きらめく水の都「ヴェネツィア」散策
世界遺産にも認定された「ヴェネツィア」の散策は、とてもロマンチックなイタリア観光の思い出になることでしょう。街中には水路や運河が張り巡らされ、いくつものゴンドラが行き交います。ハネムーンなら、そのゴンドラをふたりで貸し切って水上をクルージングするのがおすすめの過ごし方です。ゴンドラから美しい街並みを眺めるのはヴェネツィアならではの体験といえます。ゴンドリエーレ(ゴンドラ漕ぎ)にリクエストすれば、イタリアの陽気な歌を聴きながらのクルージングも可能です。また観光の拠点にもなるドゥカーレ宮殿の裏側には「ため息橋」と呼ばれる橋があります。この橋の下までゴンドラで向かい日没時にキスを交わせば永遠の愛が約束されるというロマンチックなジンクスもあるのです。このジンクスも、イタリアでのハネムーンには欠かせません。
海と美しい海岸線「アマルフィ海岸」
ティレニア海、ソレント湾を含む南イタリアの「アマルフィ海岸」は絶景ポイントとして名高いスポットです。こちらも世界遺産に認定されています。海岸線は急カーブばかりで入り組んでいます。大型バスだと脱輪してしまいそうなくらいに狭い車道を通りながら、眺める海はきらめく美しさは一見の価値ありです。まさに断崖絶壁という言葉がぴったりの海岸線といえます。とてもスリリングな体験となることでしょう。海岸線をゆくと、アマルフィの街にたどり着きます。アマルフィは海に面していて、かつ海岸線が入り組んでいるので、公国時代は外敵の侵入を防ぐのに役立っていました。白い建物の並ぶ街は、日本では見かけないような美しい光景で、お土産探しも楽しむことができます。
バチカン市国にある崇高な場所「システィーナ礼拝堂」
イタリアの首都ローマにある国「バチカン市国」。バチカン市国にある「システィーナ礼拝堂」は、とても神聖な場所でハネムーンにおすすめです。ローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿内にあり、教皇を選出するコンクラーベや重要な儀式が行われています。最大の見どころはルネサンス期の巨匠・ミケランジェロが天井や壁に施した絵です。天井画には、旧約聖書の創世記にあたる、キリストが現れるまえに起きた出来事が描かれています。人物ひとりひとりが綿密に描かれており圧倒されるクオリティです。壁画はいわゆる「最後の審判」の様子を表しています。中央部分に描かれたキリストが、下にある地獄と上にある天国へ死者を振りわけていく様子です。ミケランジェロの描いた世界が、礼拝堂全体に広がっています。この神聖な場所で、この大作を鑑賞したことは、忘れられないハネムーンの思い出になることでしょう。
ナポリの宝石・カプリ島にある「青の洞窟」
“「青の洞窟」は、南イタリアのナポリにあるカプリ島の観光スポットです。断崖絶壁から洞窟内に入ると、そこには神秘的な世界が広がっています。水面からは、青い光が放たれています。この光が、神秘的な世界を作り上げているのです。洞窟には、非日常の景色が待っています。
洞窟内が青くきらめくのは、晴れの日だけです。それは青い光の正体が、洞窟の入り口から入り込む太陽光が海底に反射したものだからです。加えて、入り口が狭いので、海の波が高いときは中に入ることができません。さまざまな条件がそろわないと見ることができない絶景を、ふたりで目にしたという経験は、かけがえのないものになるでしょう。”
イタリアでかけがえのないハネムーンを
イタリアには、世界遺産も歴史ある教会も、日本では味わうことができないような体験も待っています。ハネムーンで観光するにはぴったりの国です。ロマンチックな景色に包まれて、ふたりだけの時間を過ごすにはぴったりです。