インドネシア最大の仏教遺跡「ボロブドゥール遺跡」
インドネシア・ジャワ島にある古都ジョグジャカルタの近郊の世界遺産「ボロブドゥール遺跡」。8世紀頃、当時栄えていたシャイレンドラ王朝によって建造されたとされ、19世紀にイギリス人のラッフルズ提督によって発見された遺跡です。ここは世界でも最大級の仏教遺跡として、多くの観光客が訪れている場所です。見どころは高さ約36メートルもある9層からなる石造りの建物で、下の6層は正方形、上の3層は円形となっており、曼荼羅を立体的に表現しているとされています。最上階には巨大な仏塔(ストゥーパ)が鎮座しており、周囲には釣鐘型をした72個の小さな仏塔が並んでいます。72個の仏塔の内部には、それぞれに仏像が安置されています。また、建物の回廊部分には1,300枚以上ものレリーフが掲げられ、歴史的にも大変貴重な場所となっています。
フィリピンの美しく輝く海に感動!「エル二ドのラグーン」
フィリピン・パラワン島の北部に位置するエルニド諸島は、50以上もの島々からなるとても美しい場所として人気を集めています。アクセスしにくいことから人の手があまり入らず、自然の美が残されていることから「フィリピン最後の秘境」とも呼ばれています。大理石の岩山や真っ白い砂のビーチ、エメラルドグリーンの海、鬱蒼とした熱帯雨林など、非日常の体験をしたい人にはもってこいの場所です。エルニドを訪れたらぜひとも行ってみたいのがラグーン。キラキラと輝くエメラルドグリーンのエル二ドのラグーンは、波がなくとても穏やかで、まるでこの世の楽園のようです。現地で「神々の島」という意味を持つミニロッには、有名なビッグラグーンとスモールラグーンがあり、シーカヤックやシュノーケリングを楽しむ人で賑わっています。
熱気球で遊覧飛行!ミャンマーの「バガン遺跡」
バガン遺跡はミャンマー・イラワジ川中流辺りに広がる広大な平原で見られる大変貴重な仏教遺跡です。カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールと並び、世界三大仏教遺跡の一つに数えられています。この遺跡では無数のパゴダ(仏塔)や寺院が所狭しと建ち並び、その様子には見るものを圧倒する迫力があります。バガン王朝は1044年に統一され、その後11世紀から13世紀にかけて繁栄したミャンマー初の王朝です。この時代に建てられた寺院や仏塔の数は5,000基以上とも言われていますが、驚くべきことにこれらを建造したのは王や貴族階級の者ではなく民衆だったとの説があります。美しい寺院装飾や壁画などは歴史的にも大変価値が高く、白く輝く大伽藍や黄金の仏像など見どころが満載です。また、10月から3月にかけては、上空から熱気球でバガン遺跡を眺めるツアーが人気です。
ベトナムではクルーズ船で優雅に過ごす「ハロン湾」
ベトナム北部のクアンニン省には、広さ43,400ヘクタールにもおよぶハロン湾が広がっています。石灰岩からなる島々の数は大小合わせると2,000以上もあり、まるで水墨画の中から抜け出してきたようなそそり立つ岩山は「海の桂林」とも形容されています。その貴重な景観から、1994年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。ハロン湾ではクルーズ船に乗ってゆったりとした時間を過ごすことをおすすめします。もし時間があればクルーズ船に宿泊するプランを選んでもいいでしょう。ハロン湾に沈む夕日や満点の星空、美しく輝く朝焼けなどに感動すること間違いなしです。他にもシーカヤック、鍾乳洞探検、海に浮かぶ漁村を訪れるなど、たくさんのアクティビティを楽しむことができます。
非日常の体験をしに東南アジアの秘境へ!
東南アジアには仏教遺跡が多く、世界でも有数の寺院や遺跡が数多く残されています。現地を訪れる前にガイドブックなどで歴史を学んでおくと、実際に見たときの感動はひとしおでしょう。また、エルニドやハロン湾などの美しい自然も見逃せません。忙しく日常を送っている人には、ぜひともゆっくりとした時間を過ごしてほしい場所です。