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沖縄の聖地でトレッキングはいかが?大石林山の見どころをご紹介


沖縄北部の「大石林山(だいせきりんざん)」は、亜熱帯の自然と触れ合える人気のネイチャースポット。琉球神話が残る聖地としても知られています。手軽に散策できるコースが設けられ、年齢問わず楽しめるため、トレッキング初心者にもお勧めの場所です。今回は大石林山の概要と各コースの見どころについてご紹介します。

大石林山とは?

ヤンバル(山原)と呼ばれる沖縄本島北部は、手つかずの大自然が残るエリアです。大石林山は、そのヤンバルの最北端「辺戸岬(へどみさき)」の近くに位置します。
2億年前の石灰岩が浸食されてできた熱帯カストロ地形で、見上げるほどの巨大な奇岩や、くぼ地にできた池があり、大きなガジュマルが生い茂る亜熱帯の森が広がっています。

パワースポットとしても有名な大石林山は、琉球国を創造した神・アマミキヨが最初に創った聖地「安須杜」(アシムイ、4峰から成る)の一部で、敷地内には40を超える拝所があります。琉球王国時代にはこの地で国家繁栄、五穀豊穣などを祈願した歴史があり、格式の高い聖地とされています。

観光用に4つの散策コースが設けられ、小さいお子さんも安心なバリアフリーコースもあります。また、ヤンバルの薬草を使った自然派メニューを味わえる「アシムイカフェ」があり、ランチや散策後の休憩も楽しめます。

見どころをご紹介!大石林山4つの散策コース

バリアフリーコースを含む4つの散策コースは、海や岩山、森を回る趣向の異なるコースです。それぞれの見どころをご紹介します。

美ら海展望台コース (700m・約30分)

沖縄最北端の辺戸岬や大海原を望めるコース。熱帯カストロ地形も海も両方楽しみたい方にお勧めです。ダイナミックな岩山「悟空岩」、神々が集うとされる「石林の壁」、点在する拝所(祈願所)、空と海を一望できる展望台などを巡ります。
見逃せないスポットは、「生まれ変わりの岩」と名付けられた大きな空洞がある岩。3回くぐると新たに生まれ変わる、触れると心身のバランスが整うなど、スピリチュアルなジンクスがあるといわれています。

巨岩・石林感動コース (1000m・約35分)

奇岩や巨石がそそり立つ熱帯カストロ地形を満喫できるコース。悠久の歳月が育んだ造形美、壮大な地球の営みを体感したい方におすすめです。「ラクダ岩」、「ダルマ岩」などユニークな形状の岩、神秘的な「立神の大岩」などを見学します。
なかでも見どころは「ヒミコ岩」。空に突き出した巨大岩塔(ピナクル)は、間近で見ると圧巻です。

亜熱帯自然林コース (1000m・約30分)

亜熱帯の木々が生い茂る森の中を歩くコースで、ガジュマルをはじめ、背丈以上もあるソテツ群落などを回ります。本土の森ではお目にかかれない亜熱帯特有の植物は大きなものが多く、見ごたえがあります。
見どころは、日本最大の巨大ガジュマル「御願(うがん)ガジュマル」。太い根を垂らした独特の形状で、キジムナー(沖縄に伝わる木の精霊)が出てきそうな神聖な雰囲気が漂っています。

バリアフリーコース (600m・約20分)

横幅3mのゆるやかなスロープを設置したバリアフリーコース。段座のないウッドデッキの道は、年齢問わず歩きやすく、雨の日の散策にも適しています。巨大な岩塔「鳥帽子岩」、2つの岩が寄り添う「夫婦岩」など奇岩奇石を中心に見学します。
見逃せないスポットは、「鍋池」。世界に豊かさをもたらす「白龍」が住むと言い伝えられている神秘的な池です。

那覇空港から大石林山へのアクセス

那覇空港から大石林山へは車のみのアクセスとなります。沖縄自動車道(高速道路)を利用して約2時間、最寄りのICは許田ICです。レンタカーがない場合はバスツアーを利用して訪れる方法もあります。

さいごに

パワースポットとして人気の沖縄の聖地・大石林山。各散策コースはそれぞれ30分程度なので、気軽にトレッキングが楽しめるオススメのネイチャースポットです。もちろん、体力のある方は複数のコースをまわることもできます。神聖な沖縄の大自然でトレッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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