スリランカで高い人気を誇る観光地が、ユネスコの世界遺産にも登録されているシーギリヤロック(Ancient City of Sigiriya)です。5世紀頃、父親を生き埋めにして殺害して弟からの報復を恐れたカーシャパ王が築いたといわれている空中宮殿です。広大なジャングルの中にあるので、まるで映画の世界にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。岩肌に描かれている「シーギリヤレディ」は、淡く美しい色合いで、一説には天国に住む妖精を描いたといわれています。そのほかにも、ミラーウォールや投石器など見どころが多くあります。バンダラナイケ国際空港から車で約3時間半で到着し、頂上まで登るのに1時間ほどかかります。
広大な地でのんびりとサンセットを眺めよう!ゴールフェイスグリーン
コロンボの中心地であるコロンボフォート駅の近くにあるのが、ゴールフェイスグリーン(Galle Face Green)。イギリス領であった1859年に、競馬場またはゴルフ場として使用された場所で、やや敷地が縮小された現代でもコロンボ市内最大のオープンスペースとなっています。インド洋に面していますので、日没時間には何にも遮られることなく沈みゆく太陽を眺めることができます(地理的な事情で日の出は残念ながら見られません)。道路との境界線にはヤシの木が立ち並んでおり、観光客が昼寝をしたり食事をしたり、思い思いに過ごしています。
スリランカの有名建築家ジェフリーバワの遺したシーママカラヤ寺院
コロンボにある静かな名所が、まるでベイラ湖に浮かぶシーママラカヤ寺院(Seema Malakaya Temple)です。スリランカで有名なGeoffrey Bawa(ジェフリーバワ)が建築した寺院としても知られています。バワ建築の特徴は内部と外部がシームレスに連続していることで、シーママラカヤ寺院もシンプルながら美しいデザインが評判です。また、ジェフリーバワはシーママラカヤ寺院以外にも、スリランカで有名なホテルカンダラマホテルなども手掛けています。The Blue Waterはホテル内を水が流れる大胆な設計となっていますので、湖上に浮かぶシーママラカヤ寺院とも共通するものがありますね。
知る人ぞ知るスリランカコロンボの魅力
日本人にとってスリランカは馴染みの薄い国かもしれません。もっとも搭乗時間は約9時間で成田空港からノンストップ便も出ていますので、意外と近いといえるでしょう。ここで紹介した場所以外にもポロンナルワの古代仏教遺跡群やネゴンボの魚市場など見どころの多い国ですので、これから日本人の人気もますます高まっていくと予想されます。機会があれば一度行ってみてはいかがでしょうか。