沖縄の「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」は、美ら海水族館から車で約10分という地点にある、観光しやすい立地の世界遺産です。今回は今帰仁城跡の概要と見どころ、アクセス方法についてご紹介します。
今帰仁城跡ってどんなところ?
沖縄本島北部に位置する「今帰仁城跡」は、琉球王国が誕生する以前の「三山(さんざん)時代」に活躍した北山王のグスク(城)です。90m~100mの丘陵地帯を利用して8つの郭で構成され、那覇市の首里城とほぼ同じ規模を誇ります。かつての建物などは残されていませんが、古生代石灰岩で造られた1.5kmにも及ぶ長い城壁、高台から眺める景色は見ごたえがあります。
築城年代は14世紀頃と推測されています。その頃の琉球は、今帰仁城のある北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)の3つの国が並立していました。のちに、勢力を増した中山の尚巴志(しょうはし)によって琉球はひとつに統一され、琉球王国が誕生しました。戦いに敗れた今帰仁城は、琉球王府の役人住居として使用されていたといわれています。
2000年12月、今帰仁城跡は首里城や斎場御嶽など9つの遺構と共に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。寒緋桜(カンヒザクラ)の名所としても知られており、毎年1~2月には「今帰仁グスク桜まつり」が開催されています。期間中には、伝統芸能などの演舞、夜はライトアップが行われ、地元の方や観光客で賑わいます。
今帰仁城跡の見どころ
今帰仁城跡の観光所要時間は、隣接する歴史文化センターを含めて1時間ほど。高台に曲線を描いてのびる城壁そのものが一番の見どころですが、今回はそれ以外の見逃せないスポットをご紹介します。
高台からのオーシャンビュー!御内原
今帰仁城跡の一番高いところにある「御内原(うーちばる)」は、女官部屋があった場所といわれています。北側からの眺望が見事で、今帰仁城跡では外せないスポットです。どこまでも続く青い空と青い海が広がり、天候が良ければ遠くに浮かぶ与論島も見られます。
城内一の神聖スポット!テンチジアマチジ
「テンチジアマチジ」は、今帰仁城跡内でもっとも神聖な拝所とされています。高さ1mほどの石垣で囲われたもので、自然信仰が息づく沖縄ならではのパワースポットです。御内原の片隅にあるので、忘れずに訪れましょう。郭を挟んだ隣のエリア「大庭(ウーミャ)」にも神聖なスポットがあり、祭祀を行う「ソイツギ」、「神ハサギ跡」も必見です。
出土品や資料を見学!今帰仁村歴史文化センター
今帰仁城跡に隣接した「今帰仁村歴史文化センター」では、城内や周辺集落で発見された貴重な陶磁器などの出土品、昔の人々の生活用具などが展示されています。本土とは異なる歴史や文化を知ることができます。
那覇空港から今帰仁城跡へのアクセス
車で
沖縄自動車道(高速道路)を利用して許田IC経由、国道58号線、県道84号線、県道72号線のルートで進行となります。
バスで
那覇空港からなら「急行やんばるバス」または路線バスの利用となります。路線バスの場合は、那覇空港から20番系統(名護西線)バスに乗車し、名護バスターミナルへ。66番系統(本部半島循環線今帰仁廻り)のバスに乗り換えとなります。
さいごに
沖縄の世界遺産「今帰仁城跡」は、雄大な自然の中に鎮座するロマンあふれる観光スポットです。美ら海水族館からアクセスしやすく、約1時間で観光できるのも魅力です。沖縄本島北部を巡るときには、今帰仁城跡まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
各地からの那覇空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田からは飛行機で約2時間40分、早めに予約すれば10,500円程度で予約できます。
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