夏といえば「花火大会」を思い浮かべる人も多いことでしょう。近所の小さな花火大会も風情があっていいけれど、せっかくなら少し足をのばしておすすめの花火大会に行きたいという人のために、一度は見ておきたい全国の花火大会を紹介します。参考にしてみてくださいね。
夜景を楽しみながら贅沢に!神奈川新聞花火大会
「神奈川新聞花火大会」では、みなとみらい21の夜景をバックに打ち上げられる花火を楽しむことができます。直径480mにもなる2尺玉が見どころで、関東最大級の花火ともいわれていて圧巻です。臨港パーク前の会場から打ち上げられるので、見る角度によっては海上に花火の雨が降り注いでいるような、ダイナミックな光景を目にすることができる、なんとも贅沢な花火大会です。毎年流行の音楽と共に花火が打ち上げられるので、音楽も楽しめる距離で観覧してみてください。
関西では知らない人がいない!?みなとこうべ海上花火大会
兵庫県の神戸港一帯で打ち上げられる「みなとこうべ海上花火大会」では、尺玉はもちろん仕掛け花火も見どころです。毎年、神戸港を取り囲むようにたくさんの人が訪れるこの花火大会は、異国情緒あふれる街・神戸の夜景と共に夜空に咲き誇る大輪の花を楽しむことができます。打ち上げられる花火そのものはもちろん、色とりどりの花火が水面に反射して夜空がカラフルに輝いて見える美しい光景は、一度は見ておきたい景色のひとつといえるでしょう。
テーマパークのような美しさ!ふくろい遠州の花火
静岡県の原野谷川親水公園で行われる「ふくろい遠州の花火」は、全国から選抜された花火の名人が競う全国花火名人選抜競技大会「8尺玉2発とスターマインの部」が見どころです。選び抜かれた名人だからこそ打ち上げることのできる、貴重な花火を間近で見ることができます。さらに、全長200mを超える大仕掛け「空中ナイアガラ」では雄大な富士の山が目の前に現れ、ほかでは見ることのできないテーマパークのような花火が打ち上げられます。
諏訪湖に響き渡る「音」も楽しんで!諏訪湖祭湖上花火大会
長野県の「諏訪湖祭湖上花火大会」は、1949年に開催されて以来、毎年多くの人々を魅了する歴史ある花火大会です。大会は2部構成になっており、第1部では競技花火を、第2部では大規模なスターマインを楽しめます。この花火大会で楽しめるのは、鮮やかな花火の美しさだけではありません。会場となる諏訪湖は周辺を山で囲まれているため、花火が破裂する「音」が山々に響き迫力満点です。
広大な敷地ならではの花火!長岡まつり大花火大会
「長岡まつり大花火大会」は、日本三大花火大会のひとつともいわれていて、新潟県長岡市にある信濃川河川敷で2日間にわたり行われます。さまざまな種類の花火を楽しめる大会ですが、なかでも直径650mにもなる信濃川に降り注ぐ滝のような正三尺玉や、幅約2kmにもわたり打ち上げられる復興祈願花火フェニックスが見どころです。信濃川という広大な河川敷での開催だからこそ打ち上げることができるフェニックスは、ほかではなかなか見ることができないでしょう。
幻想的な世界が目の前に!宮島水中花火大会
世界文化遺産や日本三景のひとつにもなっている宮島での「宮島水中花火大会」。水中から打ち上げられる扇型の花火の光に大鳥居の影が浮かび上がり、幻想的な雰囲気を楽しめます。この大会の見どころは、なんといっても100発もの水中尺玉です。数ある水中花火のなかでも、これだけ大規模な水中花火が打ち上げられるのは宮島水中花火大会だけといわれています。写真愛好家のあいだでも人気がある景色を、ぜひ生で楽しんでみてください。
西日本最大級の花火大会!筑後川花火大会
「筑後川花火大会」は福岡県久留米市で行われる、西日本最大級の花火大会です。18,000発打ち上げられる花火のなかでも、2会場で同時に点火するナイアガラでは、会場から大きな歓声がわき上がります。また、400店以上もの露店が出店されるので、久留米ならではのB級グルメなどを味わいながら花火を楽しむことができます。県内だけでなく県外からも多くの人が集まる筑後川花火大会は必見です。
魅力あふれる花火大会ばかり!
今回紹介した花火大会は、どの大会もそれぞれ個性的で、そこでしか見ることのできない花火があります。近所の花火大会を楽しむのも良いですが、たまにはいつもと違う花火を楽しんでみてはいかがでしょうか。どの会場も混雑するので、早めの行動を心がけて楽しんできてくださいね。