ニュージーランドの風土と歴史をおさらい!
ニュージーランドは火山性の地形が特徴で、気候は温暖湿潤です。もともとニュージーランドには先住民のマオリ族が住んでいましたが、18世紀以降ヨーロッパ人が入植してからはヨーロッパ系の人たちが多数派を占めるようになった歴史があります。ニュージーランドの地形上小麦の栽培などはあまり適していませんでしたが、羊の牧畜は風土に左右されなかったため盛んになりました。ニュージーランドはヨーロッパから遠いので腐りやすい食料品の輸出は難しかったのですが、羊毛は腐ることがないので経済の中核も担いました。今でこそ冷凍船の発達により乳製品も輸出できるようになりましたが、歴史的や風土的に見てもニュージーランドと羊は深い関係にあるのです。
知っておきたい!ニュージーランドの流行ってなに?
ニュージーランドの人たちはあまりおしゃれに気を使わないことが多いですが、流行しているファッションとしては、スポーティーなものがあります。スポーティーなファッションはニュージーランドの自然を堪能する際にも役立つので、健康的で明るい魅力があるほか、機能的にも優れているといえます。また、歴史的にイギリスと深い縁があるニュージーランドは、イギリス的なものが流行していることが多いです。フィッシュアンドチップスといえばイギリスの国民食というイメージがありますが、ニュージーランドでも広く人気を博しています。マーマイトもニュージーランドで頻繁に食されるものですが、こちらもイギリスの影響を受けていると考えられています。
ニュージーランドの国民性は?日本人との相性はいい?
ニュージーランドの人たちは、一般的にフレンドリーかつ寛容で親しみやすいといわれています。自立心が強く、人に頼るのではなく自分でまずやってみるという意識が強いのが特徴です。また、ニュージーランド人は自由と平等を愛しており、自国に誇りを持っています。このように、どちらかというとヨーロッパよりの考え方をしており、日本人と異なるところも多いのが一般的なニュージーランド人です。ただし、ニュージーランド人はシャイな人も多いです。恋愛に関しても人前でオープンにキスやハグはしないので、ニュージーランドの国民性の一部は日本人と似ているといえます。お互いおだやかで優しい国民性をしているので、ニュージーランド人とは良い友人になれることでしょう。
ニュージーランドで気をつけたいマナーとは
ニュージーランドを訪れる際に気をつけたいマナーは、タバコに関することです。禁煙先進国であるニュージーランドは、飲食店や公共施設での喫煙が禁止されています。喫煙者は屋外の喫煙所で吸うか、携帯灰皿を持っている必要があります。ニュージーランドは環境保護大国でもあるので、ゴミを道に捨てる行為はご法度です。タバコのポイ捨てなどは絶対にやめましょう。海外旅行時に気になるチップ事情ですが、ニュージーランドでは基本的にチップ文化がなく、飲食店やホテルで必ずチップを支払わなければならないということはありません。しかし、何か特別な頼み事をしたり、重い荷物を運んでもらったりした場合などは、5〜10ニュージーランドドル程度を渡すのがマナーです。
自然も人々の心も豊かな美しい国ニュージーランド
日本人に似ている側面もある一方で全く異なる考え方を持っているニュージーランド人は、温かい心を持っているので一緒にいると癒されることでしょう。ニュージーランドは日本からおよそ11時間程度で行くことができる、自然が美しいオセアニアの島国です。牧歌的な風景に青く澄んだ海をたたえるビーチを見たり、ニュージーランドの人々と触れ合ったりして、リラックスできる旅を満喫してみてはいかがでしょうか。