世界最大の露天風呂ブルーラグーン
アイスランドの観光ガイドには必ずと言っていいほど紹介されている「ブルーラグーン」。ここはミルキーブルーに輝く世界最大の露天風呂で広さは約7,000平方メートルを誇ります。ブルーラグーンは実は天然温泉ではなく、元々隣接するスヴァルツエンギ地熱発電所の排水を再利用している温泉です。再利用とはいっても豊富な栄養を含んだ地熱海水のため、特に皮膚病疾患の治癒効果があることで知られています。(※1)日本の温泉とは異なり水着に着替えて入浴し、温泉の他にもサウナや打たせ湯、水上バーなどを楽しむことが可能です。また美肌効果のあるケイ素を含む泥パックは女性に大変人気があります。予約をしていかないと入場が難しいほど世界中からたくさんの観光客が訪れているスポットです。
※1: 【BLUE LAGOON ICELAND】About Us、http://www.bluelagoon.com/about-us/
太古からの地球の鼓動を感じるシンクヴェトリル国立公園
首都レイキャビクから北東に約50キロメートルの場所に位置する「シンクヴェトリル国立公園 」は、2004年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この場所は海底火山の活動によって形成された海嶺が地表で見られる世界でも珍しい場所です。ユーラシアプレートと北米プレートが移動した際にできる大地の裂け目「ギャウ」は圧倒的な迫力を誇ります。(※2) 実際にギャウの上を歩くことができることから、多くの観光客がここを訪れています。またシンクヴェトリル国立公園は世界で初めて民主議会が開かれた地としても知られています。かつてノルウェーから移住してきた人たちが開いた全島集会「アルシング」がその原型とされています。大昔からの地球の営みと人間の文化の歴史が垣間見られる貴重なスポットです。
※2:【阪急交通社】シンクヴェトリル国立公園、 http://www.hankyu-travel.com/heritage/northerneur/thingvellir.php
まるで自然の芸術作品!?グトルフォス
アイスランド語で「黄金の滝」を意味するグトルフォスはアイスランドでも最も美しい滝のひとつに数えられています。壮大なラング氷河から溶け出た水がヴィータ川に流れ込み、幅約70メートル、落差約30メートルの巨大な滝を生み出しました。(※3)滝のすぐそばには遊歩道が整備され立ち上る水煙の近くを歩きながら散策するのはとても迫力があります。晴れた日には虹が見られることも多く、滝の荘厳さと虹の美しさはまるで芸術作品を見ているかのようです。首都のレイキャビクからは車で約2時間の距離なのでレンタカーやレイキャビク発着のツアーに参加するとアクセスも良好です。ただし冬季は足場が悪いため滝へ行くことができませんので、訪れる前に確認しておきましょう。
※3: 【アイスランド旅行情報アイスランドへ行こう】グトルフォス、http://www.iceland-travel.info/interests/gullfoss/
神秘的に輝く氷河を体感!スカフタフェットル国立公園
1967年に国立公園に指定されたスカフタフェットル国立公園はアイスランドの南東部に位置し、火山と氷河の荘厳さを間近で見ることができる観光スポットです。アイスランドでは珍しく森林や高山植物などが見られ、野鳥の生息地としても知られています。中でも必見なのが広さ8,100平方メートルを誇るヨーロッパ最大の氷河「ヴァトナヨークトル」です。ここの氷は長い年月をかけて降り積もった雪が固められ凍ったもので、たくさんの空気を含まないため純度が高いのが特徴です。氷の洞窟に太陽の光が当たると、まるで宝石のように青く神秘的に輝き訪れる人たちを魅了しています。(※4)ヴァトナヨークトルではスノーモービルや4輪駆動車などで氷河の上を疾走したり、ツアーに参加してトレッキングやハイキングを堪能したりすることができます。
※4: 【Guide to Iceland】スカフタフェットル、https://guidetoiceland.is/ja/book-trips-holiday/day-tours/from-skaftafell
アイスランドで最も有名な氷河湖 ヨークルスアゥルロゥン氷河湖
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖はヴァトナヨークトル氷河とブレイザメルクルヨークル氷河に接しており、その二つの氷河が時間をかけて少しづつ湖へと崩れ落ちていきます。近年の地球の温暖化の影響から、この湖は年々拡大しており、深さは248m、面積は18平方キロメートルで1975年の頃の2倍以上の表面積となり、最大級の湖へと成長し続けています。夏でも湖を覆いつくす氷山の景色は、多くの映画などの舞台にもなりました。
※5: 【Guide to Iceland】ヨークルスアゥルロゥン氷河湖、https://guidetoiceland.is/ja/travel-iceland/drive/jokulsarlon
豪快な滝の絶景を滝の裏側から!セリャランズフォスの滝
アイスランドの南海岸に位置するセリャランズフォスの滝は落差が60メートルもある巨大な滝です。滝の裏側に通じる小道を通り、滝を裏側から見ることができます。夜間はライトアップされ、昼間とは違う幻想的な姿を見られます。
※6: 【Guide to Iceland】セリャランズフォスの滝、https://guidetoiceland.is/ja/travel-iceland/drive/seljalandsfoss
レイキャビクの町から一番近いオーロラ観察スポット!グロッタの灯台
レイキャビクの西に位置するセルチャルナルネスにあるグロッタの灯台は、アイスランドで最高の夕日スポットと評判です。近くのグロッタ海岸からは、ファクサフロイ湾の水平線に沈む夕日の美しさを堪能することができます。灯台まで行くには干潮時に現れる小道を通るのが唯一の方法です。再び潮が満ちるまでの6時間の間だけ灯台のエリアに立ち入ることができます。また冬季にはレイキャビクの町から一番近いオーロラ観察スポットして大勢の人が集まります。この場所ではオーロラ・海・輝く星空の絶景を一望できるとして地元の方々にも人気です。
※7: 【kkday】北欧不思議な氷と炎の国・アイスランドでオーロラを追いかけましょう、https://jp.blog.kkday.com/17946/europe-iceland-aurora-spot
まるで異世界!?ナゥマスカルズ地熱地帯
アイスランド北部に位置するナゥマスカルズ地熱地帯。ナゥマスカルズはアイスランドの言葉で「鉱山の山道」を意味します。硫黄のにおいが立ち込めるこの辺りは、地熱活動が活発なエリアで高温のお湯の湧き出る沼がいくつも存在しています。それぞれの沼の周りは温水に含まれる成分によって様々な色に変化し、まるで異世界に迷い込んだような不思議な風景を見ることができます。
※8: 【Guide to Iceland】ナゥマスカルズ地熱地帯、https://guidetoiceland.is/ja/nature-info/what-to-do-in-iceland#5-afsayafzaaafaaoecaoeainamaskardicacoeaei
火山の火口内部に入れる!?スリーフヌカギグル火山
スリーフヌカギグル火山の一番の特徴は火山の火口内部まで入れてしまうこと。こんな経験が出来るのは世界でもここだけです。僅か4m四方の火口にはゴンドラが吊るされており、ここから120m下の火山内部まで降りていきます。底の部分はサッカーコートほどの広さがあり、上を見上げると冷えて固まった溶岩がカラフルに輝いているのを見ることができます。
※9: 【Guide to Iceland】スリーフヌカギグル火山、https://guidetoiceland.is/ja/nature-info/the-deadliest-volcanoes-in-iceland#aafafafafoeaaaafcaaee
遠くて美しい国アイスランド
自然の雄大さを間近で感じることができるスポットが満載のアイスランド。日本からだと直行便で14時間程かかりますが、日本ではなかなか見ることができない絶景が待っています。非日常の体験をしたい人にはぜひとも訪れてほしい場所です。