たこ焼きを代表とする”コナモン”をテーマとした道頓堀コナモンミュージアムでは、コナモンの歴史や実演を楽しめます。今回は、大阪を代表する観光スポットの1つ、道頓堀コナモンミュージアムの楽しみ方や見どころをご紹介します。
道頓堀コナモンミュージアムってどんなところ？
大きなタコの看板がひときわ目を引く道頓堀コナモンミュージアム。コナモンを通して道頓堀の食文化や歴史を体験できる新感覚のコナモンフードテーマパーク です。コナモンとは「粉物」のことで、小麦などの穀物を粉に挽いて加工して食べる”粉食”は、大阪の食文化として根づいています。
館内ではコナモンの代表ともいえるたこ焼きをプロの指導を受けながら自分で作ったり、たこ焼きのサンプル作りを体験できます。また、コナモンやソースなどの歴史を学べる日本コナモン協会監修のコナモン歴史ミュージアムでは、楽しみながら道頓堀の食文化について学ぶことができ、胃袋だけでなく知的好奇心も満たしてくれます。
道頓堀コナモンミュージアムのアクセス
地下鉄「なんば駅」14番出口→徒歩4分
道頓堀コナモンミュージアムの見どころ
グルメ
道頓堀コナモンミュージアムでは、できたてのたこ焼きを味わうことができます。1Fの「たこ家道頓堀くくる コナモンミュージアム店」では、匠たちが店先で焼き上げる自慢のたこ焼を堪能できます。立体２段の実演ライブステージも開催されており、たこ焼きを素早く回転させるプロの巧みな手さばきを見ることができます。隠し味のワインで仕上げる「くくる」ならではの味わいは格別です。たこは、高タンパク、低カロリーな健康食として、今や人気の高い食材の1つでもあります。タウリンやミネラルが豊富に含まれており、中でもタウリンはアミノ酸の1つで、血中の脂肪やコレステロールの値を引き下げ、生活習慣病の予防に役立つといわれています。
「くくる」では、たこの好物であるアワビや蟹の旨味成分を吸収しているといわれる天然たこを使用。ミネラルたっぷりの天然たこを獲れたその場で瞬間冷凍するため、旨みが閉じ込められ、獲れたてのプリプリの食感を楽しむことができます。
匠ならではのとろとろのたこ焼きを堪能したら、B1Fの「たこ焼道場くくる 匠」で、たこ焼きづくりに挑戦しましょう。プロの道具を使って、好きな食材を選び、自分だけのオリジナルのたこ焼きを作ることができます。スタッフがたこ焼きの作り方を教えてくれるので、初めての人でも上手に焼き上げることができます。
食品サンプル
道頓堀コナモンミュージアムの見どころはグルメだけではありません。3Fにある、日本コナモン協会監修の「コナモンサンプル工房 まねき多幸」では、たこ焼きのサンプル作りも体験できます。
ロウでできた紅ショウガやネギ、タコなどの素材を、実際にたこ焼きを作る時と同じように型に入れ、生地の代わりに同じ色のロウを流し込みます。冷えて固まったら焼き色をつけて、ソースでコーティング。素材はスタンダードなものだけでなく、カニの爪やイクラなど、本物のたこ焼きには使わないものも数多く用意されています。素材はいずれも本物そっくりに作られており、その精巧さに素材だけを買い求める人もいます。色とりどりの素材を盛り付けた、世界で一つだけのオリジナルたこ焼きサンプルは大阪土産にも最適です。
ロウサンプル体験の所要時間は約45分で、参加料は2,000円。素材によっては追加料金が必要な場合があります。受付時間は平日11:30～19:15、土日祝10:30～19:15で、定員になり次第、受付終了となります。
さいごに
道頓堀コナモンミュージアムは、新感覚のコナモンフードテーマパークです。くいだおれの町「道頓堀」をこれまでにないアプローチで体験することができ、道頓堀の食文化コナモンを味わうだけでなく、その歴史を学ぶことができます。たこ焼きづくりにも挑戦でき、食文化を影で支えてきた食品のロウサンプル作りも体験できます。
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