根来寺は新義真言宗の総本山であり建立から900年という古い歴史のあるお寺です。また桜と紅葉の名所としても有名です。今回は、根来寺の基本情報から建立の歴史、見どころまでを詳細にお伝えしていきます。
根来寺ってどんなところ?
和歌山県北部にある根来寺は、高野山の学僧でもあった覚鑁上人によって開かれた新義真言宗の総本山で、約900年の歴史を誇るお寺です。広大な境内の面積は約350万平方メートルという広さを誇り、その広い境内には非常に大きな山門や堂塔など貴重な文化財・歴史的建造物が点在しています。大塔(多宝塔)は、旧高野山大塔の遺構として国宝に指定されています。
拝観時間
夏期 4月 ~ 10月:9:10 ~ 16:30
冬期 11月 ~ 3月:9:10 ~ 16:00
※例年10月下旬は法要の関係で大師堂・大塔・大伝法堂が拝観できない場合があります。
入山料
大人(中学生以上):1人 500円
小人:無料
アクセス
電車・バス利用の場合
JR和歌山線岩出駅よりバスで約15分
JR阪和線、和泉砂川駅よりバスで約25分
車利用の場合
阪和自動車道泉南I.C.から約15分
根来寺の見どころ
国宝の大塔(多宝塔)をはじめとする多くの文化財
国宝の大塔の正式名称は「大毘廬遮那法界体性塔」であり1899年に木造大塔として唯一の国宝に指定されている貴重な文化財です。高さ40m、横幅15mの巨大な建造物である大塔は、真言密教の教義を目に見える形として表現したもので、中に入ってお参りすることができます。大塔を訪れた際に注目してほしいポイントは、今も残る戦国時代の戦いの傷跡です。豊臣秀吉に攻められた際の弾痕が今もはっきりと残っています。
根来寺の本堂である大伝法堂は1827年に再建されたもので、中には尊大日如来、金剛薩埵、尊勝仏頂の三体が安置されており、国の重要文化財の指定を受けています。また大師堂には、弘法大師の像が所蔵されており、内部の須弥壇と合わせてこちらも国指定の重要文化財に指定されています。
根来寺庭園
根来寺庭園は、山畔、自然の滝と池を効果的に活用して作られた池泉式蓬莱庭園です。庭園の見どころは、二段に配された滝の石組みと見事に調和している池の中島と筋ちがいの石橋です。またアカマツ、ツツジにマツ、カエデなどの植物も庭園の景観を引き立てています。
境内に咲き誇る桜と紅葉
根来寺は桜と紅葉の名所としても知られており、毎年多くの訪問客で賑わいます。春のシーズンには7,000本の桜が一斉に咲き誇ります。根来寺境内を流れる大谷川は「紅葉谷」と呼ばれており、遊歩道や東屋も整備されています。
紅葉谷では、初夏に源氏ボタルも見られる自然豊かな景勝地です。
さいごに
根来寺は、新義真言宗の総本山であり、大塔をはじめとする貴重な文化財の宝庫とも言えるお寺です。また桜や紅葉の名所でもあるので、春や秋の行楽シーズンには最適な旅行先です。
和歌山県に旅行しに来た際は、根来寺へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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