花巻温泉は、豊富な温泉と艶やかに咲き誇るバラが身も心も癒してくれる観光スポットです。今回は、岩手県を代表する観光スポットの1つ、花巻温泉の楽しみ方や見どころをご紹介します。
花巻温泉ってどんなところ？
童話作家・宮沢賢治の故郷として知られる花巻は、温泉どころとしても知られています。北東北でも有数の規模を誇る花巻温泉には、趣の異なる3つの大浴場があるほか、岩露天風呂やヒノキ露天風呂などもありさまざまな温泉を堪能できます。また敷地内には約6,000株が咲き誇るバラ園があり、「ハッピーローズ88」をはじめ、7種類のオリジナル品種を見ることができ、バラ園にちなんだ「バラ風呂」も楽しめます。宮沢賢治ゆかりの「日時計花壇」や「釜淵の滝」などもあり、散策にも最適です。
花巻温泉のアクセス
JR新花巻駅から
・無料送迎バスで約20～30分
・タクシーで約20分
JR花巻駅から
・タクシーで約15分
・路線バスで約20分
JR花巻空港駅から
・タクシーで約10分
いわて花巻空港から
・タクシーで約15分
花巻ICから
・車で約5分
花巻温泉の楽しみ方
温泉を楽しむ！
花巻温泉には「ホテル千秋閣」「ホテル花巻」「ホテル紅葉館」の3つのホテルがあり、宿泊客は3館の湯めぐりを無料で楽しめます。施設は連絡通路「バラの小径」でつながっているため、館内をスムーズに移動できます。
泉質は単純温泉（低張性弱アルカリ性高温泉）で、刺激が少なく湯あたりしにくいのが特徴です。「ホテル千秋閣」の「千秋の湯」には、湯量豊富な大浴場があり、同じフロアには本格アロマエステが楽しめる「ベルフィーユ」があります。女子大浴場にある、色鮮やかなバラの花を浮かべた「バラ風呂」は人気のお風呂の1つです。バラの香りはストレス解消や疲労回復の効果があり、身も心もリラックスできます。
「ホテル花巻」の「花巻の湯」には、見晴らしのよいヒノキ露天風呂があり、温泉に浸かりながら季節ごとの自然の景観を堪能できます。
「ホテル紅葉館」の「紅葉の湯」では、開放感あふれる岩露天風呂と素晴らしい景色が楽しめます。本格アロマエステ「香庵」もあり、日々の疲れを癒すことができます。
花巻温泉は、日帰りで温泉を利用することも可能です。料金は大人800円、小学生400円（1館）で、タオルのレンタルや販売もしているので、手ぶらで立ち寄ることができます。
ホテル花巻の裏手には、地元の湯治客が集う「蓬莱湯」があり、湯治場の風情が味わえます。蓬莱湯の入浴料は大人430円、6～12歳未満150円、3～6歳未満70円です。
見事なバラ庭園を散策！
花巻温泉の敷地内には、東北でも有数の規模を誇るバラ園があります。約5,000坪にもおよぶ広大な敷地には、約450種6,000株をこえるバラが艶やかに咲き誇り、豊かな香りを楽しませてくれます。この地で品種改良された新品種も数多く、2017年には創業90周年を記念した新品種「ミラクルローズ90」が誕生しました。花弁数が多く、アプリコットイエローオレンジからピンクへと移り変わる可憐な色合いと強い香りが特徴です。
花巻温泉バラ園の開園50周年を記念して2010年に新設された「アニバーサリーガーデン」では、6種類のオリジナル品種のほか、鮮やかな色彩の「ディズニーランドローズ」や、宮沢賢治が愛した「グルス アン テプリッツ」など70種類280株が植えられています。
宮沢賢治の設計で知られる「日時計花壇」もバラ園で見ることができます。
食事を満喫！
花巻温泉では、滋味あふれる食材をふんだんに使用した料理を満喫できます。「ホテル千秋閣」にある2016年4月にオープンした「ローズダイニング」では、和洋バイキングが楽しめます。10種類のアイスクリームや花巻温泉オリジナルデザート「ローズロールケーキ」「ローズアイス」は女性に人気があります。
「ホテル花巻」のふるさとバイキングでは、岩手の食材を使った郷土の味が堪能できます。和食処「羽山」では名物「そばはっと」も提供しています。
「ホテル紅葉館」の食事処「松竹」では、和洋中旬彩バイキングが堪能できます。名物の串揚げや、ステーキのライブコーナーなど、作りたてを味わえます。
さいごに
豊かな湯量に恵まれた花巻温泉には心奪われる大輪のバラたちが咲き誇るバラ園があります。宮沢賢治が思い描いた理想郷イーハトーブの息吹を感じに、あなたも出かけてみてはいかがでしょうか。