トルコは今も昔もヨーロッパとアジアをつなぐ国
“トルコは地理的にヨーロッパとアジアの間に位置しています。ヨーロッパ側の国境はギリシャやブルガリアと接しており、アジア側ではシリアやイランと接しています。トルコはイスラム教国家のため宗教的にはアジアよりですが、EU加盟に積極的であるため政治や経済的にはヨーロッパよりと言えるでしょう。トルコの歴史は1299年のオスマントルコ帝国の成立から始まります。最も勢いがあった頃には北アフリカやアラビア半島、バルカン、メソポタミアなど幅広いエリアを支配していました。その後1922年にオスマン帝国は滅び、翌年トルコ共和國として再び出発しています。地政学的に重要な場所に位置しているトルコでは、多角的で偏りのない平和外交を基本としています(※1)。
※1[外務省]トルコ共和国(Republic of Turkey)基礎データ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/data.html#section1”
トルコ旅行の際には押さえておきたい気候のこと
“トルコの国土は広く、場所によって気候が異なります。地中海沿岸では1年中温暖な気候が続きますが、東部にある山岳地帯では冬の寒さは厳しくなっています。首都のイスタンブールの平均気温は8月で23度前後、1月で6度前後です。興味深いことに、イスタンブールと東京では夏場以外に平均気温の差がそれほど大きくありません。また、基本的に降水量が日本と比べて少なく、空気はカラッとしています。冬場の降水量は増えますが、夏場は天気をあまり気にせずに旅行が楽しめることでしょう。トルコ旅行に行く際の服装は、基本的に日本で過ごしているときのもので応用が利きます。夏は日中Tシャツなどで、朝晩用に薄手の長袖を持参していくのがおすすめです。冬はコートやマフラーなどの防寒が必要であり、内陸部など滞在場所によってはさらにしっかりとした装備で旅行に出かけてください(※2)。
※2[阪神交通社]トルコ基本情報
http://www.hankyu-travel.com/guide/turkey/country.php”
トルコ人ってどんな人たち?日本人との親和性は
トルコの人たちの国民性は温和であり、他者に対してとても親切であるとされています。その理由はイスラム教の教えからきていると考えられ、基本的に旅行でトルコを訪れる際に特別嫌がらせを受けることなどはないでしょう。文化的な側面でも、トルコと日本は似ているところが多くあります。家に入るときには靴を脱ぎ、基本的に床の上に直接座り、冬場はこたつを使います。また、トルコ語と日本語は同じアルタイ諸語に属しており、文法もいくつかの単語もとてもよく似ています(※3)。私たちは距離が離れてはいるものの、アジアの端と端で親和性のある文化を形成しています。一般的にトルコ人は親日的といわれていますが、その理由もこのような文化の類似点からきているのかもしれません。
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h2>トルコで気をつけるべきマナーとは
“トルコはイスラム教の国なので、露出の多い格好をすることは厳禁です。どんなに夏場暑いと感じても、男女ともに肩や腿を露出する格好は避けるべきでしょう。また、おもてなしの文化があるトルコでは、バザールでの買い物中などにお茶を出されることがあります。断ったり手をつけなかったりすると相手を傷つけてしまうので、いただけるサービスはありがたく頂戴しておきましょう。他者をもてなす文化はイスラム教の教えにもあるため、ぞんざいな態度で返すことは相手の文化に対する否定にもつながります(※3)。
※3[H.I.S]そのイメージは本当に正しい!?~ヨーロッパ各国の国民性~
http://www.his-j.com/tvladvice/column/nationality.html”
トルコ旅行で人々の優しさに触れてみよう
トルコの人たちは基本的におおらかで、相手に対する施しの精神がある国民性をしています。多方面で歴史的に日本とつながりがある国でもあり、また力國は良好な関係を結んでいるため、日本人だからといって旅行中不愉快な思いをすることは少ないと言えるでしょう。トルコには興味深い文化や風光明媚な自然がいくつもあるため、見どころにあふれた国といえます。心もきっと癒されるでしょうから、ぜひトルコに一度訪れてみてはいかがでしょうか。