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紙すき体験を楽しめる!越前和紙の里の見どころ・楽しみ方をご紹介

越前和紙の里では繊細で優美な和紙の世界を体感でき、世界で1つだけのオリジナル和紙を作ることもできます。今回は、福井県を代表する観光スポットの1つ、越前和紙の里の楽しみ方や見どころをご紹介します。

越前和紙の里ってどんなところ?

高級手すき和紙の産地として日本一のシェアを誇る福井県越前市。中でも五箇地区と呼ばれる「不老」「大滝」「岩本」「新在家」「定友」の五つの集落は、和紙業者が軒を並べる和紙の里として知られています。

「越前和紙の里」は、和紙をテーマとした「紙の文化博物館」「卯立の工芸館」「パピルス館」の3つの施設を結ぶ、全長約230mの通りを中心としたエリアで、昔ながらの方法で越前和紙ができ上がる工程や職人技を見学したり、和紙の歴史について学ぶことができる施設です。また、実際に紙すきを体験し、自分だけのオリジナルの和紙作りにも挑戦できます。
越前和紙産地組合の直売店もあり、インテリア和紙をはじめ、和紙を使った雑貨などが販売されています。

越前和紙の里の営業時間・料金

営業時間

9:00~16:00

休館日
毎週火曜

料金

パピルス館
入館料 無料(体験料:色紙1枚500円~)

卯立の工芸館・紙の文化博物館(2館共通)
入館料 大人 200円 小人 100円

越前和紙の里へのアクセス

バス

JR武生駅→福鉄バス 南越線「和紙の里」行・「赤坂」行→和紙の里下車

自動車

武生IC→車で約10分

越前和紙の里の見どころ

紙すき体験のできる「パピルス館」

越前和紙の里にある「パピルス館」では、実際に紙すきを体験することができます。「流しすき」の技法を応用した方法で、桁と呼ばれる道具に原料をくみ、押し花や染料などを使って、自分だけのオリジナルの柄をデザインし、世界でたった一枚の和紙が作れます。スタッフがサポートしてくれるので、小さな子どもも参加できます。所要時間は20~40分で、乾燥の工程を終えたら完成品は受付で受け取れます。オプション体験では、ランプシェードやうちわ、証書の免状なども作ることができます。

体験料は、色紙判1枚500円、はがき判2枚どり500円・4枚どり800円、うちわキット込1枚1,300円、あかり(ランプシェード・キット込)2,800円です。

伝統工芸士の技を見られる「卯立の工芸館」

越前和紙の里の「卯立の工芸館」では、復元した紙すき家屋で伝統工芸士の技を見ることができます。
昔ながらの紙すき工程で和紙が作られる一連の流れを一度に見られるのは全国でもここだけです。
建物は紙すきを生業としていた西野平右衛門家を移築したもので、江戸中期の1748年(寛延元年)創建といわれています。玄関正面に卯立を立ち上げた「妻入り卯立」はこの地特有の建築様式で、「うだつが上がらない」という言葉もありますが「うだつを上げた」風格ある建築様式には紙すき家の誇りと心意気が表れています。
1階は伝統工芸士の作業場と、クラフトスペースにもなる土間やいろりが設けられた和室があり、2階には和紙に関する企画展が随時開催されています。
卯立の工芸館の大きな特徴は、昔ながらの越前和紙の紙すき道具を復元し、工程に従って配置している点です。原料作りから紙すき、乾燥までの全行程が一目でわかるようになっていることです。紙匠の熟練の技を間近で見ることができ、本来の生成りの和紙の風合いを体感することができます。

越前和紙の歴史を学べる「紙の文化博物館」

越前和紙の里にある「紙の文化博物館」には、越前和紙の歴史について学べる資料が多数展示されています。2017年には体験コーナーや図書コーナーが新設され、リニューアルオープンしました。
本館1階には「和紙の里・ガイダンスゾーン」として、「世界に広がる越前和紙」「越前和紙の今昔」が映像とパネルで展示されています。岡本川を中心に営む和紙産地である五箇地区とともに紙祖神「川上御前」を祀る国の重要文化財「岡太神社・大瀧神社」や産地の歴史を見ることができます。
本館2階には「和紙の歴史・文化ゾーン」があり、年数回、特別展が開催されています。人間国宝をはじめとする名工の紹介や、国の重要有形民俗文化財指定の古紙や紙すき道具などがテーマごとに展示されます。

さいごに

越前和紙の里では、繊細にして優美な和紙の魅力に触れることができます。紙すき体験にも挑戦でき、自分だけのオリジナルの和紙を作ることができます。

福井県へ旅行しに出かけた際は、越前和紙の里に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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