出雲大社は、その創建を日本神話などに語られる伝承にまでさかのぼることのできる最も重要な神社のひとつで、国内外を問わず広く知られています。近年は、縁結びのご利益やパワースポットとしても知られ、多くの観光客が訪れています。今回は、出雲大社の見どころや楽しみ方をご紹介します。
出雲大社ってどんなところ?
出雲大社は、島根県にある神社です。出雲大社の御祭神である大国主大神は、国づくりをしたといわれている神様です。大国主大神が天照大御神に国譲りをしたことにより、壮大な宮殿が建てられたことが由来といわれています。また、神無月(旧暦10月)には全国の神様が出雲大社に集まります。旧暦10月を出雲では「神在月」といい、11月には神迎祭、神在祭が行われます。因幡のしろうさぎでも知られる出雲大社の境内には、「御慈愛の御神像」があります。縁結びのご利益でも有名な出雲大社には、多くの人が参拝に訪れます。
アクセス
出雲縁結び空港から、JR出雲市駅間を運行している空港連絡バスを利用します。JR出雲市駅からは路線バスを利用して約25分です。駐車場もあるので、車でのアクセスも可能です。
出雲大社の境内をご紹介!
正門鳥居
出雲大社を象徴する正門です。鳥居は木製で、出雲大社神域の入り口です。一礼して鳥居をくぐるのがマナーです。出雲大社は、宇迦橋を渡ってすぐの堀川沿いにある石製の大鳥居(一の鳥居)、木製の正門(二の鳥居)、鉄製の三の鳥居、銅製の四の鳥居があり、四つの鳥居の素材が異なることでも有名です。
祓社(はらいのやしろ)
最初のお参りは、正門をくぐり、すぐの右手にある祓社からになります。心身を清めてくれる四柱の神様が祀られています。
松並木
祓橋を渡ると、鉄製の三の鳥居があります。出雲大社の松並木には、樹齢400年以上の松があります。
御慈愛の御神像、神馬・神牛、ムスビの御神像
出雲大社には、御慈愛の御神像、神馬・神牛、ムスビの御神像があります。御慈愛の御神像は、「因幡のしろうさぎ」が主題になっています。神馬・神牛は、銅製の像で、神牛を撫でると学業が向上し、神馬を撫でると子宝に恵まれるといわれています。ムスビの御神像は、大国主大神が国づくりをしている時に幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)が助けた神話が主題になっています。
銅鳥居
御本殿へ向かう4つめの鳥居です。銅鳥居は1666年に毛利元就氏の孫の孫にあたる毛利綱広氏により寄進された、銅製のものでは日本最古の鳥居といわれており、国の重要文化財に指定されています。
拝殿
一般的な二礼二拍手一礼ではなく、二礼四拍手一礼でお参りします。平成の大遷宮にて、御本殿の時には「仮御殿」とされていました。大注しめなわは、長さ6.5m、重さは1tにもなります。
八足門
本殿を正面から参拝できます。拝殿で参拝した後に右へ進むと八足門があります。八足門の先に楼門、そしてその先が御本殿です。一般の方が参拝できるのは八足門までとなりますが、正月の数日間のみその先の一部が一般開放されます。
素鵞社、十九社、釜社、氏社
素鵞社は、ヤマタノオロチ退治で有名な須佐之男命を祀る社です。十九社は1棟ずつ扉が19ある社で、旧暦10月の間は全国の神様が会議を行う場所となります。釜社は、食物を司る神様である宇迦之魂神を祀る社です。氏社は御本殿西側、西十九社の近くに北の氏社、南の氏社と並んでいます。北の氏社は天穂日命、南の氏社には國造出雲臣宮向宿彌が祀られています。
神楽殿
神楽殿は、出雲大社・出雲大社教の神楽殿として御祈祷や結婚式をはじめ、さまざまな祭事が執り行われている場所です。正面の大注しめなわは、日本最大級で長さ約13m、重さが約4.5tもあります。
グルメも楽しもう!
出雲大社の近くでは、ご当地グルメの「出雲そば」をはじめ、さまざまなグルメを楽しめます。神門通りに面した大きなガラス越しにそばを打つ様子を見られる「出雲そばえにし」では、風味豊かな出雲そばを味わえます。ノスタルジックな雰囲気が特徴のお好み焼き屋「みちくさ」の人気メニューは、その場で点てた抹茶に朝炊いた小豆と焼餅が入った「抹茶ぜんざい」です。
さいごに
出雲大社は、神話に伝承が残されているほど由緒正しく、また縁結びのご利益で有名な神社です。島根県へ旅行に出かけた際は、出雲大社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
各地からの出雲空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田から中部国際空港へは飛行機で約1時間30分、早めに予約すれば10,000円程度で予約できます。
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