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貴重な国宝を見られる!徳川美術館の見どころをご紹介

徳川家ゆかりの地である愛知県名古屋市にある徳川美術館には、徳川家康公をはじめとする代々徳川家大名による遺愛品など、1万点を超える展示物があります。今回は、徳川美術館の見どころをご紹介します。

徳川美術館ってどんなところ?

徳川美術館は、公益財団法人徳川黎明会が運営する、1935年に会館した私立美術館です。尾張徳川家に伝えられた大名道具や、岡谷家や高松家などの篤志家からの寄贈品の収蔵、それらの展示・公開を行っています。収蔵品は国宝9件、重要文化財59件、その他貴重な品々を合わせ1万点余りを数えます。

アクセス

電車を利用する場合は、JR「名古屋」駅からJR「大曽根」駅下車、徒歩10分です。自動車を利用する場合は名古屋インターチェンジから約30分です。

徳川美術館の見どころ

大名家収蔵品

徳川美術館では、家康公や尾張徳川家初代藩主、九男義直以下代々の遺愛品を収蔵しています。書蹟や絵画、彫刻に陶磁、漆工、染織、刀剣、武具、工芸など、その種類は多岐に渡ります。中でも国宝は必見です。「源氏物語絵巻」や総計70点一括指定の「初音の調度」、「太刀 銘 正恒」「太刀 銘 光忠」などの刀剣7振りを合わせて9点の国宝が収蔵されています。

見逃せない貴重な国宝「源氏物語絵巻」

徳川美術館では国宝「源氏物語絵巻」を名品コレクション展示室にて、映像システムや複製で見ることができます。その国宝「源氏物語絵巻」の原本が展示される特別展が、1年のうち約半月という極めて短い期間だけ不定期に開催されています。例年11月半ばの開催ではありますが、日程が決まっているわけではありません。

「源氏物語」を描いたこちらの絵巻は、現存するものの中ではもっとも古く、12世紀前半に製作されたといわれています。国宝「源氏物語絵巻」は現在20帖が900年に渡って伝えられており、徳川美術館で収蔵しているものはその内の13帖です。残りの7帖は諸家に分蔵されています。

人気の企画展

徳川美術館ではさまざまな企画展を開催しており、常設展示では見られない貴重な展示物を鑑賞できます。毎年開催される人気の特別展「尾張徳川家の雛まつり」では、雛まつりに関する展示が行われます。中でも尾張徳川家三世代の高さ約2m、間口約7mの雛壇飾りは壮観です。

有形文化財に登録されている美術館

徳川美術館は、有形文化財に指定されています。徳川園の入り口は、尾張徳川家名古屋別邸の表門を使用しています。本館と南収蔵庫は近代設備を備えながら、まるで城郭のような帝冠様式建築であり、ヨーロッパの建築界でも紹介されました。

美しい徳川園

美術館と隣接している庭園徳川園は、1931年十九代当主義親から名古屋市へ寄付された邸宅の整備改修を行い、2004年に日本庭園としてリニューアルされました。「池泉回遊式庭園」と呼ばれる形式の庭園で、江戸時代のものと同じ様式となっています。地下水を水源とする龍仙湖を中心とし、龍門の瀧、牡丹園や菖蒲田、西湖堤など、日本の伝統を伝える美しい庭園が広がっています。

庭園では、四季折々の花はもちろん、レストランや喫茶などもあり、美しい庭園を見ながら食事を楽しむことができます。

さいごに

徳川美術館では、徳川家に関する展示物を見られるのはもちろん、庭園でのんびりできるなどさまざまな楽しみ方があります。名古屋へ旅行しに出かけたときは、徳川美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

各地からの愛知県の空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田から中部国際空港へは飛行機で約1時間、早めに予約すれば新幹線より安い6,500円程度で予約できます。

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