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関東随一のパワースポット 箱根神社の魅力をご紹介


箱根山を始めとした雄大な山々、その麓に広がる芦ノ湖に浮かぶ真っ赤な鳥居。湖畔に佇む「箱根神社」は、古来より山岳信仰の聖地として尊ばれ、箱根の地を守護する箱根権現としても親しまれてきました。今回は、この箱根神社の見どころや楽しみ方をご紹介します。

箱根神社ってどんなところ?

箱根神社は、757年(天平宝字元年)に、万巻(まんがん)上人が御神託により現在の箱根の地に里宮を創建したのが始まりだとされています。源頼朝、徳川家康など、有名な武士達が戦勝を祈願し、栄えてきました。近代になり東海道が整備されると、交通安全を祈願する庶民信仰も隆盛を迎え、箱根権現として親しまれるようになりました。

御本殿までは、90段の階段を上る正参道ルート、ゆるやかで階段のない脇参道ルート、車いすの方向けのエレベーターがある宝物殿ルートがあります。体力や体調に合わせて最適なルートを進みましょう。

敷地内は御本殿を中心に、九頭龍神社などいくつかの神社が点在しています。特に、九頭龍神社、矢立の大杉、安産杉などのスポットが人気です。

箱根神社へのアクセス

主なアクセス方法はバス、車などです。

バス

箱根観光の拠点「箱根湯本駅」から箱根神社方面へバスが運行しています。
ルート:箱根湯本駅-(箱根登山バス or 伊豆箱根バス)箱根湯本駅−箱根町港・箱根町港行-箱根神社入口下車-(徒歩)箱根神社
所要時間:約30分
料金:960円

箱根神社の神様・御利益

箱根神社は、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)の夫婦、その子供の彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の三神を、「箱根大神(ハコネノオオカミ)」と称し祀っています。三神は、日本神話にも登場する有名な神様達です。開運厄除、心願成就、勝運守護、交通安全などさまざまな御利益があります。

箱根神社の楽しみ方

箱根神社には観光やお参りだけでなく、さまざまな楽しみ方があります。ここでは、その楽しみ方を紹介します。

参道

御本殿に続く参道の両脇には、樹齢600~800年の大杉がそびえ立ち、静謐な佇まいを見せてくれます。
階段を上った先には、「矢立の杉」と呼ばれる注連縄の巻かれた大杉が目に入ります。かつて東北鎮撫に向かうため、征夷大将軍 坂上田村麻呂が戦勝を祈願して表矢を献じ、成功したことから、後の世の武将達も箱根神社参詣の際に表矢を献じるようになったという言い伝えがあります。

安産杉

本殿に近い場所に植えられた大杉は、安産杉と呼ばれ親しまれています。箱根大神である瓊瓊杵尊と木花咲耶姫命の夫婦がここ箱根の地で出会い、彦火火出見尊が誕生したという神話に由来した幸運の木です。
子孫繁栄、子授け安産に御利益があるとされ、多くの人が訪れる注目のスポットです。

九頭竜神社本宮

複合レジャー施設である箱根園から徒歩約30分の距離にある九頭龍神社本宮は、箱根神社よりも少し小ぶりな湖畔に浮かぶ鳥居が目印の神社です。

かつて民に危害を与えていた毒龍を箱根神社の創始者である万巻上人が承伏させ、芦ノ湖を守護する龍神となった伝説があります。この龍神を祀っている神社こそが、九頭龍神社です。縁結びに御利益があることで有名ですが、開運や金運にも御利益があります。

お土産

箱根の伝統工芸寄せ木細工で作られている「和合御守」は、曲玉を象った形がなんとも可愛らしい、縁結びに御利益のある箱根神社で人気の高い御守りです。

おさえておきたいイベント

毎月13日の月次祭

九頭龍神社本宮で毎月13日に行われる月次祭は、神主さんが参拝者一人一人の名前と願意を読み上げて祈祷してくれる祭事です。別途初穂料が必要です。元箱根港から九頭龍神社本宮まで直通で行ける遊覧船が運航しています。

箱根神社例大祭花火大会

箱根神社では、毎年8月1日に例大祭が開催されます。祭事の後には盛大な花火大会が行われ、多くの人々が訪れます。夜空に舞い上がる花火が湖面に映りこみ、ひじょうに美しい光景を見ることができます。

さいごに

長い歴史を持ち、多くの御利益があるとされる箱根神社。箱根に来た際は訪れてみてはいかがでしょうか。

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