宮城の「蔵王キツネ村」は、放し飼いのキツネに出会える珍しいスポットで、メディアでも度々とり上げられている人気の場所です。今回は、蔵王キツネ村の概要と楽しみ方、アクセス方法についてご紹介します。
キツネ村ってどんなところ?
「蔵王キツネ村」は、キタキツネをはじめ、日本では珍しいギンギツネ、ホッキョクギツネ、プラチナギツネなど計6種、100匹を超えるキツネが放し飼いにされている観光スポットです。宮城県白石市の蔵王山麓に位置し、森の中で自由に暮らすキツネを観察したり、エサをあげたりすることができます。
感染対策済みの人工的に繁殖させたキツネのみのため、子連れファミリーも安心です。特設のふれあいコーナーでは、キツネのほか、ウサギ、ヤギなどの可愛い動物たちとの触れあいも楽しめます。
森の中にあるものの通年営業しており、春は出産シーズン、夏は毛の生え替えシーズンと季節ごとに違ったキツネの姿に出会えます。なかでも秋・冬シーズンは、極寒の自然を生き抜くためにキツネの毛が伸びる時期。ふさふさの毛を纏った愛らしい姿が見られます。鮮やかな紅葉、真っ白な雪の中にキツネがいる風景は、まるで絵本の世界。キツネが蔵王の美しい自然に溶け込んだ貴重な景色が見られます。
蔵王キツネ村の基本情報
住所:宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
電話番号:0224-24-8812
開園時間:9:00~17:00(冬季期間12/1~3/15は16:00まで)
休園日:毎週水曜(2月、8月、ゴールデンウイーク前後、年末年始は休み無し)
入場料:大人(中学生以上)1,000円、小学生以下無料
アクセス:東北自動車道「白石I.C」より車で約20分。
※2017年10月~2018年3月18日の期間中、試験的に土日祝日のみ白石城からバスが運行(12/30~1/1除く)。その他、仙台駅から宮交観光ツアーバス、薬師の湯宿泊者限定のシャトルバスなども運行。くわしくは公式サイトをご確認ください。
蔵王キツネ村に訪れる際の注意点
蔵王キツネ村を訪れる際は、服装と持ち物に注意が必要です。キツネは動くものに敏感に反応するため、ヒモがついたヒラヒラした装飾がある服装やバッグは避けましょう。ネズミやヘビなどと勘違いして、捕獲しようと後ろをついてきたり、ひっぱったりする場合があります。女性の方は黒いタイツも避けましょう。キツネには足元の靴部分しか見えておらず、小動物が動いているように見えてしまうようです。
また、放し飼いとなっているキツネがいたずらをしたり、噛まれたりする可能性もあるため、小学生以下のこども一人につき大人一人の付き添いが必要です。
蔵王キツネ村の楽しみ方
放し飼いエリアでキツネに接近!
広い敷地内で自由に歩き回るキツネに接近して、キツネの様子をじっくり観察するのも楽しいものです。キツネ同士でじゃれ合ったり、穴を掘っていたり、丸くなって寝転んでいたりする自然の姿は、見ているだけでも癒されます。イヌ科動物のキツネですが、気まぐれな猫のように自ら近づいてきたりすることもあります。また、園内で販売されているエサをあげることもできます。
ふれあいコーナーで動物たちを遊ぼう
放し飼いエリアのほか、ふれあいコーナーがあります。温もりあふれる木の小屋の中には、キツネ、ウサギ、ヤギ、ポニーなどがおり、キツネの抱っこ体験も可能です。ただし、安全のため抱っこ体験は高校生以上となります。
タイミングが合えば、赤ちゃんキツネやヤギ、ウサギなどもいます。気になる方は公式サイトでチェックしてから出かけましょう。
お土産に可愛いキツネグッズを
蔵王キツネ村では、たくさんのキツネグッズを扱う売店があります。キツネをモチーフにしたクッキーやチョコなどのお菓子、マグカップ、ステーショナリーなど、見ているだけでも可愛いキツネグッズがずらりと並びます。キツネ写真集、ポストカード、スマホケースなど、蔵王キツネ村オリジナルのグッズも購入できます。
ちなみに、施設内に食事処はありません。ゴールデンウイークとお盆期間の繁忙期のみ、軽食を扱っています。
さいごに
100匹を超えるキツネに出会える宮城の「蔵王キツネ村」は、全国的にも珍しい観光スポットです。自由に暮らすキツネを間近で見られるとあって、仙台駅などからツアーバスが運行されるほど人気があります。宮城にある話題のスポットへ出かけてみてはいかがでしょうか。