岡山の倉敷エリアにある「児島ジーンズストリート」は、伝統の技を生かした高品質の国産ジーンズ店が立ち並ぶ話題のスポットです。今回は、児島ジーンズストリートの概要とアクセス方法、おすすめの立ち寄りスポットについてご紹介します。
児島ジーンズストリートってどんなところ?
「児島ジーンズストリート」は、岡山県倉敷市の海沿いの町である児島地区にあります。かつて栄えた味野商店街を再開発し、約400mにわたって地元ジーンズメーカーショップを中心に、ジーンズ生地の小物を扱う雑貨店、おしゃれなギャラリー、ランチが楽しめるカフェなどが点在しています。金・土・日曜日はジーンズ作りの技や製品を紹介するジーンズバスが登場するなど、街中がインディゴブルーやジーンズ柄で彩られます。
児島産のジーンズが評判となった理由は、品質の高さとオリジナリティーがあるからだといわれています。江戸から明治時代まで綿栽培で栄え、大正時代以降は足袋や学生服を生産、昭和時代には学生服生産量日本一を誇るまで発展を遂げました。時代とともに移り変わるファッションや文化に対応しながら、代々受け継がれる匠の技を生かし、1960年代に初めて国産ジーンズを誕生させました。現在では、高品質のメイドインジャパンのオーダージーンズが購入できるので、国内外からジーンズファンたちが訪れています。
児島ジーンズストリートへのアクセス
電車でのアクセス
JR瀬戸大橋線「児島駅」下車、徒歩約15分
車でのアクセス
瀬戸中央自動車道「児島IC」より車で約10分、または「水島IC」より車で約15分
※駐車場は専用駐車場(無料10台)、市営駐車場(有料)を利用
児島ジーンズストリートでおすすめの立ち寄りスポット
ジーンズの歴史にふれる!ジーンズミュージアム&ヴィレッジ
年間約3~4万人が訪れる「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」は、ジーンズを学び、体験し、購入することができるスポットです。1962年に登場した国内最初のレディースメーカー「Betty Smith」によるジーンズのミュージアム(1・2号館)をはじめ、藍染体験ができる体験工場、製造工程を見学できる繊維工場、アウトレットショップなど6つの施設が通りに点在しています。
ミュージアムでは、ジーンズ発祥地であるアメリカの歴史やその時代背景、各時代のジーンズ、当時使用していたミシン、ポスターなどを展示。リーバイス「501XX」の原型となったモデルも見学できるジーンズマニア必見の場所です。
ストリートを代表する有名ショップ!桃太郎ジーンズ 児島味野本店
「桃太郎ジーンズ」は、既製品はもちろん、自分だけのオーダーメイドのジーンズを注文できる有名店です。原綿や糸など細部までこだわり、豊富な知識と実力を兼ね備えた職人が丁寧に仕上げます。2本線のホワイトカラーが目を引く「出陣」など個性的な複数のレーベルを揃え、トップスや帽子、バッグといったコーディネート一式まで取り扱っています。
斬新なアンティーク雑貨店!Womb brocante
ハイクオリティーなジーンズを求めて訪れるオシャレな方におすすめの雑貨店「Womb brocante(ウーム ブロカント)」。戦前銀行だったという風格ある建物の中には、かつて児島エリアの工場で使用されていた工業製品や部品を再活用したユニークな雑貨が並びます。時計やインテリア小物、照明、アンティーク古紙のポスターなどが揃い、見ているだけでも楽しいお店です。
さいごに
国産のジーンズショップをはじめ、ミュージアム、雑貨店、飲食店が並ぶ「児島ジーンズストリート」。老若男女問わず人気のジーンズとあって、カップルやファミリーのお出かけにも最適です。週末などを利用して、倉敷市の児島ジーンズストリートへ出かけてみてはいかがでしょうか。