熱海市は新幹線、車のどちらでもアクセスのよい立地です。グルメ、歴史、自然、温泉と見所も多く、幅広い世代において観光を楽しめます。今回は、熱海の観光スポットをご紹介します。
熱海で有名な神社
来宮神社
JR来宮駅より徒歩約5分の場所に位置する自然に囲まれた神社です。来宮神社の御祭神は、営業繁盛、身体剛健の神様、大巳貴命、武勇と決断の神様、日本武尊、樹木と自然保護の神様、五十猛命です。国指定天然記念物であるご神木の「大楠」はパワースポットとしても知られています。大楠は17時より23時までライトアップされ、昼間とは異なる優美な景観を見られます。参拝の後は「報鼓」と「お休み処」でスイーツを食べながら休憩するのがおすすめです。
住所：熱海市西山町43－1
アクセス
JR来宮駅より徒歩5分
JR熱海駅より徒歩18分 「十国峠行」「西山循環」バスに乗車し、「来宮神社前」下車 20分
伊豆山神社
伊豆山神社はバス停下車よりすぐの場所に位置する神社です。アクセスのよい神社ですが、境内は階段も多く、本宮は海抜380メートルの山中にあるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。伊豆山神社は、強運守護、福徳和合、縁結びの神様です。御祭神は、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊、拷幡千千姫尊、瓊瓊杵尊です。
伊豆山神社にある「赤白二龍」は、赤龍、白龍がそれぞれに火、水をつかさどる温泉の守護神とされています。
また伊豆山神社は源頼朝と北条政子ゆかりの神社といわれており、境内には頼朝と政子の腰掛け石もみられます。
住所：熱海市伊豆山708－1
アクセス：JR熱海駅より「伊豆山神社行」、「七尾行」バスにて約7分
湯前神社
JR来宮駅の近くにある神社です。御祭神は少彦名神です。湯前神社にある石鳥居と石燈籠は市の文化財に指定されています。
境内には、温泉の手水のほか、源実朝が詠んだ「都より 巽にあたり 出湯あり 名はあずま路の 熱海といふ」が刻まれた歌碑もあります。
秋に行われる湯前神社例大祭は、徳川四代将軍家綱の頃より、熱海の温泉を江戸城へ送るようになったことを再現したお祭りです。
住所：熱海市上宿町4－12
アクセス：JR来宮駅、JR熱海駅より徒歩
駐車場：なし（周辺に駐車場あり）
熱海で定番の観光スポット
熱海城
熱海城は眺望、江戸時代体験、足湯まで観光ニーズ盛りだくさんのスポットです。桃山時代、慶長初期様式の高層建築で、昭和34年に築城されました。バスやロープウェイで行くことができ、6階の展望台からは、地上43mからの絶景が広がります。1階は武家文化資料館のほか、海を眺められるジェット足湯があります。2階は日本城郭資料館があり、3階は浮世絵や春画が展示されています。春画は18歳未満の方は観覧ができません。4階は江戸の判じ絵クイズ、5階は江戸体験コーナーになっています。衣装も着て、江戸時代の気分を味わったり、写真を撮ったりとさまざまな楽しみ方があります。
その他、おすすめ庭園にはレストランがあり、別館熱海トリックアート迷宮館も人気です。
住所：熱海市曽我山1993
アクセス
路線バス「伊東・網代方面」、「多賀車庫行」に乗車し、「錦ヶ浦」下車
「熱海港行」、「後楽園行」に乗車し、ロープウェイ乗り換え「頂上駅」下車
湯～遊～バス乗車約13分「熱海城前」下車
駐車場：あり
起雲閣
起雲閣は、岩崎別荘、住友別荘とともに熱海の三大別荘と称されるスポットです。別荘として建てられたのが1919年、1947年からは旅館として使用され山本有三や志賀直哉など日本を代表する文豪も宿泊したといわれています。現在は旅館としてではなく、一般の観光スポットとして開放されています。
一千坪の庭園に、和の美しさ、佇まいを今に伝える伝統的な建築形式の本館、日本、中国、欧州の織り合わせられた華やかでいながら落ち着きのある離れがあります。喫茶室で、庭園を眺めながら優雅なお茶をいただくのもおすすめです。
住所：熱海市昭和町4－2
アクセス：JR熱海駅より「相の原方面行き」バスに乗車し「起雲閣前」下車
湯～遊～バス乗車「起雲閣西口」下車
駐車場：あり
お宮の松
お宮の松は、海岸沿いにある、熱海のシンボルとして親しまれているスポットです。尾崎紅葉著の「金色夜叉」に登場する貴一とお宮の像が立っています。この像は、貴一がお宮を足蹴にして立ち去るシーンを再現しています。夜にはライトアップされ、昼とは趣の異なる景観を楽しめます。
住所：熱海市東海岸町
アクセス：湯～遊～バス乗車「お宮の松」下車
JR熱海駅より徒歩15分
「熱海港方面行」バスに乗車し、「お宮の松下車」
駐車場：市営東駐車場あり
美術館で芸術に親しむ
ＭＯＡ美術館
MOA美術館は、2017年にリニューアルオープンした美術館です。展示品はもちろん、その空間も美しいのが特徴です。展示ベースの設計は、現代美術作家、杉本博司氏と建築家、榊田倫之氏が主宰される「新素材研究所」が手がけました。ＭＯＡ美術館では、国宝、重要文化財を鑑賞することができ、展覧会も行われています。また、館内には、能楽堂、四季の美しさを堪能できる「茶の庭」、「光琳屋敷（復元）」など見所が数多くあります。
住所：熱海市桃山町26－2
アクセス：バスターミナル8番乗り場「ＭＯＡ美術館行き」に乗車し終点下車
駐車場：あり
熱海秘宝館
18才未満入館不可の熱海秘宝館は、大人のユーモア満載の観光スポットです。入館料は1,700円で、ロープウェイ往復のセット券は1,800円です。館内には、クスッと笑える楽しさも加味され大人のアトラクションなどのコーナーが数多くあります。売店で販売されている商品も熱海秘宝館の特色が前面に出されたものばかりです。
住所：熱海市和田浜南町8番15号
アクセス：JR熱海駅より「後楽園行き」バスに乗車し、終点下車すぐ
熱海にある自然を楽しめるスポット
熱海サンビーチ
熱海サンビーチは、子どもから大人まで夏の海遊びを楽しめる海水浴場です。夏には、シーソーやトランポリン、滑り台など約20の遊具を楽しめる「サンビーチウォーターパーク」が開設されます。
海開きのシーズン以外も浜辺への散歩や景色を眺めるのにおすすめのスポットです。夜は照明デザイナー、石井幹子氏により手がけられたライトアップも見られます。観光地巡りの途中での休憩や、近所の宿泊所からの散歩にも最適です。
住所：熱海市東海岸町
アクセス：JR熱海駅より「熱海港・紅葉ヶ丘方面行き」バスに乗車し、「サンビーチ」下車
湯～遊～バス利用「サンビーチ」下車
駐車場：あり
熱海梅園（紅葉）
熱海梅園は、日本一の早咲きの梅と遅咲きの紅葉を楽しめる公園です。1月中旬から3月上旬に梅まつり、11月中旬から12月にもみじまつりが行われます。梅まつり、もみじまつりの期間中は足湯が設置されます。
韓国庭園は大韓民国の伝統的様式と手法が取り入れられています。2000年に熱海市で日韓首脳会談が開催され、その翌日に森総理大臣と金大統領が梅園を散策された記念に造られました。
住所：熱海市梅園町8－11
アクセス：JR熱海駅より「相の原団地行き」バスに乗車し、「梅園」下車
JR熱海駅より伊東線に乗車しJR来宮駅下車、徒歩
駐車場：イベント階催時のみ
熱海港海釣り施設
海釣りを楽しめる施設です。秋はアジ、イワシ、ソウダガツオなど、冬はメジナやカサゴ、トウゴローイワシなどが釣れます。安全管理面でのライフジャケット着用のほか、通路のバリアフリー、車いすでの釣りやベビーカー入園もでき、トイレや水道施設もあります。
貸し竿や発泡クーラーと氷のセットの販売も行っており、釣り道具を持って行かなくても釣りができます。貸し竿は電話での事前予約もできます。
住所：熱海市和田浜南町1694－32
アクセス：JR熱海駅より「熱海後楽園行き」バスに乗車し、終点下車
駐車場：あり
アカオハーブ＆ローズガーデン
アカオハーブ&ローズガーデンは、20万坪の広大な敷地に花が咲き誇る庭園です。監修、植栽計画を手がけたのはランドケープデザイナー、白砂伸夫氏です。
園内は、曽我浅間神社やイングリッシュローズガーデン、バラの谷、ウエディングガーデンなど12のテーマからなるガーデンがあり、シャトルバスで巡ることができます。ハーブ工房での手作り体験もでき、さまざまな楽しみ方のある観光スポットです。
住所：熱海市上多賀1027－8
アクセス：無料送迎バスあり
JR熱海駅より「網代方面行き」に乗車し、「アカオハーブローズガーデン」下車
湯～遊～バスで「錦ヶ浦」下車
駐車場：あり
湯で癒される
熱海温泉
熱海市には、地元の方に大切にされている熱海温泉共同浴場があります。駅前温泉（田原浴場）は熱海駅から徒歩3分です。ほかに銀座町にある福島屋温泉浴場、清水町町内会館にある清水町浴場、和田町にある民間の共同浴場、山田湯があります。
泉質は多くがナトリウム‐カルシウム・塩化物泉、効能は神経痛、筋肉痛、リウマチです。営業時間、定休日は温泉によって異なります。また、駐車場がないので、車で訪れる際には有料駐車場の場所も確認しておくことをおすすめします。
住所：熱海市
アクセス：熱海駅、来宮駅より
駐車場：なし（有料駐車場を利用）
さいごに
熱海には、お茶をしたり、おいしいお食事のいただける場所も多く、お土産屋さんも充実しています。自分だけのゆったりした時間を過ごしたり、大切な人と訪れてみてはいかがでしょうか。
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