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桜とねぷたの街・弘前のおすすめ観光スポット14選

弘前には、歴史を感じさせるノスタルジックな街並みと、青森の豊かな自然を体感できる観光スポットが数多くあります。今回は、弘前のおすすめ観光スポットをジャンル別にご紹介します。

弘前の定番スポット

弘前城

弘前城は、弘前を代表する観光スポットの1つです。津軽統一を成し遂げた弘前藩初代藩主の津軽為信が計画し、2代目信枚によって1611年(慶長16年)に完成しました。城内には、天守閣、3棟の櫓、5棟の城門が残っており、いずれも重要文化財に指定されています。
2016年10月から本丸の石垣修理が行われており、完了するまでに約10年間かかるとされています。この石垣修理も見どころの1つとなっており、体験イベントや出土した遺物の公開などが行われています。

住所:青森県弘前市下白銀町(弘前公園内)
営業時間:9時~17時(入園券の販売は16時30分まで)
※さくらまつりの期間中は7時~21時まで
※毎年11月24日~翌年3月31日までは閉園
入場料:大人310円、子供100円(※共通券の場合は大人510円、子供130円)

弘前公園

弘前城をバックにそびえ立つ弘前公園は、東北屈指の桜の名所として知られています。ソメイヨシノやヤエザクラなど約2,600本の桜が園内に植えられており、例年4月下旬に見頃を迎えます。特に川沿いの桜並木が川面に写る光景は、圧巻の美しさです。

2017年には「弘前さくら祭り」が100年目を迎え、過去最多となる251万人を動員しました。
秋にはお城の縁に植えられた約1,000本のカエデが色づきます。冬はみちのく5大雪まつりの1つである「雪燈籠まつり」が開催され、四季折々の自然と共に楽しむことができます。

住所:青森県弘前市大字下白銀町1
営業時間:9時~17時(入園券の販売は16時30分まで)
※さくらまつりの期間中は7時~21時まで
入場料:大人310円、子供100円(※共通券の場合は大人510円、子供130円)

岩木山(津軽富士)

津軽平野南西部にそびえ立つ岩木山は、青森県でもっとも高い標高1,625mの活火山です。その美しさから「津軽富士」という愛称で親しまれており、日本百名山にも選定された人気の登山スポットでもあります。8合目まで自動車で登ることができる津軽岩木スカイラインが整備されており、ドライブも楽しめます。また、8合目~9合目まではリフトもあり、山頂まで徒歩約40分で行くことが可能です。
山頂からは八甲田連峰や津軽半島の権現崎と十三湖など、自然豊かな青森のパノラマを楽しむことができます。

住所:青森県弘前市
営業時間(リフト):上り9時~16時、下り9時~16時20分
※営業期間は4月下旬~10月下旬まで
料金:
大人:往復/900円、片道/500円
中・高生:往復/700円、片道/450円
小学生:往復/500円、片道/350円
幼児:無料

歴史を学べるスポット

青森銀行記念館

青森銀行記念館は、1879年に青森初の国立銀行・旧第五十九銀行本店の本館として建てられ、1904年に親方町に移りました。設計者は太宰治の生家も手がけた堀江佐吉です。現在は、青森県の重要文化財にも指定されています。美しいルネッサンス風のモダンな外観や装飾もさることながら、防火のために日本の土蔵造りも採用するなど機能的にも優れた造りになっています。2015年には弘前市のプロジェクションマッピングイベントの舞台となり、話題を集めました。

住所:青森県弘前市元長町26
営業時間:9時30分~16時30分(菊と紅葉まつりの期間中は18時まで)
※開館期間は4月1日~11月30日までです。
入館料:大人200円、高校生200円、小・中学生100円
※毎月15日、四大まつり期間は無料開放

旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館は、1906年に日露戦争の戦勝記念として建てられた歴史を持つ図書館です。昭和6年まで市立図書館として利用されてきました。太宰治の生家や旧第五十九銀行(現青森銀行)本店の設計者である堀江佐吉らが設計を手がけました。ルネッサンス様式の洋風建築のこの建物は、八角形の斜塔、美しい白亜の壁、レトロな装飾が見どころです。

住所:青森県弘前市下白銀町2-1
営業時間:9時~17時
入館料:無料

カトリック弘前教会

カトリック弘前教会は、1910年に建造された、尖塔が特徴的なロマネスク様式の木造モルタル造りの教会です。重厚な祭壇は、オランダの聖トマス教会から譲り受けたゴシック様式のものです。全てナラの木で細工されています。光が透けて美しいステンドグラスは聖書を題材にしたもので、こちらも見どころの1つとなっています。

住所:青森県弘前市百石町小路20
営業時間:7時~19時
入館料:無料

旧東奥義塾外人教師館

旧東奥義塾外人教師館は、青森県初の私学校です。学校に招かれた外人宣教師のために造られたといわれています。レトロな煙突やベイウィンドウなどの装飾や内部は、当時の様子そのままに再現されています。1階には喫茶店があり、コーヒーを味わいながら、窓の外のミニチュア建造物を楽しむことができます。

住所:青森県弘前市下白銀町2-1
営業時間:9時~18時(喫茶店は9時30分~18時)
入館料:無料

自然を体感できるスポット

藤田記念庭園

弘前公園の傍に位置する藤田記念庭園は、弘前氏出身で大日本商工会議所初代会頭を務めた藤田謙一の邸宅の庭園として1919年に造営された庭園です。市政執行100周年を記念し、1991年に弘前市が整備・開園しました。

東京から一流の庭師を招いて造らせた江戸風の大規模な庭園は、総面積約21,800平方メートルという東北でも最大規模の広さを誇ります。高台部庭園は岩木山を眺望する借景式庭園、低地部庭園は池を中心とした池泉回遊式庭園とそれぞれ趣の異なる造りになっています。

住所:青森県弘前市上白銀町8-1
営業時間:9時~17時(最終入館は16時30分まで)
※さくら祭り期間中は9時~18時(最終入館は17時30分まで)
入園料:大人310円、子供100円(※共通券の場合は大人510円、子供130円)

弘前城植物園

弘前公園内の三の丸にある弘前城植物園は、23のゾーンに1,500種124,000本もの樹木・草木が植えられている広大な植物園です。散策所要時間は40分~1時間ほど。弘前城を背景に、四季折々の自然を楽しむことができます。自由広場ではお弁当を食べることもできます。また、休憩所や東屋も整備されており、雨の日でも散策できます。

住所:青森県弘前市下白銀町(弘前公園内)
営業時間:9時~17時(最終入場は16時30分まで)
入場料:大人310円、子供100円(※共通券の場合は大人510円、子供130円)

弘前市りんご公園

弘前市りんご公園には、約65種1,300本のりんごの木が植えられています。生産体験園では、人工授粉や実すぐりなど貴重な体験ができます。また、8月上旬~11月中旬には、もぎとり体験もできます。園内にあるりんごの家では、りんごに関連する商品が約1,200種類も販売されており、お土産にもぴったりです。軽食コーナーでは、りんごを使ったオリジナルメニューも試食できます。このほか、古い農機具などが展示された旧農家住宅、遊具のあるふれあい広場などの施設があります。

住所:青森県弘前市清水富田字寺沢125
営業時間:9時~17時(※営業時間外でも園内は散策可能)
入園料:無料

弘前の神社・仏閣

岩木山神社

岩木山神社は、岩木山のふもとにある創建約1200年以上もの歴史を持つ由緒正しい神社です。岩木山は古来より山岳信仰の聖地とされ、岩木山神社はその信仰を支える中心となってきました。神社には県産のヒバが使われており、400年もの間風雪に耐えてきました。本殿・拝殿・奥門・楼門は、国の重要文化財に指定されています。

住所:岩木山神社社務所

最勝院五重塔

最勝院五重塔は、東北一美しい塔と称されています。津軽藩3代目藩主信義が計画・着工し、1667年(寛文7年)に完成しました。塔の高さは約31.2mと非常に高く、露盤から寶珠までの相輪部分は総高に対して長いのが特徴で、重要文化財に指定されています。

住所:青森県弘前市銅屋町63
営業時間:9時~16時30分
拝観料:無料

青森の文化を学べるスポット

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村は、弘前の夏の風物詩・ねぷたの展示や金魚ねぷたの製作実演コーナーなど、青森の文化を見学・体験できる施設です。また、ねぷた囃子や津軽三味線の生演奏もしており、祭りの臨場感を味わうことができます。りんごや津軽塗など、青森ならではの物産も販売しており、お土産も購入できます。

住所:青森県弘前市亀甲町61
営業時間:9時~17時(※12月~3月は16時まで)
入館料:一般550円、中・高校生350円、小学生200円、幼児(3歳以上)100円

弘前市立観光館

弘前市立観光館は、弘前市や周辺の観光情報を調べることができる施設です。1階には弘前ねぷた、2階には津軽塗の各工程が展示されています。また、隣接する山車展示館には弘前八幡宮祭礼の山車が展示されています。

さいごに

津軽の豊かな自然に囲まれ、独自の文化を育んできた弘前。数多くの魅力がある弘前へ、ぜひ観光しに訪れてみてはいかがでしょうか。

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