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どうめぐるのがおすすめ?別府温泉の地獄めぐりの楽しみ方・見どころをご紹介!

全国的に有名な温泉地、別府温泉では「地獄めぐり」を楽しむことができます。今回は、大分県を代表する観光スポットのひとつ、別府温泉の地獄めぐりの楽しみ方や見どころをご紹介します。

別府温泉ってどんなところ?

温泉街として全国的に知られる別府市では、別府八湯や市営温泉など、さまざまな温泉が楽しめます。中でも「地獄めぐり」と呼ばれる温泉噴出口めぐりは有名で、多くの人が訪れる人気スポットとなっています。

「地獄」という名称ははるか昔から使われており、奈良時代に編纂された「豊後国風土記」には噴気や熱泥、熱湯が噴出していたと記載されています。人が近寄れない忌み嫌われた土地として、次第に「地獄」と呼ばれるようになったといわれています。
別府温泉の地獄のうち、「海地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」「白池地獄」は国指定名勝です。

別府温泉のアクセス

海地獄から回るルート(最寄り駅は別府駅)

自家用車
大分自動車道 (別府IC)から右折→県道11号を鉄輪温泉方面に約3km直進(約5分)

路線バス
・JR別府駅西口→亀の井バス2・5・9・24・41番鉄輪行きで20分→バス停「海地獄前」 もしくは「鉄輪」下車→徒歩1分

高速バス(別府~福岡、別府~長崎)
「鉄輪口」下車→徒歩すぐ

定期観光バス
別府駅より亀の井バスの定期観光バス運行(1日3便)

血の池地獄、龍巻地獄方面から回るルート(最寄り駅は亀川駅)

自家用車
・大分自動車道 (別府IC) 方面からは別府IC出口の交差点を右折→「鉄輪温泉入口」の交差点を左折後、道なりに進む
・大分自動車道 (速見IC) 方面からは国道10号線を大分方面へ→公設市場交差点を右折→亀川新川交差点を右折後、道なりに進む

バス
・亀川駅→亀の井バスで「鉄輪(かんなわ)」行(バスNo.26)「血の池地獄前」下車→約7分

電車
別府駅→約5分→亀川駅

別府温泉の料金

大人 2,000円
高校生 1,350円
中学生 1,000円
小学生 900円

※有効期間は購入日とその翌日

別府温泉地獄めぐりの楽しみ方

海地獄

別府の地獄の中で最大規模を誇るのが海地獄です。美しいコバルトブルーで涼しげに見えるものの、泉温は約98度と高温で、温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや、熱帯性睡蓮が栽培されています。5月上旬~11月下旬には美しい花が咲き誇ります。泉質は含食塩酸性泉(ラジウム硫酸鉄を有す)です。

血の池地獄

血の池地獄は、1300年以上前から存在する日本最古の天然の地獄といわれており、国の名勝にも指定されています。赤い熱泥は布や家の柱の染色にも使われてきました。皮膚病薬としても知られ、地獄から湧き出る粘土から作られた「血ノ池軟膏」は園内で販売されています。泉質は酸性緑礬泉で、泉温は約78度です。

龍巻地獄

龍巻地獄は、市の天然記念物に指定された間欠泉です。屋根があり実際には高く噴き上がることはありませんが、熱水は約30mほど噴き出す力があるといわれています。泉質は含食塩酸性泉で、噴気の温度は約105度です。園内の斜面にはツツジが植えられ、4月中旬から連休にかけて鮮やかに咲き誇るさまが見られます。10月には2,000kmを旅する蝶、アサギマダラの姿を見ることもできます。

白池地獄

青みを帯びた白色のお湯が広がる白池地獄。噴出時のお湯は透明ですが、温度と圧力の低下によって青白く変化します。泉質は含ホウ酸食塩泉で、噴出口の泉温は約95度です。園内にはピラニアなど10種類の熱帯魚が見られる熱帯魚館や、アマゾンの巨大魚ピラルクを飼育するピラルク館などがあり、県指定重要文化財の向原石幢も見ることができます。

鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄は、灰色の熱泥が沸騰するさまが坊主頭に似ていることから名づけられたといわれています。泉質はナトリウム一塩化物泉で、泉温約99度です。「豊後国風土記」にも登場するほど歴史は古く、明治期には「新坊主地獄」として観光名所になっていました。一旦閉鎖されたものの、2002年(平成14年)に「鬼石坊主地獄」としてリニューアルオープンしました。施設の奥には温泉「鬼石の湯」があり、大人620円、小学生300円、幼児200円で利用できます。家族湯は1室2,000円(1時間4名まで)です。

鬼山地獄

1923年(大正12年)に日本で初めて温泉熱を利用してワニの飼育を始めたことにちなみ、鬼山地獄は別名「ワニ地獄」とも呼ばれており、現在も約70頭のワニが飼育されています。泉質はナトリウム一塩化物泉で、泉温約99.1度です。1925年(大正14年)から1996年(平成8年)まで生きたクロコダイルは世界一の長寿を誇り、その剥製を園内の標本館で見ることができます。

かまど地獄

かまど地獄には、熱泥地獄の池や乳白色の池、グリーンやブルーに変化する池など、さまざまな湯の池があります。古来、氏神の竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いていたため、その名がついたといわれています。池は1~6丁目と番号がふられており、泉質は含芒硝弱食塩泉で、泉温90度です。

さいごに

別府温泉の地獄めぐりでは、真っ赤な血の池地獄や、コバルトブルーの海地獄など、自然が作り出した不思議な光景を見ることができます。1300年の時を超え、今なお湧き続ける日本最古の地獄で大自然の神秘を体験できます。

大分県へ旅行しに出かけた際は、別府温泉の地獄めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

各地から大分空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田からは飛行機で約100分、早めに予約すれば1万円程度で予約できます。

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