北海道旅行の途中で温泉を満喫したいという方は、ぜひ「登別温泉」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。登別温泉は、自然湧出量の多さと泉質の豊富さから「温泉のデパート」とも呼ばれている日本有数の規模を誇る温泉郷です。今回は、「登別温泉」の楽しみ方やアクセス方法についてご紹介します。
登別温泉ってどんなところ?
「登別温泉」は、北海道登別市にある道内最大の温泉地です。今からおよそ1万年前に火山活動によって生じた火口から温泉が湧き始めたのが登別温泉の始まりといわれています。温泉地としては江戸時代末期に近江商人の岡田半兵衛が共同浴場を造り、江戸の大工職人だった滝本金蔵が湯宿を経営したことをきっかけに湯治客が利用し始めたと伝えられています。「地獄谷」をはじめとする36ヵ所の源泉から1日あたり1万トン(毎分3,000リットル)のお湯が湧出し続けており、9種類のバラエティ豊かな泉質があることから、登別温泉は「温泉のデパート」と呼ばれています。
登別温泉の9つの泉質は次の通りです。
・硫黄泉
・食塩泉(塩化物泉)
・明ばん泉(含アルミニウム泉)
・芒硝泉(硫酸塩泉)
・緑ばん泉(含アルミニウム泉)
・鉄泉(含鉄泉)
・酸性鉄泉
・重層泉
・ラジウム泉
登別温泉へのアクセス方法
登別温泉の最寄り空港は「新千歳空港」です。新千歳空港から登別温泉へのアクセス方法と所要時間は以下の通りです。
バス
新千歳空港から登別温泉へ直接向かう「高速登別温泉エアポート号」が運行しています。1日2便と運行数は少ないですが、「登別温泉」へは約65分、「登別足湯入口前」には約75分で到着します。
レンタカー・タクシー
レンタカーやタクシーを利用した場合、新千歳空港から約60分で登別温泉街に到着します。そのほか、登別温泉の宿泊施設のなかには札幌駅・新千歳空港発の送迎バスを運行しているところもあるので、泊りがけの旅行を予定している場合は予約の際に問い合わせてみると良いでしょう。
登別温泉の楽しみ方
登別温泉では温泉、グルメ、観光スポット巡りなどのさまざまな楽しみ方ができます。登別温泉街には約15の日帰り温泉施設があり、そのほとんどの施設で複数の泉質を楽しむことができます。なかでも1860年ごろに滝本金蔵が開いた道内で最も歴史のある宿泊施設である「第一滝本館」では、7つの泉質を1,500坪の大浴場にある35の湯船で楽しめるので特におすすめです。
また、登別温泉のもう1つの楽しみがグルメです。登別温泉街には、登別漁港やその周辺で獲れた海鮮を使った料理が食べられる「温泉市場」や、塩ベースの元祖硫黄ラーメンが食べられる「ラーメン居酒屋縁家」、8種類のソフトクリームが食べられる「ミルキーハウス」などグルメスポットが充実しています。
登別温泉周辺の観光スポット
登別地獄谷
「登別地獄谷」は、登別温泉の源泉の1つで、日和山の噴火活動によってできた面積約11ヘクタール、直径約450mの爆裂火口跡です。谷底には「大地獄」をはじめとする15の地獄があり、近くにある展望台からはガスや高温の温泉が地表から湧き出る様子を見ることができます。
登別原始林
「登別原始林」は、登別地獄谷の周辺にある約186ヘクタールの区域です。1924年に国の天然記念物に指定されており、原始林内には約60種類の樹木と約110種類の草木が保存されています。
のぼりべつクマ牧場
「のぼりべつクマ牧場」は、登別温泉町にあるクマの動物園です。園内にはオスとメスに分けられたふたつの牧場や子グマ専用の牧場、世界でも珍しいヒグマ専門の博物館などがあります。「のぼりべつクマ牧場」へ行く際に利用するゴンドラリフトからは、登別温泉街や山の景色を眺めることができます。
さいごに
今回は日本有数の温泉郷である「登別温泉」の楽しみ方やアクセス方法について紹介しました。登別温泉は温泉街としても観光地としても非常に魅力的なスポットになっていますので、北海道旅行で温泉に浸かりたくなった際にはぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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