飛行機では、離着陸時にシートベルト着用の義務などのルールがあります。離着陸時にルールを守らない場合、危険なため守る必要があります。今回は離着陸時の注意点についてまとめました。
離陸から着陸までの注意点
飛行機の離着陸時は必ずシートベルトを着用する必要があります。自動車を運転するときの法律である道路交通法と同様に、飛行機にも「航空法」で定めている禁止行為や制限があるルールがあります。
シートベルトの使用について
離着陸時は、法律でシートベルトを着用が義務付けられています。着用する時は、腰の低い位置でしっかり締めましょう。
また、法律で義務付けられているだけでなく、安全のためにも離着陸時はシートベルトを着用する必要があります。シートベルトを締めていない場合、飛行機が地上走行中に急ブレーキをかけた場合、大きな力がかかり、体が投げ出される危険があります。
離着陸時はシートベルト着用サインが消灯したら、シートベルトを外しても問題ありません。ただし、飛行機は急な気流の乱れなどに遭遇する時もあり、サインが消えた後でも、安全のためシートベルトを着用しましょう。締め付けが気になる方は、ブランケットの上からシートベルトを締めると良いでしょう。
着陸時はシートベルト着用サインの点灯時は座席で待機し、消灯後に荷物を取り出して降りましょう。
リクライニングやテーブルの使用について
シートベルト着用サイン点灯中は、急停止した時に怪我をする場合があるため、座席を倒すリクライニングや、テーブルを使用しないようにしましょう。
リクライニングやテーブルはシートベルト着用サインが消えると、使用できます。ただ、座席のリクライニングやフットレストは離着陸時の事故や故障、火災が発生した時は脱出時の妨げになるため、通路を遮らないようにする必要があります。
トイレの使用について
シートベルト着用サイン点灯時は、座席を立てずトイレを利用することはできません。搭乗前に済ませておくよう、心がけましょう。シートベルト着用サインは離着陸時の10~20分前に点灯します。
座席の移動について
シートベルト着用サイン点灯中は座席を移動できません。また、座席は発券した航空券に記載された番号の座席のみ座れ、他の座席への移動はできません。
団体利用の時など、利用客同士で席移動する場合は飛行機の重心位置が変化することがあるため注意が必要です。客室乗務員やパイロットの指示で席移動を止められる場合があります。
電子機器類について
2014年9月1日より、航空機の安全に影響のない範囲で電子機器の機内利用が可能となりました。
電波を発しないDVDプレーヤーやラジオなどの機器は、搭乗してから降りるまでの間、スマホやパソコンなどの電波を発する機器については、JAL、ANA、SKYMARKのWi-Fiサービスの利用者は搭乗してから降りるまで、それ以外の方はシートベルト着用サイン消灯時のみ、使用できます。
さいごに
飛行機の離着陸時はいくつか守らなければならないルールがあります。飛行中はパイロット、客室乗務員の指示は絶対に守る必要があります。ルールを守って楽しい空の旅を楽しみましょう。
ANAの航空券検索
JALの航空券検索
SKYマークの航空券検索
スターフライヤーの航空券検索
ソラシドエアの航空券検索
エアドゥの航空券検索