秘湯は関東地方にもある！おすすめしたい関東の秘湯宿4選

東京にも秘湯はある！東京都檜原村「蛇の湯温泉たから荘」

東京と聞くと大都市であり、温泉はもちろん秘湯なんてありえないといったイメージもあるでしょう。しかし、東京の西多摩郡にある東京都檜原村は、大自然豊かなのどかな農村として存在しています。そのなかでも東京最西の里にある「蛇の湯温泉たから荘」は隠れた里の秘湯温泉として有名です。蛇の湯温泉は歴史ある多摩地区の名湯であり、「その昔、体を負傷した大蛇がこの温泉に来て傷を癒した」との由来から、蛇の湯温泉という名前がつきました。「日本秘湯を守る会」の会員でもあり、日帰り入浴もできることから日帰りで入浴を楽しむ観光客もいます。泉質は「アルカリ性単純硫黄冷鉱泉」で、高血圧・動脈硬化・リウマチといった慢性の病気に効果が高いとされています。施設の建物はおもむきのある合掌造りであり、500年の歴史があります。

一般車では行けない秘湯！栃木県奥鬼怒温泉「加仁湯」

栃木県の人里離れた奥鬼怒温泉にある「加仁湯（かにゆ）」の紹介です。ここは山間にある大自然豊かな秘湯宿です。その歴史は古く、岳人小屋と呼ばれた時代から「美人の湯」として多くの人に利用されてきました。秘湯の由来はまず大自然にある立地のため、宿までは一般車が入れないことです。自然保護区である尾瀬が近いため、近隣の市営駐車場にとめたあとは送迎を利用しましょう。もう1つの理由は源泉が5本もあり、それぞれ泉質の異なる珍しい温泉だからです。湯治目的で訪れる人も多く、自分の体調に合わせながら泉質を選ぶことができます。部屋のユニットバス以外はすべて源泉かけ流しであり、温泉を心行くまで楽しめます。泉質の違う温泉はすべて肌触りが良く、特に女性からは肌ツヤが良くなる温泉として人気があります。

ゆっくりプライベートな時間を満喫！茨城県「湯の澤鉱泉」

茨城県常陸大宮市の山間にある一軒宿「湯の澤鉱泉」、こちらは昔から「医者いらずの湯」と呼ばれ、多くの地元住民から愛されてきた秘湯です。6000坪もの広大な土地に立つ一軒宿であり、客室はわずか7室しかないのでプライベートな時間をゆっくりと楽しむことができるでしょう。温泉は岩風呂と檜風呂があり、ぬるりとした肌触りが特徴で、肌の弱い人でもじっくりとつかることができます。泉質は重炭酸ソーダ泉であり、神経痛・皮膚病・リウマチ性疾患などに対する効能があります。じっくりと身体を癒したい、大自然に囲まれて温泉を楽しみたい人におすすめの秘湯宿です。料金もリーズナブルで、地元で採れた山菜料理も美味しいと評判であり、連泊を楽しむリピーターも増えています。

箱根湯本の秘湯！神奈川県「雉子亭豊栄荘」

神奈川県の箱根湯本駅から循環バスで10分にある「雉子亭豊栄荘」の紹介です。ここは3000坪もの広大な敷地に立つ純和風旅館であり、箱根湯本のなかでも秘湯として知られています。手入れが行き届いた広大な庭は四季折々の自然を楽しむことができ、部屋数は18室と少ないため、スタッフの細やかなサービスにも定評があります。大浴場と露天風呂を楽しむことができ、なかでも須雲川が流れる立地に建てられた露天風呂は清流を目の前で楽しめ、飛び立つ鳥や広大な自然のなかで温泉が楽しめると人気があります。雉子亭豊栄荘は湯本駅からバス利用で簡単に行けますが、駅から40分ほどの時間をかけて自然散策をしながら宿へ向かうのもおすすめです。アルカリ泉質の優しいお湯が、散策で疲れた身体を優しくほぐしてくれるでしょう。