一度は実際に見ておきたい！甲信越には日本ならではの絶景や高山でしか見られない絶景があった

絵画に描きたくなるような絶景が見られる長野の御射鹿池

長野県にある御射鹿池は八ヶ岳中信高原国定公園の中にある農業用のため池ですが、農林水産省選定のため池百選に選ばれており、豊かな自然に囲まれた場所にあります。戦後の日本を代表する日本画家・東山魁夷が緑豊かな信州の自然にインスピレーションを受けて描いた作品「緑響く」のモチーフになったことでも知られている池です。風がない日は周囲の木々が水面に写りこむ景色が絶景。新緑の淡い緑が美しいのはもちろん、夏の青々とした木々に囲まれた風景はまさに東山魁夷が描いた「緑響く」の世界そのものです。周囲にあるカラマツの木が秋になると黄金色に色づき、また違った風景を見せてくれます。

新潟県の星峠の棚田では季節と時間によって移り変わる風景が見事！

新潟県の十日市市にあるのは約200枚の棚田がなだらかな斜面に広がる星峠の棚田です。十日市市内には他にも棚田が点在していますが、その中でも星峠の棚田は最も人気が高いスポットになります。初夏の田植えの時期や稲穂が青々としてくる夏、黄金色に穂が輝く収穫時期まで季節ごとにさまざまな風景を見ることができます。また、白く雪が積もった畔の中に水面が輝く晩秋の風景は、雪の積もる地域ならではの絶景です。さらに、朝霧が発生する時期に見られる雲海と棚田が織りなす眺めは幻想的です。「にほんの里100選」にも選ばれており、美しい風景とともに長く続いてきたこの地の人々の暮らしも感じることができます。

山梨で見られる絶景！雄大な山の風景をバックに60万本のひまわりが咲き誇る明野ひまわり畑

山梨県の北杜市は高原地帯に属するエリアも多く、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳など日本百名山のうち5つの山が連なる風景が美しい市です。また、日照時間が日本一長いといわれ、夏になると明野ひまわり畑ではいくつかの会場に分かれて約60万本のひまわりの花が咲き誇ります。雄大な南アルプスの山々や富士山を背景にして一面に広がる黄色いひまわり畑はまさに絶景です。見頃の時期になるとイベントも開催されています。近くにはアミューズメントパークや日帰り入浴施設もあり、ひまわり畑の美しい眺めを見るのはもちろん、一日楽しむことができるエリアです。

四季折々に高山ならではの絶景が見られる長野の千畳 敷カール

長野県にある千畳 敷カールは標高2612ｍの場所にあるスポットです。氷河の流れで半円形に削り取られた窪地はカールと呼ばれ、駒ヶ岳ロープウェイを降りるとその壮大な景色が広がっています。春先はまだ雪が残り、スキー客でにぎわう場所です。千畳 敷カールの中には遊歩道が整備されているため歩いて散策することができ、初夏になるとクロユリやイワカガミ、チングルマなどの高山植物が一斉に花を咲かせる風景を見ることができます。9月になるとすでに紅葉が始まります。そして、10月下旬から11月の晩秋になると霧氷が見られるようになり、晴れた日には青空とのコントラストが絶景です。

富士山と桜、五重塔が視界に収まる山梨の新倉山浅間公園から見る絶景

新倉山浅間公園は山梨県富士吉田市にある公園です。富士吉田市はどこからでも富士山が見える富士山麓の街ですが、新倉山浅間公園は特に遮るものなく富士山を一望できるスポットになります。また、桜の名所として知られ、富士山と桜、五重塔がワンフレームに収まる日本ならではの絶景が見られる場所として有名になりました。公園入口の新倉浅間神社の参道も桜が美しく、４月に実施される桜祭りではさまざまなイベントが行われています。また、ライトアップも行われ、夜桜と夜景で幻想的な雰囲気を感じさせてくれます。家族連れやカップルで出かけて眺めを楽しめるのはもちろん、絶景を写真に収めたい人にも必見のスポットです。

日本ならではの絶景やきれいな花が見られる場所など甲信越には絶景スポットがいっぱい！

甲信越地方には富士山と桜が一緒に見られる場所や、古き良き農村風景を眺められる棚田など、日本ならではの絶景スポットがあります。また日照時間の長さを活かして栽培されているひまわりの花や高山でしか見られない風景など、見どころが豊富です。甲信越地方に旅行に出かける際は、ぜひ絶景を堪能できるスポットにも出向いてみてはいかがでしょうか。

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