X

日本で唯一の刑務所博物館!「博物館網走監獄」の見どころとアクセス方法


博物館網走監獄は、日本で唯一の刑務所をテーマにした博物館です。ほかの観光地とは一味違った珍しい体験ができ、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。今回は「博物館網走監獄」の見どころや、アクセス方法についてご紹介します。

博物館網走監獄とはどんなところ?

「博物館網走監獄」は1983年に北海道網走市に開館した、日本最北端の刑務所である網走刑務所の旧建造物を保存公開している野外博物館です。東京ドーム約3.5個分に相当する広い敷地内には、網走刑務所から移築復元した25の建物群が立ち並んでおり、その歴史的価値の高さから8棟が国の重要文化財に、6棟が登録有形文化財に指定されています。
日本で唯一の「刑務所」をテーマにした博物館であり、囚人たちの暮らしを体験しながら明治・大正期の歴史的建造物を見学することができる貴重な観光スポットとなっています。

博物館網走監獄へのアクセス方法

博物館網走監獄の最寄り空港は「女満別空港」です。女満別空港から博物館網走監獄へのアクセス方法と所要時間は以下の通りです。

バス

網走バス「女満別空港線」の網走方面行きに乗車し、バス停「天都山入口」で下車(乗車時間約25分)しましょう。「天都山入口」から徒歩約10分で、博物館網走監獄に到着します。

レンタカー・タクシー

レンタカーやタクシーを利用した場合、女満別空港から博物館網走監獄まで約20分で到着します。

博物館網走監獄の見どころスポットをご紹介!

旧網走監獄 庁舎(重要文化財)

「旧網走監獄 庁舎」は、1912年(明治45年)から1987年(昭和62年)まで網走刑務所の管理部門として使用されていた、明治時代の官庁建築を代表する建物です。中には「724kmの囚人道路」や「網走監獄ライブラリー」といった、囚徒が切り開いた北海道開拓の歴史や重要文化財の見どころを紹介したさまざまな展示コーナーがあります。博物館網走監獄に着いたらまずは庁舎を見て回りましょう。

旧網走監獄 教誨堂(重要文化財)

「旧網走監獄 教誨堂(きょうかいどう)」は、収容者に対して精神的、論理的、宗教的な救済を行うことを目的に使われていた場所です。外観が総瓦葺入母屋造りの日本建築であるのに対し内部は西洋風に造られており、和洋折衷の建物になっています。

舎房及び中央見張所(重要文化財)

「舎房及び中央見張所」は、ベルギーのルーヴァン監獄を模倣して造られた、放射状に広がる5棟の舎房の中央に1カ所から全体を見渡せるように六角形の中央見張所が設けられている建物です。雑居房と独居房を合わせた226房に最大700名を収容することができ、1912年(明治45年)から1984年(昭和59年)までの72年間に渡って網走刑務所の獄舎として使われていました。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所(重要文化財)

「旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所」は、1896年(明治29年)に網走刑務所の農園作業の先導的施設として網走の西方丘陵地に設置された、木造刑務所としては日本で最古の建物です。「庁舎」「舎房」「教誨堂及び食堂」「鍵鎖附着所」「炊場」の5棟は、いずれも重要文化財に指定されています。

監獄食を味わえる!

「網走刑務所 旧二見ケ岡農場 食堂棟」では、冬期間を除く期間限定で、現在の網走刑務所で実際に収容者が食べている食事のメニューを再現した「監獄食」の体験ができ、観光客から人気を集めています。食堂内には、食事をとっている様子を再現した明治時代の服装をした囚人の人形10体が設置されています。
監獄食は入り口近くにある飲食店「監獄食堂」でも食べられますが、収容者になったつもりで食べてみたいという方には「旧二見ケ岡農場 食堂棟」(※2018年現在は休業中)で体験することをおすすめします。

さいごに

今回は網走の観光スポット「博物館網走監獄」の見どころやアクセス方法について紹介しました。博物館網走監獄は、日本で実際に刑務所として使われていた建物を見学できるスポットです。旅行で網走を訪れた際には、「博物館網走監獄」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

東京・札幌から女満別空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田からは飛行機で約1時間45分、早めに予約すれば1万5000円前後で予約できます。

羽田-女満別の航空券の料金はどれくらい?
新千歳-女満別間の料金と時間はどれくらい?

女満別空港発着の航空券検索

新千歳空港発着の航空券検索

JALの航空券検索
ANAの航空券検索
スカイマークの航空券予約検索
エアドゥの航空券予約検索