稚内は日本最北端の漁港を持つ都市で、海産物が有名です。その他、史跡や自然などの観光スポットが数多くあります。今回は、稚内でおすすめの観光スポットをご紹介します。
稚内の史跡
稚内灯台
紅白の鮮やかなツートンカラーが特徴の稚内灯台は、ノシャップ岬のシンボル的存在として稚内の歴史を見守ってきました。1900年当初は、作られた場所はノシャップ岬の丘陵地でした。しかし、アメリカ軍との関係により1966年に今の位置に移設しました。稚内灯台は北海道でもっとも高い灯台です。
祈りの塔
1983年9月1日大韓航空機撃墜事件がサハリン西海域で起こりました。祈りの塔は、その事件の慰霊と恒久平和を願って1985年9月1日に建てられた塔です。碑文には愛と誓いを捧げることばが刻まれています。また塔の周辺には地域の婦人会の協力でアルメリア花壇が植えられています。
稚内の自然
稚内公園
稚内公園は、市街を一望できる高台にある公園です。氷雪の門や樺太犬(タロ・ジロ)記念碑など稚内を代表するモニュメントがあります。開基百年記念塔や北方記念館などの歴史を学ぶスポットや足湯が楽しめるゲストハウス氷雪などがあり、散策しながら稚内の魅力を味わうことができます。
恵山泊漁港公園
ノシャップ岬にある恵山泊漁港公園は、夕焼けの美しい公園として有名です。利尻富士を照らす夕日が徐々に沈んでいく様は、感動を覚えることでしょう。また、レジャーボードなどのアウトドア施設も近くにあり、ノシャップ岬の自然を存分に感じることができます。
ノシャップ岬
ノシャップ岬は、秀峰・利尻富士と花の浮島・礼文島、サハリンの島影を一望できる稚内でも有数の景勝地です。水面をキラキラと輝かせる美しい夕焼けは幻想的であり、多くの人々を魅了し続けています。7月~8月の早朝には、夏の風物詩である利尻昆布を採っている様子を見られます。
メグマ沼
メグマ沼は稚内空港から徒歩約15分の場所にある、自然を満喫できるスポットです。200種類を超える草花や多くの野鳥が飛来するメグマ沼には、散策用の遊歩道も設けられており、気軽に散策できるスポットとして人気があります。
宗谷丘陵
宗谷丘陵は、なだらかな丘陵地に設置された風力発電の風車が有名な観光スポットです。氷河時代に形成された周氷河地形としても知られており、北海道遺産に認定されています。ホタテの貝殻を敷き詰めた「最北の白い道」も見どころの1つです。
宗谷岬
宗谷岬は、日本の最北の地を目指してきた人々の記念撮影場所として人気のある名所です。日本最北端の地を示す記念碑があり、SNS映えのする写真を撮影できます。北極星の一稜をモチーフにしたこの記念碑の前に立てば、前方三方が海、正面にサハリンの島影が浮かぶ光景が広がります。
食事を楽しめるスポット
稚内副港市場
稚内副港市場は、食事を楽しめるのはもちろん、お土産を購入できたり、温泉にも入れる日本最北端の複合施設です。ここでは、1階部分に買い物や食事ができる場所、2階に温泉があります。稚内の歴史には欠かせないロシアとの関係や料理なども楽しめる場所として、地元の人からも愛されています。
さいごに
稚内は日本最北端の地であり、グルメや自然を感じられる地域です。その歴史や文化は一見の価値があります。稚内に旅行へ出かけた際は、今回紹介した観光スポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。