X

航空券の普通運賃ってなに?メリット・デメリットまとめ

普通運賃とは飛行機の運賃の定価のことです。普通運賃は値段が高いために、値段のみで判断すると敬遠しがちですが、多くのメリットがあります。今回は、普通運賃のメリットとデメリットをまとめました。

普通運賃(ノーマルチケット)とは

「普通運賃(ノーマルチケット)」とは、飛行機の運賃の定価のことで、「片道運賃」と表記する航空会社もあります。早期購入割引や株主優待などの各種割引がされていない運賃なので高額です。一方で、他の運賃と比べて航空券の料金が高いものの、普通運賃にはさまざまなメリットがあります。

メリット

予約の変更が可能!

普通運賃の航空券は、飛行機に搭乗する前であれば、予約の取り消しや変更が可能です。当日、飛行機に乗り遅れそうになった場合、出発時刻までに予約した旅行代理店や航空会社の予約センターに電話すれば、次の便に無料で変更できます。飛行機の出発後は予約の変更ができません。

一方で、予約のタイミングが早いほど割引が高くなる早期購入割引などの航空券は、予約の変更ができません。

予約の変更については次の記事も参考にしてください
日程変更ができない航空券があるって知ってた?

別の航空会社を利用可能!

JALやANAなどの一般航空会社は他社と運賃の相互利用契約を結んでおり、搭乗便を変更するとき同じ区間を飛んでいる別の航空会社の便にも変更できます。例えば、「1時間後のANA便に予約していたが、スターフライヤー便に空席があるからスターフライヤー便に変更する」といった手続きができます。

国内線では、JALグループ間、ANA間、ANAとエアドゥ、ソラシドエア、スターフライヤー間で搭乗便変更が可能です。航空会社の変更は、予約センターへの電話または空港カウンターでの申請で行えます。
なお、JALとANAは2017年6月30日をもって、航空券の相互発売を休止しています。

※2018年9月調査時点

有効期限が早期購入割引と比べて長い

普通運賃の航空券は予約変更・取り消しができるため、有効期間があります。普通運賃の有効期間は、航空券の発行日および発行日の翌日から90日間です。スカイマークの場合、120日間です。普通運賃の航空券の予約を取り消した場合、有効期間内であれば、同じ区間の別の便に変更できます。

一方、早期購入割引などの航空券や予約済みの航空券は予約便に限り有効です。

デメリット

割引された航空券よりも高い

普通運賃のデメリットは、価格の高さです。羽田空港-新千歳空港間のJALの普通運賃の料金は「40,460円」、早期購入割引1日前の料金は「28,360円」と、12,000円程度も料金に差があります。

2018年9月調査時点の料金
JAL:2018年12月13日 羽田空港6:20発-新千歳空港8:00着

当日に格安の航空券を予約する方法

普通運賃のようなメリットがあり、かつ安く利用したい場合には株主優待券がおすすめです。JAL・ANAでは株主優待券は普通運賃の半額で利用でき、予約の変更が自由で、有効期間も長いのが特徴です。ただし、株主優待券は他航空会社への搭乗便の変更ができないため注意しましょう。

この運賃は、お盆や年末年始など早期購入割引の割引率が低くなる時期でも半額になるので、予約のタイミングによっては株主優待券のほうが安くなる場合があります。

当日に格安の航空券を予約する方法については次の記事も参考にしてください
急な出張でも大丈夫!格安の航空券を当日に予約する方法

さいごに

普通運賃は金額のみに着目すると高いため敬遠しがちですが、予約の変更ができ、急な日程の変更などにも対応しやすいなどのメリットがあります。予定の変更がありそうな場合は、普通運賃を利用すると便利です。
普通運賃の航空券をうまく活用してみてはいかがでしょうか。

その他の運賃については次の記事も参考にしてください
航空券を格安で取得するならこれ!飛行機の早期購入割引とは?
早期購入割引はどのタイミングで予約すればお得?

飛行機に初めて乗る場合や飛行機の乗り方に不安がある場合には、次の記事も参考にしてください。
初めての飛行機!航空券の予約の流れってどうなってるの?
初めてでも大丈夫!eチケットの使い方と当日の流れ
初めてで乗り方が分からず不安!?空港の入口から飛行機の搭乗口までの流れ

航空券予約