四国の西部に位置する愛媛県。
道後温泉、四国カルスト、松山城などに代表される魅力的な観光スポットがたくさんある愛媛県は、穏やかな気候に恵まれ、ゆったりとした雰囲気が特徴です。
その温暖な気候に育まれた柑橘類の生産地として有名な愛媛県ではどのようなおみやげがあるのでしょうか。
豊かな自然を活用した商品が多数ある愛媛で、地元の人にも観光客にも人気のおみやげを5つ紹介します。
旅の思い出としてぜひとも買ってみてください。
☆まずは定番!!これぞ愛媛のおみやげ!!「宮内いよかん」
宮内いよかんは、言わずと知れた愛媛県の特産品です。全国の9割のいよかんが愛媛県で生産されているそうです。宮内いよかんのの特徴は、外皮を剥いた途端に広がる爽やかな香り。みずみずしい大粒果肉の中には、甘酸っぱい果汁がたっぷりです。
ジューシーで、酸味のある味は、女性や年配の方に好まれていて、特に、妊婦の方や柑橘好きには癖になる味として喜ばれています。
滴り落ちる程たっぷりの果汁と漂う爽やかな香り、甘みと酸味の絶妙なバランス、何拍子も揃った「宮内いよかん」は、ビタミンCやクエン酸もたっぷりで美容や健康にもってこいです。
☆有名小説にちなんだ和菓子!!「坊ちゃん団子」
夏目漱石著「坊っちゃん」由来の和菓子、坊ちゃん団子。
夏名漱石が道後温泉に行った帰りに食べたといわれる団子にちなんで作られたそうです。
その自身の体験をモチーフにして、小説「坊っちゃん」では「大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」と登場します。
「愛媛といえば、坊っちゃん団子」まで言われるほど、坊ちゃん団子は愛媛を代表する和菓子です。
あんこを使ったお菓子で、見た目からすると一見甘そうと感じるかもしれませんが、実は思ったより甘さの控え目で上品な味わいであることも魅力の一つです。
その場で食べるもよし、おみやげに買って帰ってもよしな、おすすめの商品です。
☆これが愛媛のタルト!!「一穴タルト」
「タルト」というと、多くの愛媛県民が、これを想像するといわれています。
それだけ愛媛で知名度の高い「一穴タルト」は、あんこを包んだロールケーキです。
見た目はロールケーキのですが、あんことの相性を考えて、生地においてもバターや油脂などの洋の材料を使わずに上品に仕上げています。
あんこがとてもなめらかで、舌触りがとてもよく、ほのかにゆずが香るさわやかな甘さが絶品です。
その他にも六時屋タルトや御栗タルトなどが有名です。
なぜロールケーキなのにタルトというかについては諸説があるそうです。
☆名前を聞くだけで美味しそう!!「みかんはちみつ」
みかんはちみつとは、その名の通り、みかんの花からできたはちみつです。
柑橘栽培で有名な愛媛県は実は養蜂もさかんな地域です。
そんな愛媛のふたつの特徴を掛けあわせたともいえる、「みかんはちみつ」は、その珍しさからもおみやげとしての人気が高いのです。
みかんの花からできたみかんはちみつは、蓋を開けたときに、広がるみかんの爽やかな香りと、さっぱりとした甘酸っぱい味が特徴です。
紅茶にとてもあうはちみつなので、ティータイムをより楽しくしてくれるでしょう。
レンゲのはちみつなどと同じく、トーストやヨーグルトなどにも相性が抜群です。
また、咳止めや胃腸の調子を整えたりと、様々な効能も併せ持ち、手作り化粧水の材料にも使われているそうです。
様々な種類があるので、自分の好みのものを探すのも楽しいでしょう。
☆全国でも有名な愛媛の銘菓!!「母恵夢」
もはや全国的に有名な、愛媛の誇る銘菓です。
和洋の絶妙なハーモニーが特徴で、和菓子の上品な味わいに洋菓子素材の芳醇な風味を、独自の製法技術で調和させた創作菓子です。
特徴的な上部の無数の穴は、ムラなくきれいな焼き色をつけるためと、芯までしっかり火を通し、ホックリした豊かな味わいを生み出すためのもので、見た目の美しさとおいしさのために重要な役割を果たしています。
白あんとバターで適度に甘い美味しさで、万人に愛される味なので、おみやげの定番にもなっています。
愛媛というと、みかんやいよかんといった柑橘系のイメージが強いですが、それ以外にも魅力的なスイーツはたくさんあります。愛媛県だからこそ、豊かな自然を堪能できるお土産を5つご紹介しました。