「鎌倉大仏」のあるお寺「高徳院」は、鎌倉観光に欠かせない名所の1つです。今回の記事では「鎌倉大仏」の歴史や特徴に加え、内部の施設や、高徳院周辺のお店までをご紹介します。
※2024年11月時点の情報です。
鎌倉大仏(高徳院)の歴史
高徳院は、浄土宗の仏教寺院です。高徳院の「鎌倉大仏」は、1252年に現在の金銅を素材とした大仏の造立が始まり、完成当時は大仏像全体に金箔が施されていました。元々は大仏殿の中に置かれていましたが、地震や津波など度重なる天災の影響で大仏殿は失われ、現在は屋外に安置されています。
鎌倉大仏(高徳院)の施設
鎌倉大仏
「鎌倉大仏」として知られる阿弥陀如来座像は、高さ13.35m(総高)、重さ121t(仏体)の巨大な仏像で、仏像としては鎌倉で唯一、国宝の指定を受けています。作者は明らかにされていませんが、「慶派」(運慶とその弟子達の一派)の作風と、中国宋代の仏師達からの影響を併せ持った鎌倉期らしい作りが特徴です。
仁王門
参道の入り口にある仁王門には、寄木造りの一対の仁王像(阿形像と吽形像)が安置されています。阿形像は250cm・196kg、吽形像は242㎝・187kgとどちらも巨大な仏像です。高徳院の仁王門と仁王像は1700年代初頭に他の場所から移築されたと伝えられています。
観月堂
観月堂は、1400年代中頃に、漢陽(現在のソウル)の朝鮮王宮内に建築された建物だといわれています。日本に渡った後、1924年に杉野喜精氏によって高徳院に寄贈されました。現在は非公開ですが、江戸時代後期の作品とされる観音菩薩立像が所蔵されています。
高徳院関連のおみやげ・食事のお店
高徳院境内にある「折笠商店」では、大仏様をかたどったお菓子や大仏グッズなどを販売しています。また、「山海堂」では鎌倉彫りのグッズや日本刀、手裏剣などのレプリカを手に入れることができます。
また、境内の近くにはホタテの炊き込み御飯をベースにした、ゆばめし、とりめしが有名な「味亭」や、鎌倉野菜のかき揚げや生シラス丼を楽しめる「長谷食堂」などの人気店が軒を連ねています。
各店舗の住所
・折笠商店:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
・山海堂商店:神奈川県鎌倉市長谷4-2-26
・鎌倉観光会館「味亭」:神奈川県鎌倉市長谷3-1-3
・長谷食堂:神奈川県鎌倉市長谷2-17-1
※営業時間・定休日はお店の公式サイトでご確認ください。
鎌倉大仏(高徳院)の拝観時間
高徳院の拝観時間は、時期によって異なります。また、現在大仏胎内拝観は休止中です。
・4月~9月:8:00~17:30
・10月~3月:8:00~17:00
・大仏胎内拝観:休止中
鎌倉大仏(高徳院)へのアクセス
高徳院の住所は「神奈川県鎌倉市長谷4-2-28」です。電車を利用する場合、「長谷駅」が最寄り駅となり、駅からは徒歩約7分です。バスを利用する場合、「大仏前」で下車すると目の前に到着することができます。
電車を利用する場合
「鎌倉駅」経由
JR横須賀線「鎌倉駅」→江ノ島電鉄「長谷駅」下車、徒歩約7分。
「藤沢駅」経由
JR東海道線または小田急線「藤沢駅」→江ノ島電鉄「長谷駅」下車、徒歩約7分。
バスを利用する場合
江ノ島電鉄バス「鎌倉駅東口バス乗り場1番」、もしくは「バス乗り場6番」京浜急行バス→「大仏前」下車、すぐ。
車を利用する場合
横浜横須賀道路を利用する場合
横浜横須賀道から「朝比奈IC」→県道204号線を鎌倉方面へ。
東海道(国道1号線)を利用する場合
国道1号線「藤沢市」方面→「藤沢」交差点を左折し、県道30号線・32号線を鎌倉方面へ。
圏央道を利用する場合
圏央道「藤沢IC」→藤沢バイパス→国道467号線経由で県道32号線を鎌倉方面へ。
※駐車場は障害者用1台分の用意があり、事前予約制で利用できます。それ以外の方は近隣の一般駐車場をご利用ください。
さいごに
鎌倉大仏のある高徳院は、鎌倉観光にかかせないスポットであり、鎌倉時代の面影を今に残す歴史的価値の高い場所です。神奈川県を訪れた際は、本記事を参考にして高徳院を訪れてみてはいかがでしょうか。
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