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岡山観光最大の名所!自然と歴史が織りなす岡山後楽園

岡山駅から歩いて訪れることができる位置に、岡山後楽園があります。日本三名園として知られている岡山後楽園は1700年ごろに作られた、元禄文化を代表する庭園です。今回は、文化的にも自然的にも魅力にあふれた岡山後楽園をご紹介します。

岡山後楽園ってどんなところ

岡山後楽園は、江戸時代に岡山藩2代目藩主池田綱政が作らせた庭園です。当初は当主の安らぎの場として作っており、眺望を楽しむものというコンセプトでしたが、時代を経て改築され、巡り歩いても楽しい回遊性が備わりました。藩主によっては領民の入園や利用を許可していたなどという記録もあり、岡山の歴史そのものを知る庭としても知られています。

開園時間と料金

開園時間

定められた休園日はなく、年中無休です。開園時間は次の通りです。

3月20日~9月30日:7時30分~18時
10月1日~3月19日:8時~17時

料金

大人(15歳~64歳):400円
高校生以下:無料
65歳以上:140円

岡山後楽園へのアクセス

電車の場合

JR岡山駅から歩いて約25分

バスの場合

JR岡山駅から路線バス10分~15分

車の場合

岡山ICから車で20分

岡山後楽園の見どころ

歴史的に価値のある建造物

延養亭

藩主の居間でもあり、園内でもっとも重要な建築物です。太平洋戦争の戦災に巻き込まれ焼失してしまいましたが、その後復元されています。焼失する前の形に戻す努力がされたため、ほぼ当時のままの形になっています。現在は、一般公開されていませんが、お正月や月見などの年中行事のときには、琴の演奏が催されます。

能舞台

能舞台は、能を見るところとしての場所だけでなく接待場としても使われていました。また、当主によっては家臣や領民にも能を見る場として開放していたといわれています。戦災で焼失してしまいましたが、延養亭と同じく復元されました。郷土の画家池田遙邨画伯が描いた鏡板の松と切戸口板壁の竹の絵が見どころです。

廉池軒

廉池軒は、築庭を指示した藩主池田綱政がよく利用していた定社です。廉池軒は運よく戦災を免れ、当時の形をそのままに残っています。松林や池、曲水や泉など当時の面影を残す景観を見ることができる場所です。

寒翠細響軒

寒翠細響軒は、沢の池を臨むことのできる小さな建物です。その美しい名前は、建物の裏手に広がる松林と静かなたたずまいを表しています。表側では、沢の池や唯心山を一望できる素晴らしい眺望を見られます。

岡山後楽園の自然

梅林と千入の森

紅白の梅と秋の紅葉が美しい楓の森が千入の森です。どちらも、岡山後楽園の四季をもっとも感じさせてくれる森であり、見ごろの季節には多くの観光客が訪れます。

井田と茶畑

岡山後楽園では、古くは園内にさまざまな田畑が作られていましたが、現在では井田のみがその名残を伝えています。また、茶畑は、そこで採られた茶を当主が飲むといったことも行われていました。井田では、毎年6月の第二日曜日には、お田植え祭を開催しています。また、茶畑では毎年5月の第三日曜日に茶つみ祭りを行っています。

幻想庭園

幻想庭園は、春・夏・秋に10日間、その美しい夜の園内をライトアップされるイベントです。さまざまな出店やイベントなどが催され、多くの人が集まります。秋には紅葉の美しさもあり、その名の通り幻想的な雰囲気を感じることができます。

岡山後楽園周辺の観光スポット

岡山城

目の前の堀を超えると岡山城があります。岡山最大の観光スポットといえる岡山城は、岡山に訪れた際にはぜひ見ておきたい場所です。天守閣からは岡山市街を見渡すことができます。

夢二郷土美術館

夢二郷土美術館では、岡山を代表する芸術家、竹久夢二の作品を展示しています。展示室内にあるアートカフェで、竹久夢二が好んだ焼き菓子などのスイーツ、紅茶やコーヒーなどのドリンクを味わえます。

岡山県立美術館

日本の伝統工芸、特に浮世絵などの展示の多いこの美術館は、カフェスペースなどもしっかりあるため、地元の人にもなじみのある落ち着いた美術館です。岡山散策の休憩スポットとしてもおすすめです。

さいごに

岡山後楽園は、歴史的に価値のある建築物、豊かな自然を見ることができる観光スポットです。岡山県の旅行で岡山後楽園は外せません。岡山県に旅行しに出かけた際は、岡山後楽園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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