国内旅行や出張の移動手段といえば、飛行機と新幹線があります。利用する側としてはできるだけ費用を節約でき、かつ、より快適なほうを選びたいと考えるのではないでしょうか。それぞれのメリット、デメリット、楽しみ方について考えてみます。
☆飛行機と新幹線はどちらが早く目的地に着くのか
新幹線と飛行機で比較した場合、同じ出発地と目的地の組み合わせであっても到着時間に差がでたり、殆ど変わらなかったりします。例えば東京から福岡の博多駅まで行く場合、飛行機では4時間15分で到着、新幹線ではのぞみ利用で5時間10分となり、飛行機のほうが約1時間早く博多駅に到着します。東京から北海道の函館駅まで行く場合も、飛行機のほうが約1時間早く到着します。一方、東京から金沢駅、東京から大阪に行く場合には飛行機、新幹線ともにかかる時間は大体同じくらいとなるようです。どこから出発して、どこに到着するかで搭乗手続や、到着時の荷物を待っている時間を含んでも飛行機のほうが早く到着する場所が国内には存在しています。一方で、飛行機と新幹線共に所要時間が殆ど変わらない場所も存在します。
☆飛行機と新幹線、どちらがお得か
次に、どちらがお得に移動できるのか考えてみましょう。普通運賃で比較すると、飛行機のほうが高めの料金です。しかし飛行機と新幹線共に購入するタイミングによっては、運賃の割引が適用されることもあります。飛行機は早期購入割引が1日前から適用されますので、普通運賃の半額で購入することも可能です。さらに28日前~75日前にも適用されますので、タイミングによっては普通運賃の3分の1程度で購入することも可能です。予定があらかじめ分かっている場合、飛行機の早割を利用すればお得に購入できるでしょう。一方、新幹線の運賃割引幅はそれほど大きくないため、早めに購入したとしても割引メリットはそれほど期待できません。移動費用はできるだけ抑えたい場合、早めに計画をたてて飛行機の早期割引をチェックするとよいでしょう。どちらがお得なのかという答えは、この飛行機の早期割引を利用できるか、できないかで変わってきます。
☆飛行機と新幹線どちらにしようか迷ったら
移動手段を考えるとき、ただ移動するだけでなく車窓から景色をゆっくり楽しみたい人もいるでしょうし、とにかく安く早く到着したいという人もいるでしょう。特に国内旅行の目的によっては新幹線で時間をかけて友人や家族と会話をする楽しみ方もあるのではないでしょうか。一方で、休みがそれほど取れない場合には、移動時間をできるだけ短くして旅行先の時間を確保したいと考えることもあります。出張で移動するのであれば、目的地への到着時間が早ければ早いほどよいと考えることもあるでしょう。それぞれの移動手段のメリット、デメリットを比較し、費用面とのバランスで選択するのがおすすめです。
☆工夫次第でいろいろな方法が考えられるので知恵を絞ろう
他にも飛行機と新幹線を利用する際に違いがあります。その点も比較するときには重要なポイントです。新幹線は飛行機よりも目的地によっては運転本数が多い場合があります。出発、到着時間をそれほど気にしなくてよい場合には、新幹線は融通がききやすいといえます。費用面では飛行機の場合早割を利用するとお得度がでますが、飛行機が提供しているサービスはそれだけではありません。LCCなどの格安航空を利用する、マイレージを貯めて航空券に変える、など利用者側にとって多岐にわたるサービスが提供されています。国内旅行をするときにはこれらの点にも注目し、様々な方法を考えてみることも旅の楽しみ方といえるのではないでしょうか。