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東北の魅力がギュッと詰まった鶴岡・酒田の観光スポット13選

山形県の鶴岡・酒田地方は、東北の豊かな自然や奥深い歴史を感じられる観光スポットが充実しているエリアです。東北の魅力が凝縮された鶴岡・酒田の観光スポットの数々をジャンル別にご紹介します。

鶴岡・酒田の自然

羽黒山【鶴岡市】

月山、湯殿山と共に出羽三山の1つである羽黒山は、古くから山岳修験の山として知られています。東北仏教文化の中心となっている山で、数々の文化財が今も残っています。国宝の五重塔や、重要文化財の黄金堂など、貴重な建造物は羽黒山の最大の見どころです。また、羽黒山はその神秘的な景観の美しさも魅力の1つです。異世界に迷い込んだような独特の神聖な雰囲気は、長い年月が作り出した羽黒山独特のものです。

鶴岡公園【鶴岡市】

鶴岡公園は、庄内藩主であった酒井家が250年の間居城としていた鶴ヶ岡城の跡地に整備された公園です。お堀や石垣など、当時の歴史を感じさせる景観が今も残っています。
歴史小説で有名な藤沢周平の作品の舞台にも登場している場所で、鶴岡公園の内外は今も城下町の風情を感じさせます。公園の中をのんびり散策しながら、歴史のロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

園内では樹齢数百年の老杉をはじめ、四季を通してさまざまな自然が楽しめます。特に桜の美しさが有名で、鶴岡公園は「日本さくら名所100選」にも指定されています。

日和山公園【酒田市】

日和山公園は、酒田港、酒田市街、日本海、最上川から出羽三山までを一望できる景観スポットです。園内には全長1.2kmに及ぶ散歩道があり、江戸時代から昭和にかけて酒田を訪れた文人たちの29の文学碑が建てられています。その他にも、公園内には日本最古級の木造六角灯台など、港町の風情を感じさせる貴重な建造物が残っています。
また、六角灯台から見る日本海に沈む夕日は大変美しく、日和山公園は酒田市のサンセットスポットとしても知られています。

玉簾の滝【酒田市】

玉簾の滝は、約1200年前に弘法大師が発見してその名を付けたといわれている歴史ある観光スポットです。高さ63m、幅5mのダイナミックな滝は、山形県随一の迫力です。また、かつては山岳宗教の修験場でもあった玉簾の滝は、周囲を杉の大木に囲まれている神秘的な空間です。

ゴールデンウイークと夏休み期間にはライトアップが行われ、滝の飛沫が幻想的な光に照らされる幽玄な雰囲気が堪能できます。また、1月中旬から2月上旬にかけて気温が冷え込むと滝が凍り、貴重な氷瀑を見ることもできます。

鶴岡・酒田のレジャー施設

鶴岡市立加茂水族館【鶴岡市】

鶴岡市立加茂水族館は、山形県内唯一の水族館です。「クラゲドリーム館」の愛称を持ち、クラゲの種類数では2012年にギネスの世界記録に認定されました。クラネタリウムという名のクラゲ展示施設では、クラゲの美しさや生態を伝えるさまざまな企画や展示が行われています。クラゲの飼育に力を入れているほか、庄内浜の生き物や浜文化に関する飼育展示も行っています。キッズコーナーでは庄内浜の海の生き物を間近で観察することができ、実際に触ることも可能です。その他にも、鶴岡市加茂水族館にはユニークな企画展示がたくさんあります。

アシカショーのほか、クラゲの給餌解説やウミネコの餌付けといった珍しいイベントも随時開催されています。

スタジオセディック 庄内オープンセット【鶴岡市】

スタジオセディック 庄内オープンセットは、時代劇を中心に数々の日本映画が撮影された撮影所です。セットの種類はさまざまで、漁村、農村、宿場町、山間集落など、多種多様です。88ヘクタールもの広大な敷地に撮影セットを組んでいるので、敷地内の移動は周遊バスでの観光がおすすめです。

普段着のまま園内を散策するだけでも十分楽しめますが、より映画の世界に入り込みたいなら、貸衣装のレンタルがおすすめです。貸衣装を着て写真撮影も可能なので、映画の登場人物気分を味わいながら、ここでしか撮れない記念写真ができます。休日には剣劇ショーや大太鼓などのアトラクションが園内の各地で開催されています。

鳥海高原家族旅行村【酒田市】

鳥海高原家族旅行村は、鳥海高原にあるレジャー施設です。キャンプ場やツリーハウスでバーベキューを楽しめるほか、宿泊施設もあるため、友達同士や家族で泊りがけで遊ぶこともできます。自然に恵まれた環境が魅力の鳥海高原家族旅行村の中でも特におすすめなのが、48ホールもある広大なグランドゴルフ場です。日本グラウンドゴルフ協会認定の公認コースで、本格的なプレーが楽しめます。

その他にも、渓流釣りやそば打ち体験などの体験コースも充実しており、自然の中でさまざまな思い出作りをすることができます。また、鳥海山の自然を楽しみながらのトレッキングに最適な環境で、ジオツーリズムなどのイベントが随時開催されています。

鶴岡・酒田の美術館・博物館

鶴岡市立藤沢周平記念館【鶴岡市】

鶴岡市立藤沢周平記念館は、鶴岡市出身の時代小説家、藤沢周平の作品や世界観に関する資料を展示している記念館です。藤沢周平の自宅の書斎をそのまま移築して再現した貴重な展示のほか、自筆原稿や創作資料などを展示しています。

館内のサロンでは、藤沢作品はもちろん、関連する郷土資料などを読むことができます。また、インタビュー映像の視聴や作品のデータベース検索など、パソコンを使ってさまざまな資料を探せます。藤沢周平がどのように作品を書いていたのかを知ることのできる、貴重な資料が揃っています。藤沢文学に親しむための講演会や朗読会などのイベントも随時開催されています。

本間美術館【酒田市】

本間美術館は、明治時代以降に日本一の地主として知られた本間家が創立した美術館です。開館70周年を迎え、毎年多くの観光客が訪れます。日本の代表的庭園で国指定名勝でもある「鶴舞園」の四季折々の風情や、別荘「清遠閣」の京風木造建築など、芸術と自然の美しさを堪能できます。

コレクションの多くは本間家が寄贈した日本・東洋古美術がメインです。古美術から現代美術まで約3,000点もの幅広いジャンルのコレクションを所蔵しています。別荘「清遠閣」の中には喫茶室があり、鶴舞園の美しい庭園を見ながらオリジナルのコーヒーや抹茶を楽しめます。

致道博物館【鶴岡市】

致道博物館は、庄内藩主だった酒井氏が設立した博物館です。国宝重要文化財をはじめとした、貴重な収蔵品や歴史的建造物が保存されています。国指定名勝となっている酒井氏庭園は、東北地方では珍しい書院庭園で、趣深く風情ある景観が楽しめます。

江戸時代末期に建築された土蔵をそのまま展示館にしている「民具の蔵」には、庄内地方の民俗資料が展示されています。1階は海運や商業関係の資料、2階には鶴岡の伝統技法に関する資料が展示されており、一般にはほとんど流通していない貴重な鶴岡の歴史資料を見ることができます。常設展示以外にも、江戸時代に活躍した絵師らの展示や、人々の暮らしに関する歴史の展示など、数々の企画展が開催されています。

庄内米歴史資料館【酒田市】

庄内米歴史資料館は、その名の通り庄内米に関する歴史を学べる資料館です。庄内米の稲作の歴史や米作りのルーツ、生産や流通の過程など、庄内米の歴史について、模型や展示パネルでわかりやすく解説してくれます。

山居倉庫の検査や入庫作業、生活風景を再現した等身大のジオラマが見どころで、模型とは思えないリアルな展示は一見の価値ありです。お米のおいしさの秘密や栄養について解説した情報コーナーもあり、米料理の献立を楽しく学ぶことができます。

鶴岡・酒田の神社・仏閣

湯殿山神社本宮【鶴岡市】

出羽三山神社のひとつでもある湯殿山神社本宮は、修験道の霊地とされている由緒正しい神社です。江戸時代には「西の伊勢参り」「東の奥参り」として伊勢神宮と湯殿山神社の両方を参拝することが人生儀礼の1
つとされていたため、現在も多くの参拝客で賑わっています。

もともと修行の場として信仰を集めていたため、今も写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい決まりが残っています。俗世と切り離された貴重な環境を体験できる、数少ない場所です。毎年6月には湯殿山開山祭という山開きの行事が執り行われ、期間中の参拝客の安全祈願と除災招福が祈願されます。

海向寺【酒田市】

海向寺は、即身仏を祀っている寺として全国でも有名な場所です。即身仏が祀られている寺は全国各地にありますが、ひとつの寺に2体の即身仏が祀られている寺は、全国でもこの海向寺だけです。庄内地方にある6体の即身仏のうち、2体が祀られています。

即仏堂に安置されている2体の即身仏のほか、同寺の第八代住職、鉄門海上人の遺品などを展示しており、真言宗智山派の歴史や文化を知ることができます。また海向寺では、毎年8月1日〜3日に開催される縁日の期間をはじめ、年に数回、夜間御開帳という即身仏の拝観が夜間にできる日があります。

さいごに

鶴岡・酒田地方には、東北の伝統文化に根付いたさまざまな観光スポットが数多くあります。のんびりと各地を回れば、魅力的な東北の楽しさに引き込まれてしまうかもしれません。大人の上質なひとときを楽しみながら、ゆったりとした観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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