大涌谷は、火山活動が活発化したことにより、長らく立ち入りが規制されていましたが、2017年7月26日に一部エリアを除いて規制が解除されました。今回は、再始動した大涌谷の楽しみ方や見どころについてご紹介します。
大涌谷ってどんなところ?
大涌谷の歴史は古く、今から約3000年前に箱根の火山が水蒸気爆発して山崩れが発生し、堆積物が地表を覆いました。そして100年後に発生した小規模な火砕流によって火山砕屑物が体積し、大涌谷を形成していきました。大涌谷にはハイキングコースが整備されており、春~秋頃までハイキングを楽しむことができます。
大涌谷の注意点
大涌谷は高所にあるため、天候によっては夏でも肌寒いです。山頂付近に行く人や周辺を散策したい人は、必ず長袖を用意しておくことをおすすめします。また、火山性ガスの影響が大きいアレルギー性ぜんそくの人や気管支疾患などの人は生命に関わる恐れもあるので、車外での観光は推奨されていません。
大涌谷へのアクセス
車、バス、電車などでアクセスできます。アクセス方法は以下の通りです。
車・バス
箱根口IC→国道1号線・県道75号線→早雲山または桃源台
早雲山or桃源台→大涌谷(箱根ロープウェイで10分)
電車
箱根湯本(箱根登山電車)→強羅(箱根登山ケーブルカー)→早雲山(箱根ロープウェイ)→大涌谷
大涌谷の楽しみ方
ロープウェイから眺める箱根の四季
大涌谷への交通手段である箱根ロープウェイの沿線では、年間を通して箱根の四季折々の風景を楽しめます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧といったように、季節ごとに趣の異なる表情を見せてくれるのも魅力的です。
くろたまご館で富士山鑑賞&お土産ショッピング
くろたまご館は、ロープウェイ大涌谷駅、バス駐車場から徒歩1分の距離にある施設です。館内には土産物屋やレストラン、トイレなどがあり、大涌谷観光の拠点となるスポットです。晴れている日は、富士山を望めます。館内には箱根のお土産のほかに、大涌谷ならではのお土産もたくさん販売されています。
名物の黒たまご
黒たまごは名前の通り、真っ黒な殻が特徴です。1つ食べると7年寿命が延びるといわれている縁起の良い食べ物です。もちろん、栄養価も満点です。玉子茶屋、大涌谷くろたまご館、ゆ~らんど、極楽茶屋で販売されています。
ハイキングを楽しもう!
大涌谷には全長2.4kmのハイキングコースが整備されており、四季折々の美しい自然や野鳥の姿、雄大な富士山、眼下に広がる芦ノ湖など、箱根の絶景を楽しめます。ただし、現在は自然研究路コースへの立ち入りが規制されています。
延命地蔵にお参りしよう
延命地蔵は、今から1100年余り昔に、諸国遍歴の旅の途中であった弘法大師が、大涌谷の地獄のような光景に心を痛め、人々の救済を祈願して一体の地蔵菩薩を作ったのが始まりといわれています。
さいごに
独特の景観から、江戸時代までは地獄谷とも呼ばれてきた大涌谷。箱根へ旅行しに出かけた際は、大涌谷へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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