名古屋メシの代表格ひつまぶし
名古屋メシの代表格といえば、うなぎをふんだんにつかったひつまぶしでしょう。単なるうなぎ丼ではなく、3通りの食べ方を楽しめるのがポイントです。1膳目はそのまま味わいましょう。2膳目はねぎやごま、わさびなどの薬味を加えて堪能します。3膳目ではお茶漬けにします。お腹いっぱいになる上、3通りもの味を楽しめるというなんともぜいたくなご当地グルメです。名古屋のあちこちにひつまぶし店があるため、滞在先の近くのお店を探してみましょう。老舗は熱田神宮近くにある「あつた蓬莱軒」で、ほぼ毎日行列になっています。旅行の行き帰りに立ち寄るなら名古屋駅から徒歩15分の「イチビキ」が人気です。
台湾にはない！？名古屋の台湾ラーメン
台湾ラーメンといいながら実は台湾にはない名古屋オリジナルのラーメンが存在します。それが名古屋を中心に東海地方へ出店している「味仙」の元祖台湾ラーメンです。台湾に実在する台仔（タンツー）麺をもとに激辛ラーメンを作ったのが最初といわれています。特徴は真っ赤なスープとコシのある麺、そしてどっさり盛られたひき肉とニラです。最初は鶏ガラベースのコクが広がり時間差で激しい辛さがやってきます。慣れない人は咳き込んでしまうこともあるでしょう。しかしこの辛さがやみつきになってしまい名古屋の常連客や多くの観光客を魅了しています。味仙以外にも名古屋の中華料理屋では台湾ラーメンを出している店が多くあります。「味仙JR名古屋駅店」や「なご家」は駅チカの台湾ラーメン店として有名です。
ビールにぴったり！手羽先
名古屋でビールを堪能したいなら手元におきたいのが手羽先です。かつてはつかえない部位として無視されていましたが、実利を追求する名古屋人ならではの工夫で人気メニューとなりました。軽く下味をつけた手羽先を低温・高温で2度揚げして甘辛タレとコショウ、ごまで味付けをするだけです。シンプルながら外はカリッ、中はふっくら、スパイシーなおいしさがやみつきになります。手でつかみ2つに割ってからスルリと口でお肉をはぎ取るのが名古屋人の作法です。2大有名店として「風来坊」「世界の山ちゃん」がありますが、デパートや惣菜屋でテイクアウトもできるため、お土産にもぴったりです。もちろん一般的な居酒屋でも、ご当地メニューとして手羽先を扱う店が多くあります。
味噌煮込みうどんで温まろう
「名古屋人はなんでも味噌をかける」というイメージを持つ人が多いかもしれません。味噌をつかったご当地グルメはたくさんありますが、身体の芯から温まるメニューが味噌煮込みうどんです。コシのある固めのうどんと味噌をふんだんにつかった鰹だしベースの濃厚なつゆが特徴といえます。さらにねぎや厚揚げ、卵などがのってアツアツの土鍋で出てきます。トッピングとして同じく名古屋名物の名古屋コーチンやエビフライを選べるお店もあります。名古屋には味噌煮込みうどんの専門店もあれば一般的なうどん屋に味噌煮込みうどんのメニューが用意されていることもあります。旅行の合間に立ち寄るなら名古屋駅近くの「山本屋総本家」「山本屋本店」が人気です。
個性豊かな名古屋グルメを楽しもう！
名古屋の食といえば、個性豊かという一言に尽きるでしょう。しっかりご飯を食べたければ、ぜいたくなひつまぶしや名古屋のソウルフード味噌煮込みうどんが人気です。ビール片手に夜を楽しむならばB級グルメともいえる激辛台湾ラーメンや甘辛味におかわりが止まらない手羽先はいかがでしょうか。いずれも行列ができるほどの人気です。駅チカのお店も多いため、ぜひ旅の合間にチャレンジしてみたいグルメといえます。
