沖縄の王道観光スポット「国際通り」から歩いて約5分のところに位置する「壺屋やちむん通り」。お気に入りの器を探したり、陶芸体験をしたりと、散策しながら沖縄の焼物を楽しめる場所です。今回は、那覇にある壺屋やちむん通りでおすすめの立ち寄りスポットをご紹介します。
壺屋やちむん通りってどんなところ?
那覇の国際通りから平和通りを抜けた先にある焼物の町「壺屋やちむん通り」。やちむんとは、沖縄の言葉で焼物を意味します。約330年前、琉球王府の命によって沖縄各地の陶窯がこの地区に集められたといわれています。
通りは全長380mほどで、伝統の技を受け継ぐ窯元をはじめ、直売店、体験工房、飲食店などが軒を連ねます。昔ながらの沖縄の風景にも出会える散策にぴったりの場所で、赤瓦の家屋や石垣、拝所なども点在しています。
壺屋焼の器はころんとした形状で、土の表情を感じる素朴さが魅力。各ショップでは、シーサーや抱瓶(だちびん、沖縄特有の酒器)、唐草や牡丹などが描かれた伝統的な作品から湯呑や丸皿などの日常使いのものまで、暮らしを豊かにするさまざま壺屋焼が並びます。例年11月3日の文化の日前後には「壺屋やちむん通り祭り」を開催。演舞や無料ろくろ体験、割引セールなどが行われ、毎年多くの観光客で賑わいます。
壺屋やちむん通りで立ち寄りたいスポット
伝統的な器がズラリ!新垣陶苑
「新垣陶苑」は琉球王朝時代に盛んだった「上焼」という伝統技法を今に伝える窯元直営店です。昔ながらの本格派のものから、現代のライフスタイルに取り入れやすいオシャレな器までを取り扱い、優美な壺屋焼が揃っています。沖縄の海をモチーフにしたターコイズブルーの器は、オリジナル技法で仕上げた人気作品です。
キュートな器がいっぱい!Craft&Gift ヤッチとムーン
ビアマグや湯呑、丸皿など、日常使いにぴったりな器が揃う「Craft&Gift ヤッチとムーン」。オーナーがセレクトした工芸品やオリジナル商品などを扱い、見ているだけでも楽しいクラフト&ギフトがずらりと並びます。同じ通りにある姉妹店「やちむんカフェ・雑貨 茶太郎」ではお店おすすめの器を使って食事ができます。
陶芸体験!壺屋焼窯元 育陶園
伝統工芸士の称号をもつ六代目陶主が営む「壺屋焼窯元 育陶園」。店内でのお買い物のほか、赤瓦の工房で陶芸体験が楽しめます。絵付けやろくろなど、さまざまな体験コースを用意。シーサー体験は、立シーサー、面シーサー、皿シーサーと3種類あり、いずれも約60分~90分。焼き上げ後に発送となるので、受け取りは1ヶ月~2ヶ月後です。
歴史を学ぼう!那覇市立壷屋焼物博物館
沖縄の焼物の基礎知識と歴史、文化を学べる「那覇市立壷屋焼物博物館」では、土器の時代から現代までの焼物の歩みが展示されています。復元した壺屋民家の台所、戦争前後の暮らしぶりを上映する映像シアターなどもあり、器ファンなら一度は足を運びたい博物館です。
ヘルシーランチならここ!自然食とおやつ mana(マナ)
ランチ中心の小ぢんまりしたカフェ「自然食とおやつ mana」では、沖縄県産自然栽培の野菜が味わえます。沖縄の豊かな恵みがつまった食材は、伝統製法で作られた調味料で調理。豆腐を使ったケーキ、無農薬無肥料のフルーツを使ったパフェなど、旬のスイーツも味わえます。
那覇空港から壺屋やちむん通りへのアクセス
車で
那覇空港から一般道を利用して車で約20分。一部の店舗には駐車場もありますが、満車の場合は民間駐車場を利用する必要があります。
モノレールで
「那覇空港駅」からモノレールで「牧志駅」へ。そこから歩いて約15分です。
さいごに
沖縄らしさを体感できる那覇の観光スポット、壺屋やちむん通り。賑やかな国際通りや平和通りを抜けると、静かな沖縄の原風景が広がっています。沖縄の新鮮食材が揃う「第一牧志公設市場」から歩いて5分ほどの場所にあるので、時間をかけて散策したいエリアです。自分好みの器を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
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