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海水浴や自然を満喫!浄土ヶ浜の楽しみ方・見どころ

天を衝く真っ白い岩と青い海、松の緑のコントラストが美しい浄土ヶ浜は、岩手県を代表する観光スポットの1つです。今回は、浄土ヶ浜の楽しみ方や見どころについてご紹介します。

浄土ヶ浜ってどんなところ?

浄土ヶ浜は、三陸復興国立公園の三陸ジオパークの中にある景勝地です。鋭くそそり立つ真っ白な大岩群は、約5200万年前のマグマによってできた火山岩で、その白さは二酸化ケイ素を多く含むためと考えられています。岩肌にはマグマが流れてできる模様の「流理構造」が刻まれています。浄土ヶ浜の名前は、約300年前に宮古山常安寺の霊鏡竜湖和尚がこの地の景観を称して「さながら極楽浄土のごとし」と述べたことが由来といわれています。

透明度の高い海は波おだやかで、夏には多くの海水浴客が訪れます。また、冬には雪に覆われた清らかな光景を見ることができます。1996年(平成8年)には「日本の渚百選」に選ばれ、2000年(平成12年)には「日本の水浴場88選」、さらにその翌年には「日本のかおり風景百選」にも選出されています。

浄土ヶ浜のアクセス

バス

JR宮古駅→バス(「奥浄土ヶ浜」行)で約20分→バス停「奥浄土ヶ浜」下車すぐ

自動車

・JR宮古駅→車で約10分→第1〜2駐車場→徒歩10〜15分
・東北自動車道盛岡南IC→車で約120分→第1〜2駐車場→徒歩10〜15分

浄土ヶ浜の楽しみ方

海水浴を楽しむ!

浄土ヶ浜では、透き通ったブルーの海で海水浴を楽しめるので、海開きのシーズンには多くの海水浴客で賑わいます。自動車の乗り入れは規制されており、徒歩10分の距離にある駐車場を利用する必要があるので注意しましょう。海水浴場開設期間中には、各駐車場と浄土ヶ浜を循環する「浄土ヶ浜周遊無料バス」が毎日、運行しています。

海水浴は夏だけですが、冬には真っ白な雪が降り積もり、まるで水墨画のような光景を見ることができます。

遊覧船で雄大な景色を見る!

浄土ヶ浜の入り口にある八戸穴は、陸中海岸の「青の洞窟」の異名で知られています。洞窟内に太陽光が差し込むと、海水がエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝くことから、その名がついたといわれています。浄土ヶ浜マリンハウスでは、「青の洞窟」八戸穴をはじめ、剣ノ山や賽の河原、血の池など、浄土ヶ浜内湾にある名所をめぐる遊覧船を運航しています。さっぱ船と呼ばれる小型船は定員2~7名の種類があり、所要時間は約20分、料金は1人 1,500円です(予約不可)。
また、手漕ぎボートでボートフィッシングをすることもできます。風光明媚な景色を眺めながら、のんびりと釣りを楽しめます。釣具のレンタルもあるので、手ぶらで利用できます。ボートの利用料は2,000円~2,400円(終日)です。

自然が作り出した見事な造形を見る!

浄土ヶ浜では、有史以前の約5200万年前の火山のマグマが作り出した自然の造形美を見ることができます。透明度が高く青い海と、真っ白い岩の調和した光景が広がります。岩手県出身の童話作家・宮沢賢治も生前、この地を訪れて和歌を詠んだといわれています。

海側から見られる小地名にもさまざまな名所があります。岩の上部にある断層が黒い鍬の刃に見えることからその名がついた「鍬形」や、天然の石の堤防によって河原のように砂や小石が留まっている「賽の河原」、砥石のような岩が正面に連なる剣山に向かって伸びる「砥石浜」など、自然が織りなすダイナミックな景観を堪能できます。

さいごに

大自然が作り上げた景勝地、浄土ヶ浜。青い海の中にそそり立つ真っ白な大岩と松の緑のコントラストは極楽浄土の名にふさわしく、ダイナミックな景観美は見る者を魅了します。夏は海水浴、冬は雪景色を堪能でき、釣りや遊覧船での奇岩めぐりも楽しめます。

岩手県へ旅行しに出かけた際は、浄土ヶ浜へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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