飛行機内に持ち込めない危険物まとめ

初めて飛行機を利用する場合、どのようなものが「危険物」と判断され、機内に持ち込むことができないのか気になる人もいるのではないでしょうか。知らずに持ち込もうとすると、搭乗前に廃棄しなければならないこともあります。今回は、飛行機内に持ち込めない危険物についてまとめました。
※最新の情報については、公共交通機関（各航空会社やJR）や公共施設のWEBページ等でご確認くださいませ。

危険物ってなに？

飛行機で危険物にあたる荷物は、爆発の恐れがある荷物、燃えやすい荷物、有害物質などです。有害物質などは出張や旅行で持ち込むことはありませんが、燃えやすいものなどはお土産として知らずに購入してしまうこともあります。危険物は飛行機内に持ち込めないのはもちろん、預けることもできません。危険物がある場合、搭乗前に廃棄する必要があります。

飛行機内に持ち込めない危険物

飛行機内に持ち込めない危険物は次の通りです。

火薬類

火薬類は以下のものが含まれます。

・花火
・クラッカー
・弾薬

その他に、火薬や照明弾、発煙筒なども火薬類に分類されます。

高圧ガス

高圧ガスは以下のものが含まれます。

・ライター用補充ガス
・ダイビング用ボンベ
・キャンプ用ガス
・カセットコンロ用ガス

その他に、スプレー缶やガスライターなども高圧ガスに分類されます。

引火性液体

引火性液体は以下のものが含まれます。

・オイルライター
・ライター用燃料
・ペイント類

その他に、接着剤やアルコール、香水なども引火性液体に分類されます。ただ、アルコールや香水などは持ち込むことのできる制限量が決まっており、その範囲内であれば持ち込むこともできます。

可燃性物質

可燃性物質は以下のものが含まれます。

・マッチ
・炭

酸化性物質

酸化性物質は以下のものが含まれます。

・小型酸素発生器
・過酸化物/漂白剤

毒物類

毒物類は以下のものが含まれます。

・殺虫剤
・農薬

放射性物質

放射性物質は以下のものが含まれます。

・放射性物質を使用した電池で作動する医療機器

腐食性物質

腐食性物質は以下のものが含まれます。

・液体バッテリー
・水銀

その他に、塩酸も腐食性物質に分類されます。

凶器

凶器は以下のものが含まれます。

・鉄砲
・ナイフ
・ハサミ

その他に、カッターやゴルフクラブ、バットなども凶器に分類されます。

その他有害物質

有害物質は以下のもの等が含まれます。
・ドライアイス
・アスベスト

産業用のものが多いですが、花火やクラッカー、オイルライターやマッチなどは旅行で使用したものをうっかりカバンに入れてしまうこともあるので、注意しましょう。

その他注意が必要な荷物

危険物ではなくとも、機内に持ち込めない荷物もあります。注意が必要な荷物は次の通りです。

ヘアアイロン・ヘアカーラー

電池を取り外せないヘアアイロン・ヘアカーラーは、機内に持ち込むことも預けることもできません。コンセント式のタイプ、電池を取り外せるタイプで、電池を取り外した状態であれば機内に持ち込めます。

ヘアアイロンについては次の記事も参考にしてください
預ける？持ち込む？飛行機にヘアアイロンは持ち込める？

リチウムイオン電池などが内蔵された電子機器

スマートフォンなどを充電するモバイルバッテリーにはリチウム電池、リチウムイオン電池が内蔵されている場合があります。リチウム電池の場合、2g以上リチウムが含まれている場合、機内に持ち込むことも預けることもできません。リチウムイオン電池の場合、160Whを超えるものは持ち込めません。また、預けることもできません。

リチウムイオン電池などについては次の記事も参考にしてください
バッテリーを持ち込んでスマホを充電したい！飛行機に電池は持ち込める？