伊勢神宮に訪れるなら一度は見ておきたい神嘗祭について、楽しみ方や見どころをご紹介します。

神嘗祭ってどんなお祭り?

神嘗祭は、毎年10月に伊勢神宮で開催されるお祭りです。神嘗祭は神様からの贈り物である稲穂が今年も無事に実ったことへの感謝を捧げるお祭りです。

米を主食とする日本人にとっては欠かせない稲穂の収穫を祝う祭事で、毎年1500もの神事が行われている伊勢神宮の中でも、ひじょうに重要なものとされています。

2017年は10月15日から10月17日にかけて開催されます。

2017年の神嘗祭の日程

神嘗祭は、外宮の豊受大神宮で行われる神事と、内宮の皇大神宮で行われる神事の2つに分かれて開催されます。伊勢神宮を参拝する際は外宮から内宮の順に参拝するのがしきたりですが、神嘗祭の儀式も、外宮から先に始まります。

参拝時間内に行われる神事は参道から見られますが、夜間に行われる神事は非公開です。そのため、観光客が見ることができるのは、豊受大神宮、皇大神宮ともに奉幣と呼ばれる神事のみです。午後10時と深夜2時の2度にわたって行われる非公開の由貴夕大御饌では、新穀のご飯やお餅をはじめ、新鮮な海の幸、山の幸と共にお神酒をお供えします。

2017年の豊受大神宮(外宮)の神事

由貴夕大御饌 10月15日 午後10時
由貴朝大御饌 10月16日 午前2時
奉幣 10月16日 正午
御神楽10月16日午後6時

2017年の皇大神宮(内宮)の神事

由貴夕大御饌 10月16日 午後10時
由貴朝大御饌 10月17日 午前2時
奉幣 10月17日 正午
御神楽10月17日午後6時

神嘗祭のみどころ「奉幣」

神嘗祭の中で一般人が唯一見ることができるのが「奉幣」です。そのため、奉幣の行列が歩く参道周辺は、時間前になると多くの人が集まります。奉幣の儀式は正宮で行われるため、参道を歩く幣帛の行列を見るなら、儀式が行われる正午前に参道に行っている必要があるので要注意です。

奉幣とは神様へのお供え物を捧げる儀式のことです。奉幣の儀式では天皇陛下が捧げられた「幣帛」を奉ります。儀式では、天皇陛下の「幣帛」を先頭にし、神宮祭主、大宮司、少宮司以下、伊勢神宮の神職が列をなして参道を進んでいきます。祭事というと賑やかで華やかなイメージがありますが、奉幣の儀式はひじょうに厳粛で、神秘的な緊張感に包まれています。白装束を身にまとった伊勢神宮の神職が粛々と歩いていく儀式の様子は、はるか昔から変わらない伝統の姿です。

神嘗祭に来たら伊勢の街も見逃せない!

伊勢神宮の門前町である伊勢の街でも、神嘗祭を祝う奉祝のお祭りが開催されます。「初穂曳」と「神嘗奉祝祭」と呼ばれるお祭りは、神嘗祭の時期だけに行われる、伊勢の街の風物詩です。

初穂曳は、神嘗祭をお祝いするためにその年に収穫された初穂を奉納する行事です。お木曳き車と呼ばれる車に初穂を乗せ、揃いの法被で街中を練り歩く姿は、独特の木遣りの歌と相まってひじょうににぎやかです。
神嘗奉祝祭は、神嘗祭を祝うと同時に、収穫の喜びと五穀豊穣を神に感謝するためのお祭りです。神嘗奉祝祭のみどころは、日本3大パレードをはじめとした全国の有名なお祭りが集結する点です。日本有数の神宮であるお伊勢さんの祭りを、全国の縁起物が一堂に揃って祝います。

伊勢神宮の境内で行われる行事はひじょうに厳粛ですが、伊勢の街で行われる初穂曳や神嘗奉祝祭は大変賑やかで、大きな盛り上がりを見せます。一年で一番おめでたい日とされている神嘗祭を、全国の踊り手や歌い手と共に、一緒にお祝いしましょう。

さいごに

「お伊勢さん」とも呼ばれ、古くから親しまれた伊勢神宮の、1年で最も大切な神事が神嘗祭です。伊勢の街で行われる神嘗奉祝祭と共に、この時期にしか 見ることのできない貴重な祭事を楽しむことができます。これから伊勢神宮の観光を考えている方は、ぜひこの貴重な神嘗祭にあわせてお伊勢参りをしてはいかがでしょうか。

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