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カフェでのんびりと過ごせる!岡本太郎記念館の見どころ・楽しみ方をご紹介

2018年3月に再生する「太陽の塔」。生みの親である画家・岡本太郎のアトリエを改修した岡本太郎記念館では、生前の制作現場を見ることができます。今回は、東京を代表する観光スポットの1つ、岡本太郎記念館の楽しみ方や見どころをご紹介します。

岡本太郎記念館ってどんなところ?

「芸術は爆発だ」などの名言でも知られる画家・岡本太郎。1996年(平成8年)に84歳で亡くなるまで、1954年(昭和29年)から約半世紀にわたって利用してきたアトリエ兼住居が改修され、岡本太郎記念館として公開されています。

大阪の万国博覧会のシンボルタワー「太陽の塔」をはじめ、巨大なモニュメントやさまざまな芸術作品を生んだ制作現場は当時のまま残されており、在りし日の画家の情熱を窺い知ることができます。
亜熱帯の植物に囲まれた建物は戦後、友人の坂倉準三が設計したものです。近代建築の三大巨匠として知られるル・コルビュジエの愛弟子であった坂倉によるデザインはユニークなもので、建築当時は大きな話題を呼んだといいます。庭には多数の彫刻が点在し、膨大なデッサンやスケッチなど数多くの資料も見ることができます。

岡本太郎記念館の開館時間・料金

開館時間

営業時間
10:00~18:00(最終入館~17:30)

定休日
・火曜日
・保守点検日
・年末年始(12月28日~1月4日)

料金

大人620円
小学生310円

岡本太郎記念館のアクセス

公共交通機関

東京メトロ
銀座線・千代田線・半蔵門線の「表参道」駅→徒歩8分

都営バス(渋88系統)
新橋駅前行・渋谷駅前行バス→「南青山六丁目」下車→徒歩2分

記念館に駐車場はありません。公共交通機関の利用がおすすめです。

岡本太郎記念館の見どころ

企画展

岡本太郎記念館では、さまざまな企画展が開催されています。亡き後、その偉業を次世代に伝えるべく、パートナーであった岡本敏子によって創設されたTARO賞は2017年に20周年を迎え、3~6月には『TARO賞20年/20人の鬼子たち』が開催されました。
また、1951年(昭和26年)に東京国立博物館で偶然見かけて以来、その後の制作活動に大きな影響を与えることとなった縄文土器とその文化に関する展示も開催されています。2017年7~10月に開催された『岡本太郎の東北』では、縄文土器に触発され、日本文化の本質を探して1957年(昭和32年)に訪れた東北での原始日本の姿をテーマとしています。脈々と日本人の血に受け継がれる縄文の心への確信が、その後の芸術の方向性を決定づけ、太陽の塔の誕生へと繋がっていきました。

2017年10月13日~2018年5月27日まで、2期にわけて開催されている『太陽の塔 1967―2018―岡本太郎が問いかけたもの―』では、岡本太郎がプロデューサーとして参画した大阪万博と、2018年3月に再生される「太陽の塔」がテーマとなっています。
フィギュア界でその名を知られる海洋堂の全面協力の下、大阪万博テーマ館をミニチュア立体化し、その芸術的な展示空間を3次元で再生、追体験できる展示が行われています。
1期と2期とでは展示の一部の入れ替えが行われ、第1期は2017年10月13日〜2018年2月18日、第2期は2018年2月21日〜5月27日で、2018年2月19日は展示替えのため臨時休館となります。

カフェ

記念館入り口の左にある「a piece of cake(ア・ピース・オブ・ケーク)」では、季節の焼き菓子を楽しむことができます。
フィリングがぎっしり詰まったアイスクリーム添えのアップルパイや、甘味料にカナダ産のメープルシュガーだけを使用した、クランブルのさくさくとした食感が楽しいオーガニックメープルシュガーチーズケーキなどがあり、ドリンクとともに甘いひとときを過ごすことができます。
焼き菓子はすべてテイクアウトできるので、来館記念にも最適です。カフェだけの利用も可能で、その場合は入館料は不要です。

さいごに

岡本太郎記念館では、戦後を代表する画家の一人である岡本太郎の制作現場を見ることができます。2018年3月に再生され、恒久的な展示施設に生まれ変わる「太陽の塔」を生み出した画家のエネルギーに触れてみてはいかがでしょうか。

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