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世界遺産のお寺!「比叡山延暦寺」の見どころとアクセス方法

滋賀県の湖南エリアを観光に訪れた際には、1200年の歴史を持ち世界遺産にも登録されている「比叡山延暦寺」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。今回は「比叡山延暦寺」の境内の見どころやアクセス方法についてご紹介します。

比叡山延暦寺について

比叡山延暦寺とは、滋賀県大津市と京都府京都市にまたがる比叡山の全域を境内とする天台宗の総本山のことです。その歴史は788年(延暦7年)に最澄が開創してから1200年以上続いています。長い歴史のなかで日本仏教各宗各派の祖師高僧を排出したり、1571年(元亀2年)には織田信長によって焼き討ちされたりと、日本の歴史に残るさまざまな出来事に関わってきました。
境内には国宝や重要文化財に指定されているものも含め約150の堂塔が点在しており、また延暦寺自体もその歴史と伝統が高く評価されたことで、1994年(平成6年)にユネスコ世界文化遺産に登録されています。

アクセス方法

鉄道

比叡山鉄道比叡山鉄道線(坂本ケーブル)「ケーブル延暦寺駅」より徒歩約8分

路線バス

JR京都駅、京阪三条駅、京阪出町柳駅から出ている比叡山ドライブバス「比叡山頂行き」を利用すると、「延暦寺バスセンター」まで直接行くことができます。

車(レンタカー)

比叡山内には有料道路である「比叡山・奥比叡ドライブウェイ」を利用すると入ることができ、各ドライブウェイ内の駐車料金は無料です。冬期間に車でお越しの際には、冬用タイヤ・チェーンの装着をおすすめします。

比叡山延暦寺のおもな見どころ

比叡山延暦寺の観光スポットとしてのおもな見どころを、「東塔」「西塔」「横川」の3つのエリアに分けてご紹介します。

東塔エリア

根本中堂(国宝)

「根本中堂」は、薬師如来をご本尊とする延暦寺の総本堂です。現在建てられているのは1642年(寛永19年)に徳川家康の命によって復興されたものです。建物が国宝に指定されているほか、廻廊も国重要文化財に指定されています。

御朱印:あり

大講堂(重要文化財)

「大講堂」は、1964年(昭和39年)に山麓の讃仏堂から移築されたお堂です。中にはご本尊である大日如来や比叡山で修行した各宗派の宗祖の木像が祀られています。

御朱印:あり

阿弥陀堂

「阿弥陀堂」は、1937年(昭和12年)に東塔エリアのもっとも標高の高いところに建立された、阿弥陀如来をご本尊とするお堂です。先祖回向の道場として使われている場所で、一般客の回向法要も受け付けています。

御朱印:あり

西塔(さいとう)エリア

転法輪堂(国重要文化財)

「転法輪堂」は、1595年(文禄4年)に三井寺の園城寺から移築された、西塔の本堂にあたる建物です。釈迦如来をご本尊にしていることから、別名「釈迦堂」とも呼ばれています。

御朱印:あり

浄土院(国重要文化財)

「浄土院」は、東塔地域と西塔地域の境目に位置する、最澄の御廟所です。織田信長による比叡山焼き討ちの際に一度焼失してしまいましたが、1661年(寛文元年)に再建されました。

御朱印:なし

横川(よかわ)エリア

横川中堂

「横川中堂」は、慈覚大師作の聖観音菩薩をご本尊とする横川エリアの本堂です。現在のお堂は1971年(昭和46年)に再興されたもので、船が浮かんでいるような姿をしているという特徴があります。

御朱印:あり

四季講堂(国重要文化財)

「四季講堂」は、第18代天台座主である元三大師(慈恵大師)をご本尊とするお堂です。元三大師が現代のおみくじの形を考え出した人物であるといわれていることから、この場所がおみくじ発祥の地であるとされています。

御朱印:あり

さいごに

今回は比叡山延暦寺の観光スポットとしての見どころについて紹介しました。比叡山は県境にあるため滋賀と京都の両方から行きやすい場所にあるので、近くに観光に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

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