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歴史の魅力あふれる会津若松の観光スポット12選

福島県にある会津若松市は、戊辰戦争の舞台にもなった歴史の深い町です。そのため、古くから観光客に親しまれている魅力的な観光地として、全国から多くの観光客が訪れます。今回は、会津若松の歴史、自然、文化など、おすすめの観光スポットをご紹介します。

会津若松で歴史を感じられるスポット

鶴ヶ城天守閣

鶴ヶ城天守閣は、1384年に築かれたといわれている鶴ヶ城の城跡です。戊辰戦争では1ヶ月にわたり猛攻に耐え、難攻不落の城と呼ばれた鶴ヶ城は、今では会津若松のシンボルとして親しまれています。国内に現存する天守閣の中で、赤瓦を使用した天守閣はこの鶴ヶ城天守閣のみです。天守閣は外から楽しむだけでなく、内部も充実しています。天守閣の中は郷土博物館となっており、会津若松の歴史を学ぶことができるさまざまな資料が展示されています。

会津さざえ堂

国の重要文化財に指定されている会津さざえ堂は、1796年に会津若松市の飯盛山に建立されたといわれているお堂です。高さ16.5m、六角三層の構造になっている会津さざえ堂は、上りと下りが全く別の通路になっています。そのため入口から出口まで通路は一方通行で、多くの参拝者がすれ違うことなく合理的にお参りができる世界的にも珍しい建築様式となっています。
現在では三十三観音は取り外されていますが、会津さざえ堂の珍しい建物の内部に入るだけでも訪れる価値のある、建築好きにはたまらない観光スポットです。

会津武家屋敷

会津武家屋敷は、江戸時代の武家の生活を知るにはぴったりの観光スポットです。かつて会津藩の家老を務めた西郷頼母邸を中心に県の重要文化財が多く立ち並び、貴重な建物や資料を見られる屋外博物館となっています。

メインとなる家老屋敷は38部屋もある立派な邸宅です。広大な屋敷の中で、当時各部屋をどのように使用していたかをリアルなろう人形などでわかりやすく再現しています。また、重要文化財の旧中畑陣屋は矢吹町から移設復元した貴重な建物です。そのほかにも会津歴史資料館、第二資料館、くらしの歴史館など、会津若松の歴史を知ることのできる施設が充実しています。

小田山公園

鶴ヶ城を見下ろせる場所にある小田山公園は、自然あふれる静かな環境に恵まれた公園です。鶴ヶ城の南東2kmほどのところにある小高い山にある小田山公園は、かつては戊辰戦争で新政府軍に利用され、鶴ヶ城への砲撃拠点となっていた場所でもあります。そのため、小田山公園には今も西軍の砲陣跡や砲台を設置していた場所の跡地が残っています。また、山麓には葦名家ゆかりの名刹古跡が残っているほか、山頂には会津藩の名家老だった田中玄宰の墓もあります。

会津若松で文化に親しめるスポット

白虎隊記念館

白虎隊記念館は、戊辰戦争で活躍した白虎隊を中心とした、会津藩の歴史を伝える記念館です。激動の時代を駆け抜けた白虎隊や戊辰戦争関係の資料の数々が展示されています。記念館の中には白虎隊だけでなく、会津藩士や新選組に関する数多くの展示品があります。当時の様子を再現したジオラマや貴重な写真の展示などもあり、当時の会津若松の様子を文字の資料だけでなく、わかりやすくリアルなビジュアルでも見ることができます。

福島県立博物館

福島県立博物館は、福島県内の文化財や文化遺産を展示している博物館です。福島県の文化的資料や自然史資料をもとに、福島県や会津若松に関する歴史や文化などのさまざまな情報を学ぶことができます。
福島県立博物館の目玉でもあるパレオパラドキシアの化石標本は、1984年に福島県で発見された貴重な標本です。約1600万年前に生きていた哺乳類の化石は非常に珍しく、また頭部が完全に残っている化石は世界でもほとんど発掘されていません。

野口英世青春館

野口英世青春館は、日本を代表する偉人の一人でもある野口英世の功績や足跡を紹介する資料館です。野口英世が幼少期に大やけどを負った際に手術を受け、青春時代を書生として過ごした「旧会陽医院」の建物がそのまま資料館として利用されています。
建物の1階は会津壹番館という喫茶店になっており、自家焙煎珈琲と手作りケーキが人気です。2階は野口英世青春館として、野口英世に関するさまざまな資料が展示されています。当時の写真や、野口英世が愛用していた道具や資料など、ここでしか見ることのできない貴重なものばかりです。

会津若松で自然を満喫できるスポット

白山沼

白山沼は、会津若松の数ある観光スポットの中でも、景観が見事な場所として知られています。また、国内でも限られた場所にしかいないイトヨと呼ばれる魚の生息地でもあります。水が冷たくて綺麗な場所にしか生息しないイトヨは北日本のごく一部の地域にしか生息していない貴重な生物です。三本のとげが背中についたイトヨは別名「とげちょ」と呼ばれて親しまれており、県の天然記念物に認定されています。綺麗な白山沼の水と周囲の自然が織りなす景観は美しく、のんびりと周囲を散策するのにおすすめの場所です。

磐梯南ヶ丘牧場

会津若松の自然を満喫したいなら、磐梯南ヶ丘牧場がおすすめです。磐梯山に広がる広大な観光農場で、広々とした牧場の自然と、動物たちとの触れ合いを楽しめます。
牧場では、馬やロバに乗ることができる乗馬体験や、ふれあい牧場でヤギやウサギ、ヒツジと遊べるなど、動物と身近に接することができるプログラムが多数あります。その他にも、パターゴルフやアーチェリーなど、体を思い切り動かすスポーツも楽しめます。自然の中で思い切り遊びたいという方に最適の観光スポットです。

会津若松の伝統工芸を体験できるスポット

ほしばん絵ろうそく店

絵ろうそくとは、ろうそくに手書きで鮮やかな絵付けを施したものです。ほしばん絵ろうそく店は、会津藩御用達として代々伝わってきた会津絵ろうそくの老舗として、今も美しい絵ろうそくの生産を続けています。江戸時代より会津藩御用達として代々技術を伝授されてきた唯一の店でもあり、その技術の高さは一級品です。
ほしばん絵ろうそく店では、会津藩御用達の匠の技を間近で見ることができるだけでなく、予約をすれば自分だけのオリジナルの絵ろうそく作り体験が可能です。

手作り体験ひろば番匠

会津若松には、昔から伝わるさまざまな民芸品があります。なかでも「赤べこ」は会津の代表的な民芸品で、愛らしい赤い牛の姿は全国でも高い知名度を誇ります。手作り体験ひろば番匠では、赤べこをはじめとした会津若松の伝統民芸品の絵付け体験ができます。体験料金は860円からです。

赤べこの絵付け以外にも会津ダルマ、会津切り絵、会津塗りなど、豊富な絵付け体験プログラムがあります。赤べこの製造元ならではのさまざまな赤べこグッズの販売もあり、お土産探しにもぴったりです。

山田民芸工房

転んでも起きあがる」「七転び八起き」という意味を持つ縁起物として日本に古くから伝わる民芸品の起き上がり小法師は、実は会津若松が発祥の地です。山田民芸工房では起き上がり小法師をはじめとした民芸品の販売のほか、4~10月中旬の期間限定で、起き上がり小法師の絵付け体験を楽しめます。起き上がり小法師の絵付け体験ができる機会はめったにないので、タイミングが合えば縁起の良い起き上がり小法師を作ってみるのをおすすめします。

さいごに

観光地として有名な会津若松には、多くの見どころが詰まっています。家族、友人との旅はもちろん、一人旅にも最適です。素朴で歴史を感じる魅力ある観光スポットが楽しめる会津若松は、福島県を訪れるなら外せない場所です。

会津若松へ旅行しに出かけた際は、今回紹介した観光スポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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