手彫り大洞窟の宿「湯楽亭」(熊本県)
熊本県・天草諸島東部にある「大洞窟の宿湯楽亭」は、白湯と赤湯の2種類の源泉を持つことで有名な宿です。赤湯は文字どおり湯色が赤く、話題の炭酸泉です。白湯は弱アルカリ性で、湯上りに肌がすべすべになることで若い女性に人気があります。さらに、湯楽亭の代名詞でもある大洞窟風呂は、全長32メートルの大きな洞窟の中にある源泉かけ流しの露天風呂です。スタッフ家族の手彫りで作られた洞窟風呂は心身ともに温まります。お料理は、総料理長の創作おまかせ懐石。湯楽亭専用の海のいけすで獲れる新鮮な海の幸や、日本初上陸のイタリア産「BIOオリーブオイル」など、こだわりの食材をふんだんに使った懐石料理は、グルメ女子に大人気です。夕食は部屋食なので、プライベートな空間でのんびり食事を楽しむことができます。
柔らかなお湯が魅力!壁湯温泉旅館「福元屋」(大分県)
温泉天国といわれる大分県で、別府や湯布院といった有名な温泉郷とも肩を並べる九重。「福元屋」は、そんな九重で昔ながらの日本の風景やおもてなしを味わえる旅館です。温泉は5つあり、そのうちの2つ「壁湯温泉」と「蛍見の湯」が秘湯として有名です。壁湯温泉は洞窟風呂で、ぬるめで柔らかな湯質の天然温泉は飲用することもできます。蛍見の湯は夏限定の露天風呂です。河原にある珍しい温泉で、まさに秘湯という雰囲気です。温泉には他に女性専用もあり、こちらは手彫り洞窟の内湯になっています。お部屋は全部で9室という小さな旅館ですが、川沿いの田舎の景色のなかで普段の日常から解放され、ゆっくりと羽をのばすことができるでしょう。お料理では、自家栽培のお米や温泉水に加え、旬の食材がたくさん使われた田舎の味を楽しめます。地元のブランド牛である豊後牛や馬刺し、馬タンは大分県ならではのお料理です。
敷地内に源泉を有する名湯の宿「雲仙いわき旅館」(長崎県)
長崎県の雲仙地獄の横に位置する「雲仙いわき旅館」の一番の魅力は、何といっても雲仙温泉のなかで唯一、敷地内に源泉があることです。100%天然の温泉は日本温泉協会の審査で3年連続全項目満点評価を受賞している質の高さが自慢で、お湯には自然の源泉の特徴である湯の花が咲いています。雲仙いわき旅館の温泉は、まさに温泉ツウに人気の秘湯です。客室には一般客室と特別室があり、特別室には源泉露天風呂が付いています。グループや家族でいつでものんびり入浴を楽しめるのが魅力です。人気のお料理は、夏は比較的涼しく、冬は比較的暖かい気候の長崎で飼育された長崎牛、アワビ、イセエビです。旅館は雲仙温泉街の中心にあり、雲仙地獄めぐりや観光地へアクセスしやすいのも長所です。雲仙いわき旅館を拠点に雲仙観光を楽しめます。
豪快なかけ流しが魅力ののどかな宿「恵の湯 神の郷温泉(旧霊峰の湯 紀乃島館)」(宮崎県)
「恵の湯 神の郷温泉(旧霊峰の湯 紀乃島館)」は、霊峰霧島のふもとの豊かな自然のなかに佇み、豪快な源泉かけ流しで有名な宿です。その豪快さは、毎分1.5~2トンの温泉が2カ所から湧き出ることにあり、湯船には思わず「もったいない!」と叫びたくなるほど贅沢に温泉が湛えられています。お湯は100%源泉の炭酸泉で、肌触りがやさしいのが特徴。離れの内湯と露天風呂が楽しめます。露天風呂付き客室もあり、こちらは宿泊者専用です。旅館入口の横には飲泉所が設置されていて、温泉水を飲むこともできます。女性に嬉しい美肌効果が人気です。食事は夕食・朝食ともにバイキング形式で、季節ごとの旬の食材を使った宮崎の郷土料理がふるまわれます。人気メニューは馬刺しですが、霧島の湧水も飲むことができ、青く澄んでいて口当たりが良いと評判です。
秘湯の宿で都会の喧騒を忘れよう
温泉大国といえる九州ですが、ディープな温泉旅を楽しみたいなら秘湯の宿が断然おすすめです。秘湯には一度行ったら忘れられなくなるような魅力があります。なかには中心街から離れていて交通アクセスがあまり良いとは言えない宿もありますが、楽にたどり着けない宿だからこそ味わえる自然の安らぎは、何物にも代えがたい思い出になるでしょう。
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