県庁所在地である高松市には国の重要文化財に指定されている「高松城跡」や、桃太郎伝説とも関わり深い「女木島」などの有名なスポットが集まっているため、特におすすめです。今回は高松市内にある観光スポットのなかでも特におすすめしたい、11の観光名所をご紹介します。
高松の歴史が感じられる観光スポット
栗林公園
「栗林公園」は、1875年に開園した県立公園です。もともとは江戸時代から約230年間に渡って高松藩松平家の大名庭園として使用されていた場所で、園内は紫雲山(しうんざん)を背景に6つの池と13の築山が巧みに配されている、江戸初期を代表する回遊式庭園になっています。1953年には国の特別名勝に指定されており、その敷地面積は約75ヘクタールと文化財に指定された庭園としては日本一の規模を誇っています。
住所:香川県高松市栗林町1丁目20-16
高松城跡
「高松城跡」(玉藻公園)は1588年に完成、1869年に廃城となった高松城の跡地です。高松城は「日本三大水城」の1つに数えられている、お堀に瀬戸内海の海水を引き込んだ名城で、その跡地である玉藻公園内には現在も三重櫓や門など一部の建物が残されています。玉藻公園では「春の植木市」「さつき展」「菊花展競技会」といったさまざまなイベントが年間を通して開催されています。
住所:香川県高松市玉藻町2-1
田村神社
「田村神社」は、709年に創建されたといわれている神社です。「田村大神」と総称される五柱を御祭神としており、境内の地下に香東川の伏流水が流れていることから「定水大明神」とも呼ばれている、水神信仰を基盤とした神社でもあります。「奥殿本殿」にある御神体は「涸れる事無き水源をもたらす神」として古くから信仰を集めており、その淵には龍が住んでいるという「龍神伝説」が残る神社としても知られています。
住所:香川県高松市一宮町286
石清尾八幡宮
「石清尾八幡宮」は、918年に創建されたといわれている神社です。石清尾山の東側の裾野に鎮座し、「高松の氏神さん」として多くの市民に親しまれている神社で、境内には香川県神社庁の建物もあります。2018年(平成30年)6月3日には「創祀千百年祭」と称して、境内で特別なイベントが開催される予定です。
住所:香川県高松市宮脇町1-30-3
屋島寺
「屋島寺」は、754年に鑑真が創建したといわれている寺院です。境内には美しい朱塗りの佇まいが特徴の本堂や、源平合戦に関する宝物などを収めた「宝物館」、子宝の福運を運ぶシンボルといわれている屋島の太三郎狸が鎮座する「蓑山大明神」などがあり、また「四国八十八箇所霊場」の1つに数えられていることからさまざまな目的を持った人が訪れています。高松市内には屋島寺を含めて「四国八十八箇所霊場」が合計5ヵ所あります。
住所:香川県高松市屋島東町1808
温泉を満喫できるスポット
塩江温泉
「塩江温泉」は、阿讃山麓の山あいにある温泉郷です。約1300年前の奈良時代初期に行基という僧侶が発見・開湯し、その後、空海(弘法大師)が湯治を万人に勧めたといわれている四国の名湯で、四国に2ヵ所しかない「国民保養温泉地」に指定されています。塩江温泉街には複数の宿泊施設があるほか、搾りたてのミルクで作ったスイーツが食べられる「しおのえふじかわ牧場」や、地元の特産品が売られている「道の駅 しおのえ」などの施設もあります。
住所:香川県高松市塩江町安原下第2号1645(塩江温泉観光協会)
博物館などの学べるスポット
四国村
「四国村」は、1976年に屋島山麓に開設された、「古建築」をテーマにした野外博物館です。約50,000平方メートルの広い敷地には、江戸~大正期に建てられた四国各地から移築復元された古い民家や香川県の産業にまつわる建造物、燈台守の住宅として使われていた「退息所」などがあります。村内にはバラやチューリップなどの季節ごとに咲く花がところどころに植えられているため、森林浴気分も味わえます。
住所:香川県高松市屋島中町91
高松市美術館
「高松市美術館」は、高松中央商店街に隣接した場所にある市立美術館です。館内には「戦後日本の現代美術」「20世紀以降の世界の美術」「香川の美術(工芸)」の3つを軸に収集した1,600点あまりの美術作品が所蔵されており、そのなかには田中敦子の「電気服」やワシリー・カンディンスキーの「小さな世界」といった有名作も数多くコレクションされています。建物の1階部分にあたるエントランスホールは、自由に通り抜けができるように造られています。
住所:香川県高松市紺屋町10-4
高松の生き物と触れあえるスポット
新屋島水族館
「新屋島水族館」は、2006年に開館した屋島山の標高300m地点にある水族館です。日本国内では2ヵ所の水族館でしか見られないアメリカマナティーをはじめとする約150種1,500匹の海の生き物を大小約80の水槽で見ることができ、世界初の全面透明のアクリルボートに乗ってイルカを観察できる「透明ボートイベント」など、海の生き物と触れ合えるイベントがほぼ毎日開催されています。
住所:香川県高松市屋島東町1785-1
高松周辺にある離島
女木島
「女木島」は、高松市街の北約4km地点に浮かぶ島です。かつてこの島に鬼が住んでいたと伝えられていることから別名「鬼ヶ島」とも呼ばれており、島内には桃太郎伝説とも関わり深い「鬼ヶ島大洞窟」や、瀬戸内海が一望できる「鷲ヶ峰展望台」、島の総合観光案内所である「鬼ヶ島おにの館」などのスポットがあります。
住所:香川県高松市女木町
男木島
「男木島」は、女木島よりさらに北約1km地点に浮かぶ島です。女木島と同じく島の全域が瀬戸内海国立公園に指定されている自然あふれる島であり、島内には貝殻をイメージした白い屋根が特徴的な「男木交流館」(男木島の魂)や、「日本の灯台50選」にも選ばれている「男木島灯台」、約1,100万株の水仙の花畑が広がる「水仙郷」などの観光スポットがあります。
住所:香川県高松市男木町
さいごに
今回は高松にある観光スポットのなかから、特におすすめの11のスポットを紹介いたしました。今回紹介した観光スポット以外にも高松にはたくさんの観光名所があるので、まだ一度も行ったことがないという方はぜひ今度の休日に高松に出かけてみてはいかがでしょうか。
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