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美しい庭園が広がる!足立美術館の魅力


島根県安来市の都心から離れた静かな郊外にある足立美術館は、日本一といわれている日本庭園がある美術館です。横山大観作品をはじめとした巨匠の作品を数多く所蔵し展示しています。今回は、足立美術館の魅力をご紹介します。

足立美術館ってどんなところ?

足立美術館は、横山大観を中心とした近代日本画や現代日本画、陶芸と6つの庭園がある美術館です。5万坪に及ぶ広大な敷地内にある日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングでも連続1位を獲得しています。館内には、足立全康氏のコレクションが展示されており、横山大観作品は120点ほど所蔵しています。北大路魯山人や竹内栖鳳、橋本関雪といった巨匠たちの作品も所蔵。童画や木彫などの展示もあります。

アクセス

飛行機を利用する場合は、米子空港のほうが近いです。空港連絡バスでJR米子駅まで行き、そこから次駅の安来駅で下車します。出雲空港の場合は、空港からのバスでJR松江駅まで行き、そこから約25分の安来駅で下車です。安来駅からは無料のシャトルバスが1時間に1本~2本運行しています。

計算し尽くされた6つの庭園

足立美術館の庭園は、5万坪という広大な敷地内にあります。創設者足立全康氏の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと造られました。枯山水庭、苔庭、寿立庵の庭、白砂青松庭、池庭、亀鶴の滝という6つの庭園に分かれており、それぞれモチーフが異なります。背景にある自然の山も計算にいれた庭園や、緑と白のバランスが絶妙の雅な庭園、池庭の魅力を最大限に引き出す庭園など、さまざまです。どの庭園も計算尽くされた絶景と日本の美に満ちています。

横山大観をはじめとする多くの巨匠作品

創設者足立全康氏によって厳選された多くの名画が所蔵、展示されています。横山大観作品は「紅葉」をはじめ、「無我」「雨霽る」など120点を展示しています。
また、横山大観の他、竹内栖鳳、前田青邨、川合玉堂の近代日本画、平山郁夫、松村公嗣、松尾敏男などの現代日本画、そして北大路魯山人や河井寛次郎の陶芸、童画、木彫なども所蔵展示されており、その所蔵総数は1,500点に及びます。四季に合わせて年4回展示替えを行っており、季節ごとに特別展が開催されています。

庭園に囲まれながらの食事

本館の中には喫茶室が2つ、茶室が2つあります。どの喫茶室からでも美しい日本庭園を見ることができます。喫茶室翠では枯山水庭、喫茶室大観は池庭が窓の外に広がります。

茶室はそれぞれ見学料、抹茶料がかかります。茶室寿楽庵では掛け軸の形の窓があり、その向こうには日本庭園が見えます。茶室の中から、生の掛け軸を楽しみながらいただく抹茶はまた格別です。

茶室寿立庵は京都桂離宮庭園内にある「松琴亭」の意匠を写して建てられました。紅葉の季節には大きく開いた窓から苔の鮮やかな緑と真紅の楓のコントラストが見られます。館内では唯一庭園に出られ、飛び石沿いの散策ができます。

さいごに

創設者足立全康氏の想いが込められたこの美術館。非の打ちどころのない美しさを誇る日本庭園を見れば思わず感嘆の声を漏らしてしまうほどです。日本庭園と日本画をはじめとする日本の美を堪能してみてはいかがでしょうか。

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