やまぐちフラワーランドは、美しい花々が堪能できる花と緑の庭園です。今回は、山口県を代表する観光スポットの1つ、やまぐちフラワーランドの楽しみ方や見どころをご紹介します。
やまぐちフラワーランドってどんなところ?
やまぐちフラワーランドがある柳井市は、瀬戸内海ならではの温暖な気候に恵まれ、冬季の日照時間は全国的にも優れています。そのため、1年を通して花と触れ合う機会が多く、その特性を生かして花と緑の庭園が作られました。やまぐちフラワーランドは、訪れる者の花への希望や想いを受信したり、花の生活シーンや価値観を発信する基地として、来園者と関係者がともに主役になって交流できる場づくりを目指しています。
歴史深い地でもあり、昔の地形を生かして配置された花壇には四季折々の花が咲いており、見る者を癒してくれます。園内には遊具や売店、レストランなどもあり、家族で楽しむことができます。
やまぐちフラワーランドのアクセス
車
山陽自動車道・玖珂IC→車で約15分
山陽自動車道・熊毛IC→車で約20分
※駐車場300台(無料)
タクシー
山陽本線・柳井駅→タクシーで約5分
柳井港→タクシーで約15分
やまぐちフラワーランドの料金
やまぐちフラワーランドの料金は次の通りです。
高校生以上:500円
小・中学生:250円
未就学児:無料
70歳以上:半額減免(年齢を証明できるものの提示が必要)
やまぐちフラワーランドの楽しみ方
四季折々の自然を満喫!
やまぐちフラワーランドの敷地面積は約15ヘクタールにも及びます。庭園は約3万5,000平方メートルで、年間50万本の花壇苗が植えられ、90品目300種の花が季節ごとに咲き誇ります。
園内には複数のコンセプトのガーデンが点在しており、色とりどりの花を楽しむことができます。「フラワーガーデン」は、棚田の地形を再現した約1,000平方メートルの立体花壇で、園内の各所から見ることができます。春にはネモフィラの青い花、秋には色鮮やかな赤と黄色のケイトウなどが花開き、美しい景観を堪能できます。「欧風庭園」ではトピアリーの周りに色鮮やかな花壇が並びます。西洋風東屋ガゼボはピンクのバラで覆われ、春には白とピンクのディモルフォセカが、夏には大輪のアメリカフヨウがロマンティックな空間を演出してくれます。「ローズガーデン」には、春と秋に120品種のバラが咲き誇ります。つるバラのアーチや足元の草花とともに楽しむスタンダードローズなどがあり、さまざまなバラと香りを楽しめます。丸い花形と濃いピンクの縁取りが可愛いストロベリーアイスや、爽やかな香りが印象的なイングリッシュローズのグラハムトーマスなども見ることができます。
ユニークな展示が楽しめるのがフラワーランドのシンボル「花車(はなくるりん)」です。直径は15.5m。観覧車のように24個のゴンドラが四季折々の花を乗せてゆっくりと回転します。園内の至るところから見ることができ、青空をバックに回る花のゴンドラは記念撮影におすすめです。
アスレチックを楽しむ!
やまぐちフラワーランドでは、アスレチックを楽しむこともできます。「里山の冒険広場」には、約10種類の遊具があり、高さ5mの展望台からは園内を一望することができます。自然豊かな環境で、夏にはカブトムシを探したり、秋には自然観察会も開催されています。「水辺の冒険広場」には、ソハギやガマが茂る池があり、「巨大知恵の輪」や「ハギの迷路」などで遊ぶことができます。一角には江戸時代に作られた「長溝用水」を見ることができます。歴史的に価値あるものですが、今でも稲作に使われている現役の水路です。
食事を満喫!
やまぐちフラワーランドでは食事も楽しみの1つです。園内にある「レストラン 大地の恵み HANAHANA」は、健康と環境に配慮したライフスタイル”ロハス”をイメージしたレストランです。シックなアースカラーで統一された優雅な空間で、健康に配慮したメニューを堪能できます。地元の新しい郷土料理「古代米使用の鯛めし」(1,850円)もあり、古代米の食感が楽しめる人気メニューで、おすすめの1品です。
さいごに
温暖な気候に恵まれ、1年を通して美しい花々が咲き誇る、やまぐちフラワーランド。15.5mの花ゴンドラがゆっくりと回る光景はまるで絵葉書のようです。花を愛する人たちが集う美しい花園を、あなたも訪ねてみてはいかがでしょうか。