函館山は、美しい景色が見られることで有名な北海道の観光地です。函館山では、季節や時間によってさまざまな景色の移り変わりが楽しめます。この記事では、函館山の楽しみ方や見どころをご紹介します。
函館山は登山の行程も楽しみのひとつ
函館山に登るの時によく使われる方法はロープウェイですが、その他にもさまざまな手段があります。
定番のロープウェイは、125人乗りの大ゴンドラで一気に山頂まで上がれるのが便利です。ゴンドラからの眺めも美しく、山麓駅から山頂駅まで3分間の空中散歩を楽しめます。また、乗り換えなしで山頂まで行くことができる路線バスは片道400円なので、交通費を抑えたいという方にはおすすめです。函館山の中を走る路線バスでは、ロープウェイとは違った景色を楽しめます。人数が集まれば、バスの代わりに観光タクシーを利用するのも便利です。マイカーやレンタカーは気軽に行動できるという利点がありますが、函館山は夜景の時間が通行禁止になるので注意してください。
もしも観光の時間に余裕があれば登山道をハイキングするのもおすすめです。函館山の自然を身近で体感するにはぴったりです。頂上に向かうどのルートを選ぶかで、また違った函館山の魅力を発見できるでしょう。
歩いて登る函館山の楽しみ方
函館山に登るなら、登山道を使う行程を一度は体験することをおすすめします。函館山は、登山道がしっかり整備されているので歩きやすく、ハイキング感覚で登山できます。山頂までの所要時間も比較的短く、入口となる函館山ふれあいセンターから山頂までは約1時間程度です。登山初心者でもチャレンジしやすいので、春や夏などの歩きやすい時期には歩いて登ってみてはいかがでしょうか。
歩いて函館山を登ることで、車やロープウェイでは味わえない、函館山の自然を身近で体感できます。四季折々で移り変わる函館山を楽しみながらのハイキングは、日頃の運動不足を解消するのにもぴったりです。また、山頂までの登山道には函館の街並みや海が見渡せるスポットがいくつもあります。
夜景だけじゃない!函館山の山頂から見る昼の絶景
函館山は夜景が美しいことで有名ですが、昼の函館山からの景色も見逃せない絶景です。見晴らしの良い展望台からは、両側に青い海を臨む開放感のある景色が楽しめます。元町の教会群や五稜郭タワーなど、函館市内の観光スポットが一望できるのも、昼間の函館山ならではです。山頂から360度見渡せる展望台なので、市街地側だけでなく海側の景色までぐるりと堪能できます。
展望台の2階にあるレストランは、景色を眺めながら食事をすることができます。窓側にテーブルが並んでいるため、函館の景色だけでなく、天気が良ければ青森や松前の付近まで見渡せることもあります。窓際の席を確実に確保するなら予約がおすすめです。
大パノラマの日没が楽しめる函館山のサンセット
函館山は夜景の名所であることから、多くの人は日没後に函館山を訪れます。ですが、函館山は夕陽の名所としても有名です。夕陽を見たい場合、日没の30分前から山頂に上がるのがおすすめです。360度の大パノラマ風景を楽しみながら、美しい夕暮れが夜景に代わっていく様子を堪能できます。
函館山の夕焼けは夜景の見える市街地方面ではなく、反対の函館湾側の方に沈んでいきます。そのため、函館山の夕陽と夜景を楽しむなら、まずは函館湾が夕暮れに染まる幻想的な景色を堪能してから、夜景が見える市街地側に移動するのがおすすめです。函館山の最も美しい時間帯をじっくりと鑑賞することができます。
知る人ぞ知る函館山の「裏夜景」とは
函館山の夜景というと、山頂から市街地を見渡す風景が一般的です。函館湾と津軽海峡に挟まれた市街地の美しい夜景は、函館のイメージとして思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。その知名度の高さから、一般的によく知られている函館山の夜景は「表夜景」といわれています。
函館山は、定番の表夜景のほかに「裏夜景」があります。裏夜景とは、城岱牧場やきじひき高原の展望台から函館山方面を眺める夜景のことです。函館山を眺める夜景というのは珍しい上、その美しさも表夜景に引けを取りません。
さいごに
函館山は、自然の美しい景観を楽しみたいという方には特におすすめの観光スポットです。ぜひ夜景だけではなく、また違った函館山の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。定番の夜景とは一味違った、思い出に残る絶景に出会えることでしょう。