北九州にある九州鉄道記念館は、九州の鉄道の歴史を楽しく学べる施設です。子どもから大人まで楽しめる本格的な展示品が数多くあります。また、体験プログラムも充実しています。今回は、九州鉄道記念館の魅力をご紹介します。
鉄道の歴史が凝縮された「九州鉄道記念館」ってどんなところ?
九州鉄道記念館は、九州最初の鉄道会社である「九州鉄道本社」の跡地を活かした観光スポットです。レトロな赤レンガ造りの本館には、明治時代の客車や九州の鉄道大パノラマなどさまざまな展示品があります。
体験型の展示が多いのも特徴の1つです。また、鉄道の列車運転ができるミニ鉄道公園や、九州で活躍した歴代の実物車両が並ぶ車両展示場など屋外施設も充実しています。鉄道好きはもちろん、幅広い年齢層が楽しめる、北九州で人気の高い観光スポットとなっています。
歴史のロマンを感じさせる赤レンガ造りの本館
九州鉄道記念館の本館は、1891年に建てられた赤レンガ造りの建物がそのままの姿で利用されています。建物自体が重要な歴史的建造物となっており、写真スポットとしてもおすすめです。記念館から歩いて数分のところには重要文化財に指定されている門司港駅もあり、2つの歴史的な鉄道関連施設を見比べてみるという楽しみ方もあります。
貴重な鉄道関連の展示品
九州鉄道記念館には、貴重な鉄道関連の資料が展示されています。おすすめは、明治時代に活躍していた客車の実物展示です。明治時代の雰囲気を感じられるように、周囲には当時の乗客や車掌などの人形造形を配置しています。常設展示では、九州の鉄道の歴史を写真や映像で分かりやすく解説しています。全国で活躍した人気車両の模型や、歴代制服、鉄道用具など、滅多に見ることのできない貴重な鉄道資料も展示されています。
九州で活躍した車両の展示もおすすめ
屋外にある車両展示場は、駅のホームの雰囲気を模して造られています。世界初の寝台特急「月光」としてデビューした「クハネ 581 8号」をはじめ、九州で活躍した歴代の9車両が展示されています。
リアルな鉄道ジオラマと運転シミュレーター
本館にある「九州の鉄道大パノラマ」は、九州の鉄道沿線を再現したリアルなジオラマです。実際の鉄道運転に使う操作卓からジオラマを動かすことができます。ジオラマ内にはCCDカメラが設置されており、迫力ある映像とナレーションをバックに九州一周の旅が楽しめるジオラマショーが随時開催されています。
また、ジオラマと並んで人気の展示である「運転シミュレーター」は、811系近郊型電車の運転台を使って門司港から折尾間の運転体験ができる体験型の展示です。スクリーンには実際と同じ路線風景が流れており、本物の車両を運転しているような臨場感を味わえます。
日本初のミニ鉄道で運転手体験
屋外にあるミニ鉄道公園には、レール幅450ミリの鉄道に信号機などを備えた本格的な設備で運転体験ができるミニ鉄道があります。1台につき1回300円とリーズナブルな値段で運転体験ができるので、それぞれの車両の違いを比べてみるのも楽しみ方の1つです。
さいごに
九州鉄道記念館は、子どもも大人も楽しめる観光スポットです。ここでしか見られない貴重な展示の数々を見に、九州鉄道記念館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。