名古屋駅から電車で約20分。東山動植物園は、賑やかな街中にありながら動物が飼育されている施設です。今回は、地元のみならず多くの人に親しまれている、東山動植物園の魅力をご紹介します。
東山動植物園ってどんなところ?
東山動植物園は1937年3月に開園した施設です。約60ヘクタールという緑豊かな広大な敷地の中、動物園は約32ヘクタールあり、コアラをはじめゴリラ、ゾウなどの大型の動物も広い舎内でのびのびと暮らしています。植物園も約27ヘクタールと大きな敷地で、約7,000種の植物の展示や重要文化財の「温室」、世界遺産の白川郷から移築した「合掌造りの家」など見どころ満載のスポットとなっています。
アクセス
地下鉄東山線「東山公園」駅下車徒歩3分です。植物園だけが目的の場合は「東山公園」駅より1つ前の「星ヶ丘」駅下車が便利です。植物園へは「星ヶ丘」駅から徒歩6分です。
自動車の場合、東名高速道路名古屋インターより県道60号線を西へ約15分です。
東山動植物園の見どころ
かわいい動物たちがいっぱいの動物園
ゾウと縁の深い東山動植物園では、日本最大級の広さを誇るアジアゾウ舎「ゾージアム」があります。ストレスの少ない環境でのんびり過ごしているゾウを見ることができます。東山動植物園ではゴリラも人気が高い動物です。筋肉隆々で凛々しい容姿のゴリラが、大きいゴリラ舎の中でのんびり、時には活発に動き、来場者を楽しませてくれています。他にもシンリンオオカミやクマ、アザラシにペンギン、猛禽類にメダカまで、あらゆる種類の生き物たちの姿を楽しめます。絶滅危惧種であり国内では東山動植物園のみ飼育されているメキシコウサギの姿も必見です。
動物におやつをあげられるイベントや季節のイベントも盛りだくさん
キリンやアフリカゾウ、アカカンガルーにアシカ、カバ、アメリカバイソンなどの動物におやつをあげられるイベントを定期的に開催しています。季節によってはおやつをあげられない動物もいるので、事前に公式サイトを確認することをおすすめします。
また、紅葉やハロウィンカラーに染まる秋まつりや植物園でのもみじ狩り、紅葉のライトアップ、植物園にある花の香水作り、動物や植物について学べる講座などのイベントも随時開催しています。動物園でも植物園でも個性豊かなイベントが充実しています。
散策にもぴったりな四季折々の植物園
植物園には100種1,000本の桜が植えられている回廊があります。園内は自然林を活かした展示となっているので、四季折々の植物を見ることができます。また、植物園には開園当初から開設されている温室があります。前館と後に開設した後館があり、前館は国指定の重要文化財となっています。前館は2020年まで保存修理工事予定ですが、後館は前館工事中でも公開しています。ウツボカズラやオジギソウ、カカオにキンシャチ、ブーケンビリアなど熱帯植物が植えられています。
遊園地も併設
動物園、植物園と魅力いっぱいの東山動植物園ですが、遊園地も併設されています。園内にはジェットコースターやメリーゴーランド、大観覧車などなどのアトラクションがあります。大観覧車に乗れば園内を見渡せます。
東山動植物園のその他の楽しみ方
東山動植物園ならではのフードやお土産も充実
広い敷地内にはカフェやお土産ショップが充実しています。レストランでは、コアラの顔がデザインされているカレーやコアラソフトクリーム、ゾウさんソフトなどを味わえます。名古屋コーチン入りの殿様コロッケカレーなど、名古屋ならではのメニューもあります。
お土産コーナーでは東山動植物園オリジナルお菓子やグッズが充実しています。コアラやゴリラがデザインされたクッキーやおせんべいなどを購入できます。また、植物園で採れたはちみつ「東山ハニー」は絶品です。
白川郷から移築した合掌造りの家
白川郷は、ユネスコの世界遺産に登録されている観光スポットです。植物園にはその象徴ともいえる合掌造りの民家が移築されています。合掌造りは、豪雪への対処が見られる急こう配の分厚い屋根が特徴です。雨天時以外では室内の見学も自由にできます。
東山スカイタワーで街を一望
東山動植物園に併設されている東山スカイタワーは、1989年に名古屋市制100周年を記念して建設された展望タワーです。展望室からは名古屋テレビ塔や名古屋駅の高層ビル群、名古屋ドームなどを見ることができます。天気が良い日は御嶽山や鈴鹿の山並みまで見えます。
さいごに
東山動植物園は、動物園と植物園、遊園地が施設内にある観光スポットです。名古屋へ旅行した際は、東山動植物園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。